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2013-08-30(Fri)

『君と彼女と彼女の恋。』感想(ネタバレあり)

先にネタバレなしの感想を読んできてください。そっちで言ったのですが、ネタバレに触れてしまった後では『君と彼女と彼女の恋。』は楽しめません。意味がありません。なのでこの先はプレイした人間か俺は絶対にやらないという選択をした人間だけしか読まないでください。

『君と彼女と彼女の恋。』感想(ネタバレなし)

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じゃあまあ、自分が何を選択したかを話さなくちゃいけないよね。自分が選択したのは……選択しないということだ。アオイも美雪もどちらも選ばない。なぜなら自分は二人に恋していないから。自分が恋しているキャラクターは今のところただ一人だけだから。「二者択一の物語と言われているが、まずこの作品をプレイするかしないか、それが私達がする一番初めの選択だ。」←これはネタバレ無しの感想で言ったことだ。だから言う。プレイヤーは常に選択肢を与えられ続けている。「プレイするかしないか」だから、アオイか美雪かの二択が出てきた時点で、これがゲームである以上それは二択ではないのだ。だからこれをゲームではないと捉えた人間にはちゃんと二択に映る。
ちょっとシュタインズゲートを例に出したい。あれをプレイしている時に主人公・岡部倫太郎の悩む姿勢に対して自分は「ならば死ね」としか思わなかった。幾つもの世界線を超えて悩む主人公を見て、「ならば観測者であるおまえが死ねばいい」ということを本当に思っていた。選択できないのならば、選択しなければいい。まあこれは岡部のことが嫌いだからなのだが。


そして次に話さなくてはいけないのは、自分にとってもゲーム、作品、フィクションとは、というところだ。このゲームがなんとなく何を求めてくるかが想像できたので、プレイ前に自分のプレイスタイル、自分の立ち位置を明確にする作業を行った。その結果、『素晴らしき日々』に出てくる文章がまさに自分を表しているということとなった。実際には素晴らしき日々がオリジナルではないのだが、原典は外国語なので訳されているものへのリンクを貼っておく。
砂浜を歩く人間はゲームの主人公。隣を歩く神様は私、プレイヤーである。ある一時のみ神様である私は主人公と同化する。そして、主人公と目線を一緒にし、選択肢に来たら神様である私が選択をするのだ。そして、エンディングを迎えた時、神様である私は主人公から離れていく。私が離れても作品内の物語は続くが、それはまた別の話。主人公=プレイヤーというわけではない。あくまで目線を借り、選択をしているだけだ。かと言って主人公≠プレイヤーというわけでもない。選択という動作は神様の石であっても、主人公の手によって行われるものだからだ。そして選択肢は可能性の選択でもある。「物語ではなぜ主人公が敵を倒せるのか?」という問いに対して「敵を倒すことのできた主人公の記録を見ているからだ」という答えがある。可能性の一部が選択肢として表示され、それを一つの運命として操作する神が私達プレイヤー。


自分が今まで見てきたキャラクターの中で現実とあまり変わらない比重で思いを持っているのは2人いる。ライトノベル『リバーズエンド』の紺野七海、ゲーム『素晴らしき日々~不連続存在~』の高島ざくろの二人だ。リバーズエンドに関しては数年前に触れた作品だ。お世辞にも素晴らしい作品と絶賛することはできないが、自分の中では今でも好きな作品であり、紺野七海は今でも好きなキャラクター……いや、自分が想いを寄せている相手だ。自分は恋というものがどういうものなのかわからない。守ってあげたいという欲求なのか、そばにいたいという気持ちなのか、性的なことをしたいという生物的なものなのか。そんな恋を知らない自分だが、七海に対しての気持ちは何かと聞かれたら『恋』と答えるのだと思う。数年という時間をかけて、恋にまでなったと言うべきか。それでは高島ざくろに関してはどうなのかというと。あなたは何かの作品で『責任』を感じたことがあるだろうか? 『素晴らしき日々』で高島ざくろはその生涯を自殺という行動で結末を迎えてしまう。私はこの展開について『自らの手で殺してしまった』とまで感じている。それもあって未だに素晴らしき日々をプレイし直すということはできていない。プレイ自体はできるのだが、そのキャラクターの章は全く手を出せない。さらに言うと、そのキャラクターの声優をしていた人の出てくる他の作品にもあまり手を出したくない。それは、その声に対して恐怖を感じているからだ。大げさに言っている部分はあるが、実際に抵抗があるという部分は本当だ。


さて、なぜ長々とこんな自分のことを語ったのかと言えば、自分にとってのキャラクターというところについて話すためだ。上であげた二人は特別な存在ということは語った。それならば他のキャラクターは、いったいなんなのかといえば、作品のキャラクターにすぎない。作品の中にいるキャラクター、自分とは関わりのない存在。関わろうとしても関わることができない。関われるのはゲームという媒体のみ。そして、そのゲームですら自由に関わることができるわけではない。

じゃあ自分と関わりのない存在が悲しみにくれる姿を見たいのかといえば、それは『否』だ。助けたいと思う。笑顔になってほしいと思う。そして『僕が天使になった理由』の話に移る。
『僕が天使になった理由』は共通ルートで、メインキャラクター以外の恋愛を6つ描いていく。そのサブキャラの恋愛にプレイヤーが関われるのは選択肢が登場する一回のみ。ただし、その選択肢は「好きという気持ちを取り戻させる」か「好きという気持ちを捨てたままにさせるか」という二択だ。1章から順にプレイしていけばわかるのだが、どちらの選択をしても得られる結果はビターなものだ。それぞれの章で全てが円満に収まるエンディングは存在しない。だが、その中でもどちらの選択がより幸せを得られるのかを考えてしまう。この幸せというものも、プレイヤーが外側から感じる幸せというものであり、本人たちのものではないというのも傲慢なものだ。ストーリー中での悩む主人公へのアドバイスが「お前(プレイヤー)の選択で決まることがある」という脅しのようにも聞こえてくる。結果、長いものだと10分以上選択肢で悩む羽目になった。ただ一回しかない初回プレイを有意義にしようと考えていたらこうなっていたのだ。


話を変えよう。なぜ愛とはただ一人に捧げられるべきものであるのか。愛が複数あってはいけないのか。
人間とは欲深い生き物であって、自分が一番でなくては気が済まない。「君を一番愛している」なんと悲しい台詞か。「相手を自分だけのものにしたい」そんな欲望を誰が否定できようか。だがこれは現実の話。虚構である作品の中にいるキャラクターたちにはプレイヤーの浮気を知る手段がない(ここをギミックとしたのがととの。なのだが)。ならば、みんなが笑顔になれる道は存在する。
『生徒会の一存』では誰も悲しませないルート、それがハーレムルートという主張がある。アニメ放送当時は特に何も思っていなかったのだが(当時エロゲプレイしてなかったので当たり前の話)、今となってみればその主張は私の心に突き刺さる。「誰かの幸せのために誰かが泣く未来ではなく、誰もが笑って過ごせる未来を作りたい」という主張は夢物語でしかないのだが、それがフィクションならば許される、実現できる。ならばそれでいいじゃないか。
更に言うならば、愛の大きさは比べられるものだろうか? 「好きな曲ランキング」を作ったとしよう。ここだけ見ると明確に順位付けられ分けられているように思える。しかし、そのランキングに「好きなアニメ」を混ぜていくとしよう。それでちゃんと順位をつけられるだろうか? 自分には出来ない。そもそも好きな曲ランキングを作っても、順位は適当にしかつけられない。バラード、ロック、テクノ、ミニマル、それぞれの愛の方向が別だからだ。
注意して欲しいが、これは作品の内容についての私の主張ではなく、作品に対しての姿勢の私の主張だ。


君、彼女、プレイヤー、主人公、アオイ、美雪、カミサマ、エル、などなどいろいろ考えるべき点はあるが、あくまで感想という形でこの記事を終わらせる。『ととの。』の内容に全くと言っていいほど触れない感想でした。
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