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2013-03-06(Wed)

『僕が天使になった理由』感想 #bokuten 幸せの唄が、この世界を包むように、きっと貴方へと届くように

僕天応援バナー
メーカーOVERDRIVE発売日2013年2月28日
ジャンルADV企画藤丸
ディレクター楢崎陽シナリオ那倉玲司
原画藤丸音楽milktub / STUDIO 696
評価84点総プレイ時間約16時間

『僕が天使になった理由』購入から一週間かからずにクリアしました。これだけ短期間にガーッとプレイしたのはすごい久しぶり。今がちょうど休みの時期だからだけど、こういうプレイの仕方はやっぱりいいと再認識。

ンドもので有名なOVERDRIVEの最新作である『僕が天使になった理由』。バンドもので有名であるがゆえに、バンドもの以外は自然に知名度があまりないというのはちょと悲しい。オバイブと言えば同時に青春やバカな雰囲気を持った作品というイメージが強いけれど、今回の僕天はキービジュアルからして全く違う。それがいい方向に行ったのか、悪い方向に行ったのかは売れ行きや評判待ち。キャラクターのビジュアルとしては、以前の作品に比べて一般ウケしていると感じるものとなっている。巨乳キャラが多めというのも今の流れに合っているのだろうか?
これが売れなかったらOVERDRIVEはインディーズメーカーになる的なことを言っていたけれど、作品のできとしてはどうだったのかというと。
オバイブのファンであり、体験版も普通に面白かったので、自分には買わないという選択肢がなかったわけですが、これは購入してよかった。


りあえず感想を言ってしまうと、評価の点数通りだけど、結構良かったという感じ。80点という個人的なボーダーラインはしっかりと超えてきてる。S、A、B、Cという評価基準で言えばA。いい作品だけど、名作と呼ぶにはまだ足りないものがあるというもの。

の構成としては、それぞれがある程度独立した6話分のシナリオを経て、個別ルートへと入るというもの。独立した6話では、主人公たちがサブキャラの恋愛の相談役となって話が進んでいく。ただ、主人公たちの視点だけではなく、その話の主軸となる恋愛をしているキャラにも視点は移っていく。そこで得る選択によって個別ルートが決まる。選択肢については、先日書いたプレイ途中感想の方で触れているので、そっちを参照。書いたことを簡単に説明すると、
①攻略サイトは見ない
②選択肢はなんとなくという理由でもいいが、適当に「上」と選ぶのではなく自分の意思で選ぶこと
③選択肢を一度選んだらその選択肢を一度ENDを迎えるまで変更してはいけない
の3つ。早くやりたいキャラのシナリオがあるなら攻略サイトを見てもいいけど、選択肢で一度セーブして、先に自分がこっちだと思った方の選択肢を選ぶべき。結局言いたいのは、その選択にプレイヤーである己自身が責任を持てということだから。

奨攻略順とかは個人的には無い。そもそも上で「攻略サイトを見るな」と言っている時点で自分の好きなルートに入ることなんてできないんだから(こっちの選択肢を選べば、このルートというのがわかるような作品ではない)。自分がプレイした順番はみなも、百合、奈留子、アイネでしたが、自分の中ではこれが一番いいと思っている。なぜなら、単純にドンドン面白くなっていったから。個別ルートの好きな順言えば、奈留子>アイネ>百合>みなも。

否両論の作品……という言い方は好きではないのだけど(どんな作品も賛否両論であることには違いないからね、その言葉が似合う作品であることは間違いない)。ネタバレというほど重要なことでは無いから言ってしまうけど、処女厨には厳しいシーンもあるし、頭を抱えたくなるシーンもバンバン出てきて、「結局どうすりゃよかったんだよ?」と嘆きたくなる時もある。他の作品で比較すると、『素晴らしき日々』ほどは頭を抱えないし、『クドわふたー』ほど痛みを感じるシーンはないと思うけど、普通のイチャラブ期待すると心が欠けるのは間違いない。個人的にはこの程度では心は欠けないぜ!(うんうん悩むけどね) 覚悟してやれとは言わないけど、ハッピーエンド至上主義の人とかはキツイだろうね。ブランドのブログに書かれている『僕天と重要なお知らせ【長文】』の紹介が僕天という作品をしっかり表せているのでまんまコピペしておく。

・天使とか出てくるけど割と現実感のあるエピソードが多い。
・物語の途中で「選択」を強いられます。その選択のいくつかには
 おそらく正解は無いです。
・アイネたんをペロペロしたくなります。
・いくつかの話の結末はその人がどう思ったかが正解で
バッドENDもトゥルーENDという概念では作ってないです。
・今作タイトルが「僕が天使になった理由」なのである意味解答が出ています。
それがどういう意味かはプレイしてからのお楽しみ。
・腐女子歓喜なエピソードも。
・アイネたんをペロペロしたくなります。
・過去作に比べるとちょっとへヴィーな雰囲気のエピソードが多いです。
・アイネというOVERDRIVE史上初のペロペロしたい萌えキャラが爆誕。

ナリオ一言感想として、それぞれの話でしていくと。

1話:青春だなあ
2話:ぐぬぬぬぬ
3話:おおぅ
4話:うるうる
5話:ぬおーーー
6話:ギャーーー
みなも:ふむ
百合:……え?
奈留子:ぐあああああああ
アイネ:……ふわぁ

1話以外言葉になっていないのは、そういうものなのです。話は加速度的に重くなっていきますので……。

の作品をどんな人にすすめるか考えると、とりあえずハッピーエンド至上主義の人にやらせたくはなねw
真面目に考えると、『恋』や『愛』というものに関して考えてみたくなった人、自分を見つめなおしてみたい人、物語で一度真剣に悩んで見たい人などにオススメ。萌え萌えイチャラブという作品ではないことを念頭に置いた上ですすめることが大切になるかもしれない。OVERDRIVE=バンドという人にこそやって欲しいゲームではあるけど、それが受け入れられるかは別の話なので、非常に難しい所ではある。
この作品はプレイヤーの心を映す鏡のような作品ということは、もう一度言っておく。だから、個人的にはメモ帳とか開きながら、自分の考えをまとめつつプレイしていくことを推奨する。


以下長文感想。
ネタバレが含まれる部分に入る前には大きな文字でネタバレ注意の言葉を書いておきました。 このエントリーをはてなブックマークに追加


◇システム・コンフィグ◇
システム面での不満は基本的にはなし。というか自分がシステム面で文句言うということは、相当なやばさなはず。今までのOVERDRIVE作品から新たに加わったのが、マウスジェスチャーの設定とカレンダーシステム。はっきり言って前者に関しては全く使わなかった。別に使い勝手が悪いからとかではなく、わざわざそういうものを使う気が自分になかったというそれだけのこと。体験版の時には面白いと思って設定とかもしっかりして、実際に使ってみたけど体験版の時点で使わなくなっていった。ネットを使っている時にはマウスジェスチャを多用しているけど、ゲームをしているときは結局クリックして読み進めるというだけのことだから、こういう機能は別にいらないかな。

カレンダーシステムというのは、カレンダーが表示されて、読み進めたシナリオのどこにでも飛べるというもの。ただし、一度読んだシナリオでも、その日付以降の話には飛ぶことが出来ない。わかりやすく例を出すと、3話のシナリオを読み進めている時に、既に読んだ5話のシナリオまで飛ぶということは出来ないというもの。先のシナリオにも飛ぶことが出来れば攻略も楽なはずだけど、なぜそういう仕様にしたのかは、技術的な面で考えるとフラグ管理が大変になることが原因かと思う。心情的な方で考えると、未来は誰にも見ることが出来ないという暗示かな。過去の思い出は振り返ることができるけど、先のことは誰にもわからない。
現時点では全くといっていいほど使っていないけど、後で読み返すときには使う時が来るのかもしれない。5話が読みたいとなった時には、5話よりも先にすすでいるセーブデータから5章を選択すればいいわけだし。


それと、システムとは少し違うところだけど、ここで触れておかなくてはいけないのが、EXTRA。普通ならばCG閲覧、サウンドとかが無機質に置いてあるだけだけど、僕天ではCaS劇場という形になっている。EXTRAを開けば人形劇のような感じで、それぞれのモードが紹介される。BGMやソングライブラリーではプレイリストを作成する機能があり、ソングライブラリーの方では歌を聞きながら歌詞を見る、コード譜を見る、スライドショーを見るという3つの機能まである。
それぞれのキャラクターのCGやシナリオをコンプしたならば、CaSのメンバーから「おめでとう」の言葉をもらえたり、キャラクターをクリックするとCaS劇場でしか聞けないボイスが流れたり、そのままにしておくといろいろなキャラが登場したりと、EXTRAモード自体を一つの娯楽として提供することに成功している。


◇音(BGM、音声等)◇
さすがOVERDRIVEな音楽たち。今作でも9曲ものボーカル曲が入っていて、それぞれの出来もしっかりしている。一応試聴へのリンクも設置。音楽に関しては自分より圧倒的なまでに詳しい人達がいるので、そっちの人たちにおまかせ。まだフルをほとんど聞いていないからこれから変わっていく可能性大だけど、自分が好きなボーカル曲はFeather Song、さよならの奇跡、End of the World、Glass Bead、星月夜。

曲を先に聴きこんでからプレイすることで曲の印象が変わっていくことを楽しむ、という方法をしている人もいるけど、自分はそれはおすすめしないかな。なぜなら、歌詞が単純にネタバレに近いから。普通に聞いてたら、「あれ?」と思ってしまう歌詞がいくつもある。「あれ?」と思っても、それが誰のシナリオの曲なのかまではわからないから、なんとも言えない気もするけど、とりあえずブックレットを見ると誰の曲かもわかってしまうとは言っておく。

それで、今作では無理やり音楽と関連付けているという声も聞くけど、そうでもないと思うよとだけ言っておく。んなこと言ったら無理やりエロいコス着せてる作品とかどうなのよって話だ。やってれ特に気になるということは無いと思う。
それよりも重要なのは、なぜこの作品ではCaSというバンドが登場し、OPやEDを担当しているのかということ(劇中歌は劇中歌なので)。それは内容がプレイヤーの心を欠けさせるようなものだからというのが一番わかり易い推測。心が欠けてしまった、傷ついてしまった心に寄り添い暖めるため。

個人的に今までのOVERDRIVE作品よりもBGMがパワーアップしたと感じる。というよりも、耳に馴染みやすい曲達と言ったほうが適切。単純に自分の好きな音楽という部分も否定出来ないけどね。
自分が好きなBGMは頬を撫でる風、Brand new days、声高く君の名を呼び、の三曲。特に声高く君の名を呼びは気に入っている。


◇グラフィック・演出◇
藤丸さん原画作品は一応DEARDROPS以来(間に海外向け作品を挟んでいる)ということになるけ(正確にはd2b VS DEARDROPS以来でした)ど、一般ウケしそうな絵になったということが強く実感できる絵になっている(上手い下手は自分にはわからない)。特にエロ関係がよくなったというのは言わずもがな。オバイブ関係者(主にbambooさん)が「これが自分たちが作る初エロゲ」みたいなことをいちゃうレベルに違う。この絵のお陰で6話の展開に強い背徳感や嫌悪感をもたせることができていて、作品の出来を高めていたのは間違いない。

公式を見ればわかるけど、サブキャラが多いにもかかわらず、ほぼ全員(というか全員じゃないのか?)に立ち絵がしっかりあるという脅威の事実。公式に載っているだけで27人いるけれど、実際にはさらに多くの登場人物がいるというのもまた驚き。それでいて、主要キャラの立ち絵に力を入れていないというわけではないので、これはすごい。実際立ち絵があるキャラクターには無駄なキャラクターなんて一人もいない、作品を彩るキャラクターになっている。その分ルートでの一枚絵の数は少なめになっていたようにも思うけど、それを選択したのだからしょうがない。それと同時に、特徴的な立ち絵(例:後ろ向き)を作る余裕がなくなるので、演出で効果的に使える絵が減ってしまうというのも難点かもしれない。

好きなCGは、アイネルート最後のほう全体、ギャラリーその他二ページ目左下の頭を撫でている絵、ギャラリーその他三ページ目中段左。プレイし終わって気がついたけど、オバイブ初のワイド画面の絵になっている。

演出としては特筆してあげられるところはなかったように思える。
劇中歌の演出に関しても、今までの作品で積み上げてきたものをしっかり使っているという印象以上のものはなかった。
雪の舞い降る様子は、もっと綺麗にして欲しかったというのが本音。
今までの作品にプラスして元気な時に音符が飛ぶなどの演出が入っていたのはいいとは思う。


これより下からネタバレ注意

















◇シナリオ・構成◇
非常に悩まされるシナリオだった。選択肢があって、そのどちらを選んでも幸せとは言いがたいようなENDもあれば、未来への希望をつなぐようなシナリオもあった。そのどれもが大切でいいシナリオになっていたと思う。

まずは全体に関して書いていく。
設定厨の自分としては設定に関していくつか気になってしまう点がある。まず、赤い糸を奪われた人間が迎える未来。巴の場合だけ、記憶自体が改変されているように思えるが、他のキャラクターの場合はどうしようもない外部からの力により強制的に別れるという結末を迎えているように思える。この差は一体何なのだろうか? ここで考えるべきは巴という特殊な存在だろうか。天使に近い存在となり、赤い糸の仕組みというものを知ってしまったがために、強制的に別れるという機能が強く出てしまった。また、二人から記憶を奪わない限り、この二人の関係は続いていったということも考えられる。

もう一つ全体で気になったことは、日付画面の使い方か。これはどちらかと言うとシステムの方に入れてもいいのだろうけど、こっちに入れておく。途中で挿入される日付表示の画面だけど、ラスト付近で後日談のような形で話が展開される中で、何度もプレイを遮られるのは不快だった(ラスト以外でもそう思った場面はあったように思うけど、どこだったかははっきりしない)。一気に優しい気持ちのまま読み進めて行きたいのに、これがハッキリ言って邪魔だった。これは奈留子とみなもに関して。

これは言っていいのかわからないですけど……巴本当に疫病神。こいつのせいで不幸になった人間がいったい何人いるんだよ……。それぞれの話でくっついたカップルは全員強制的に別れるという結末を迎えているでしょ、個別ルートであっても、結ばれた二人が迎える結末は別れだよ。天使はあくまでシステムとして人と人を結んでいたと考えることもできるけど、巴の場合結果だけ見たら悲惨としか言い様がない。

設定からくる問題でもあるのだろうけど、心が欠けているという事が悪というか歪みの原因ということに落ち着きすぎている。どうしよう、どうしてこうなったんだ、どうすれば→心が欠けているんじゃないか? という展開はうまく言えないけどモニョる。確かに心が欠けてしまっていては本人に強い意志があってもどうにもならないというのはわかるんだけど……。誰も彼もが生活していく中で、心を欠けさせていき、社会に適応していくというのがひとつの形な気もする中で、心を返していくことの意味というものをもう一度考えるというのには役立つのかもしれないし……うーん。欠片を返却した後の話も気になってしまう。これは伏線なわけだから下手に明かせないっていうのもわかるんだけど、3話で言えば心を返した場合では、あの三人の関係を修復する方向にもっていけなかったのかとか考えてしまう。

このゲームはオムニバス群像劇というような形式だけど、この形式だと人間描写が薄くなってしまうのかなということを考えた。一つの話にかけられる時間はある程度決まっているとして、その中でキャラクターの説明、状況の説明をしなければいけないのだから、普通の物語に比べたらキャラは薄くなるというのも当然の話。ならば、その話だけに出てくる登場人物というのではなく、違う話にも登場させるとかの方法はなかったのかなと考えてしまう。1話と6話のキャラではそれをしていたのだから、他でもして欲しかった。結ばれたキャラクターが、今悩んでいるキャラクターへとアドバイスをするだとか、そういうのも欲しかった気がする。


ここからは、それぞれの話、それぞれのルートについて語っていこうかと思う。最初に注意、長いです……。
当たり前のことだけど、自分がしてきたことが本当に良い悪いがはっきりと分かる瞬間なんてものは無い。選ばなかった選択を知っていなければいけないし、自分のしたことが今日は良くても次の日には最悪の結果を招いていることだってあるからだ。そんなことを考えながら、どうぞ。


第一話 嚆矢、駆け出す心

陸上部に所属している花代。その彼女の想い人は、同じ陸上部に所属する橋口。二人の付き合いはずっと昔からだった。そして、これからもその付き合いはずっと続いていくものだと錯覚していた。橋口が遠くへと転校することになるまでは。花代は勇気を持って告白することを決意する。ただ、橋口は花代ではない別に女性へ想いを寄せている人物がいた……。

王道な話だし、OVERDRIVEらしい青春を感じるストーリー。ここに関して特筆するようなことはないかな。なかったから体験版の感想を書かなかったわけだし。


第二話 夢と現実

そろそろ30歳を迎える女性教師の夢乃。彼女は元教え子で現在はプロのミュージシャンを目指している春貴と交際していた。夢乃は親から見合いを勧められ、結婚し実家へと戻り酒蔵を継ぐことを求められていた。彼との幸せな未来を手にしたい。けれど、両親を裏切ることもできず、春貴にも夢を追い続けて欲しい。そんな悩みを抱えたまま時間だけは過ぎていく。ある時、春貴はプロのミュージシャンになる条件として夢乃と別れることが求められ、同時期に夢乃の父親は倒れてしまう……。

この話で初めて選択肢が出てくる。その選択とは『欠けてしまった心を本人の元へと返すか』。これが非常に辛い選択になる。どちらへ進んでも完全なるハッピーエンドではない。何を諦め、何を手に入れるのかがハッキリと別れる。本人にとって何が幸せであるかは本人にしか図り得ないこと。それを他人である主人公=プレイヤーが決めなければならない。それに対しての責任は非常に重い。

自分がここで選んだのは、『欠片を返さない』。心が欠けるというのは一種の自衛手段では無いだろうか? ならば、心が欠けた人の心を返すというのは、避けた痛みをわざわざ与えることに繋がるのでは無いだろうか? そんなことを考え、この選択を自分はした。

ここまでが体験版のシナリオというのは、ずるいと言いたくなる。上でも言ったけど、この後の話が加速度的に重くなるだけに。


第三話 心の在り処

見た目にコンプレックスを持つ少女・文子は友人である美里に、一目惚れした同じクラスの男子の小ヶ倉章吾を紹介して欲しいと頼まれた。文子はその頼みを快く引き受ける。そして、その日文子はネットで出会ったメル友と今日もメールをしていた。メル友相手とは長い間メールをかわし続けることで、相手への想いが深まっていった。今日も文子はいつものようにPCの前でメールを受け取る。だがその内容はいつものものとは違っていた。相手が「会いたい」という内容のメールを送ってきたからだ。それには相手の画像も添付されていた。だがそれは同じクラスの、友人である美里が想いを寄せる小ヶ倉章吾であった。

自分の選択は『欠片を返却する』。つい上の話でいっていたことをいきなり覆す選択。これはなんでなのかというと、この場合心が欠けたのは「本人の勘違い」的な部分があったからだ。じゃあ、本人が傷つく結果になったとしてもこれはちゃんと聞いておくべきことがあったんじゃないかということ。もう自分がこの時点で、『本人の幸せ』を考え始めているのがわかる。言い換えてしまえば、幸せの押し付けでしかない。ただそれでも、登場人物の幸せを願わずにはいられなくなってきている。それが今後の話でどんどん顕著になっていった。

このシナリオの終わり方というのも衝撃的(返すEND)。普段ならば、二人が付き合っていたぐらいのことで友達をやめるなんて言い出すような友人は捨ててしまえとか言っちゃう部分はあるのだけど、この場合その台詞は言えない。さすがにアレを見てそれを言えるほどできた人間がそうそういるとは思えない。こういう逃げ道をなくしていくのが上手い。


第四話 ~同じで、違って、同じもの~

生徒会書記である能瀬瑞貴には秘密があった。それは自分が本当は女性であり、学校では性別を偽っているということ。
生徒会長である福江正彦には秘密があった。それは自分が他の人とは違っている、一般的に言われるゲイという存在であること。
過去に福江に助けられた経験から能瀬は福江への想いを持ち続けていた。そのために男装をしてまで福江の隣に居続ける。そうしていくうちに気がついてしまう。保健室の先生である龍宮小次郎が福江の想い人であることに。それが叶わないであろう恋であることに。能瀬は福江の恋がどうすれば成就するのか、今できることを考える。そして、目にしたものは巴が心を返却する姿だった。

すごい綺麗なシナリオという印象が強い。この話に登場する人間はみんな優しい心を持っていて、優しい展開が待っているから、最終的に綺麗という感想を持つ。他のシナリオでも優しい心を持っている人間は登場するのだけど、そのせいで事態がややこしくなっているものも多いので、この話が清涼剤になっている。

自分の選択は『欠片を返却する』。それはなぜかといえば、巴が返すと決めていたから。一度『返す』と決めたのならば、それは果たされるべきだ。そして、福江の恋に関する心が欠けているならば、これからずっと彼は恋ができないことになる。それは悲しいこと。恋がいいものであるとは限らないけど、恋ができなくなるというのとは別の話。例え欠片を返したとしても、それで告白するのかは別の話。心が戻ったことで先生への想いが強くなっても、それでも告白をしないという選択だってできる。それならば、今までひたすらに自分を強さで守ってきた福江に心を返そうと思った。

少し追記。考えていたけど、この話の選択肢で迷うってことは先生に対して非常に失礼なことだなあと考えた。福江のことを傷つけるような振り方しかできないような人だったなら別だけど、あの先生はそうじゃないよね。そこを疑ってしまったというのは本当に恥じるべきことだと思った。


第五話 ~未来の描き方~

学業優秀な生徒である高城まりかは、今日も家ではない場所へと足を向けていた。そこにいるのは売れない画家である辻創佑。家族との間に溝のある高城まりかにとって、そこは居心地のいい場所だった。まりかは辻に無理難題を押し付け相手をしてもらう今が気に入っていた。辻も現在の状況を嫌ってはいなかったが、同時に考えることがあった。辻は過去にまりかと同じように逃げ場所を探し、他人へと依存してしまったことがあった。その時は彼女が自分から離れたことにより、自分の力で這い上がる事ができた。まりかもその時の自分と同じ事になっているのではないか。そう考えた辻は……。

選んだ選択肢は『返さない』。まりかの持っている強さを信じたかったから。過去の辻さんの場合は、彼女と別れることによって二人はそれぞれ幸せになれた。もしかしたら、別れないでも幸せな道が待っていたのかもしれないけど、それでも本人は過去を振り返ってみて、彼女のあの選択は間違いではないと考えている。この場合がそのケースと全く同じというわけではないだろうけど、

高く高く飛んでいける美しい小鳥を、自分のそばに縛り付けてしまっていいのか。でも、彼女は決して籠の中に入れられているのではない。少しの怪我を休まることが出来る場所で癒していた。空へと再び飛び立てば、多くのものが待っている。もしかしたら、また傷付けられるかもしれない、別の何かに攫われてしまうかもしれない、飛ぶのに疲れ何かに襲われるかもしれない、そんな小鳥をわざわざ空へと返すことに意味があるのだろうか。けれど、自分のそばに居ることで安全になると誰が決めた。自分がそばにいることで、美しい小鳥の翼を腐られてしまうことは罪ではないのか。空を自由に舞い飛ぶ事のできる、他の誰かにも希望を分け与えることのできる鳥を自分のものにしてしまってもいいのか。

このタイプの話は、CLANNADで出てきたけど、あっちはどうだったかよく覚えていないので、そっちも振り返ってみたくなった。


第六話 ~君の手を離さない~

学園のマドンナと噂される有家小雪は薄暗い部屋でなすすべもなく、ただ犯されていた。身も心も汚され、闇へと落ちていく。そこは暗く、どんな光も届かない場所。光が欲しいと願っても、そんなことが許されない身体に自分はなってしまった。それを知ってしまった有家小雪への想いを持つ美津島修はどうにかして救う方法を考える。
どうにかして有家小雪を救うことができた美津島修。二人は想いを口にし、めでたく恋人同士となった。二人に待っているのは、恋人同士の甘く楽しい時間。過去を忘れるためにも、これから素晴らしい時間が待っているはずだった。だが、それで物語は終わらなかった。

阿鼻叫喚が聞こえてくるような、鬼門の第六話。たとえどちらの選択肢を選んでも待っている結末は歯を食いしばって耐えなければならないようなもの。「これは違う」と叫びたくなるような辛いもの。

選んだ選択肢は『返す』。おそらくこの選択肢が一番迷ったと思う。有家さんを救えるのは修しかいない。ここで救うことが出来なければ、もう有家さんは暗い闇から抜け出すことは出来ない。フラッシュバックで男の人の手すら握れなくなる場合だってある。もう心に根深くはられた悪しき記憶はもう引き剥がすことはできない。それならばどうするか、誰かが根気よくそばにいつづけなければいけない。それを可能にするとしたらそれは愛でしか無い。誰からも愛されることがなくなってしまったならば彼女は壊れてしまう。有家さんを助けたい。そのためには修に頑張ってもらうしか無い。けれど、それは自分の考えを勝手に修に押し付けて、修をを道具として使っていることに他ならないのではないだろうか。修自身が彼女を助けたいと考えるのならば、それを手出すけすることに何の躊躇いもない。ただ言えることは、数日前にはあの二人はちゃんと心を交わすことができたということ。「なにをするかではない。どういう気持でするのか。案外それで正解にも不正解にもなるのかもしれん」という言葉を受けて決めた。有家さんには幸せになってほしい、そして修にも頑張って欲しい、そして二人の心が交わすことができたあの瞬間からやり直せるんじゃないか。始めはつらくても、何か道を見つけ出せるのではないか。そう考えた。

それで得た結末の感想は「どうしてこうなっちゃうんだよ……」。二人は幸せになることができるはずだった。けれどあの姿は幸せなのだろうかと考えてしまう。二人が納得しているのならば、一つの幸せのカタチとして見てもいい。だが、それでも、修のあの表情が幸せを享受している人間のそれとは決して思うことができない。
もう一つのENDはもっと酷かった。修の心は欠けたまま。それなのにあの関係はなんだろうか。心が欠けた人間がどうなるかを見てきた自分にとっては、あれは形だけの恋愛でしかないだろう。あの二人は恋愛という形だけでつながっているに過ぎない。

こういろいろ考えてみて、自分は結局ハッピーエンドを自ら強く求めているということに初めて気がついた。自分はバッドエンドも好きなのだけど、それでも自分がしてやれることは、と考えた時には自然にハッピーエンドを目指してしまっている。それは当たり前のことなのかもしれないけど、初めて意識した。

この話に関しては、もっと人間描写を濃くして欲しかったというのはある。もっと真綿で首を絞めるようなような感覚が欲しかった。


みなも ~殻の中のたからもの~

若松みなもは恋をしていた。いつからというのは記憶に無い。心が惹かれてしまう相手は桐ノ小島巴だった。周りの人間の支えも有り、巴に告白するみなも。なんとか試しに付き合ってみるという結果を得ることに成功する。ぎこちない二人が過ごす恋人としての時間。その時間に終わりを告げたのは、みなもの母親だった。グラビアアイドルとして活躍するみなもに恋は厳禁だから別れろというのだ。過去にはあった、みなもと母親の確かな絆はなぜ消えてしまったのか。
みなもには夢があった。そして、みなもの母にも夢があった。それは「みなもが歌手として芸能界を生きていく」こと。

個別ルートではもっともつまらない。というか、設定に穴がありすぎてなんとも言えないことになっている。ここでもそれぞれの話と同様に心の欠片を返すかどうかの選択肢がでてくるのだけど、他の選択肢が出てくる時と比べても、ここが一番軽い。状況がもうどうしようもない状態であると描写されるのだけど、プレイヤーとしてどう見ても穴だらけで詰め切れていないわけだ。具体的に言えば、みなもの心の欠片が見つからないという部分。アイネだけが探していて、他の天使が出てこない。プレイしていると「他の天使の誰かにも協力を要請すればいいんじゃないか」と考えてしまい、実際その通りになる。そして、心の欠片がみなもの家ということはわかっても、見つけることができないという部分。単純な疑問だけど、なんで? はっきり言って尺あわせとしか思えない。ドラマを盛り上げるためにライブの当日、時間にならないと見つからないというのは当然だけど、何か見つからない理由を提示してくれないと、あまりにもご都合主義な展開すぎる。例えば、みなものライブが始まり、多くの人の前で歌い出した。みなもの多くの人に幸せの唄を届けたいという思いが最も強くなった。その時、欠けていた心が元の場所へと戻りたいと強く強く輝きだし、見つけることができたとか。
選択肢が出てくる前から自分の心はこの物語から離れていた。なので、この後の展開のほぼ全てに心動かされることはなかった。一度離れてしまった心は簡単には繋ぎ直すことはできない。

全体にも言えることだけど、終盤のボーカル曲のインスト版が流れるシーンがどうにも納得できない。
みなもで言えば、せっかくドラマチックな曲が流れているのに(ライブのENDの方)、そのシーンは1分も経たずに終わってしまう。ドラマチックな音楽に場面がついていけていない。ここは『走る』という描写にみなもへの強い想いを重ねるようなシーンだったんじゃないかと個人的には思う。音楽を聞きたくなる場面なのに、その場面がすぐ終わってしまったのでは肩透かし感がある。

ジャージを着ているみなもはもうちょっと登場する機会が多くても良かったんじゃないでしょうか?


百合 ~何よりも大切な人~

「妹を幸せにしてください」久賀百合は日課である教会への祈りを欠かさない。祈るのは妹である桃の幸せ、同時に自分の贖罪。二人の両親は二人が幼い頃に亡くなっていた。両親の生命を奪ったのは自分だ、そう強く思う百合は妹の、両親が生きていれば得られたであろう幸せを求め続ける。自分が幸せになってはいけないという戒めとともに。
長く変わらなかった二人の関係に、割って入る存在が生まれてしまう。桐ノ小島巴、その人だ。百合は巴への淡い想いを自ら否定する。その様子を見た桃は……。

鬼門シナリオその2。自分は自殺ENDの方を先に見たけど、おそらくは多くの人が片方のENDを見た後に「どうしてこうなってしまったんだ」と悩み後悔をしたと思う。そして、未来への希望をもってもう一つの選択肢を選んだはずだ。しかし、そこで待っている結末も悲しいもの。「どうすればいいんだよ……」そんな諦めが心を支配したことと思う。

誰かが何とかしてやれなかったのだろうか……。それは実際巴だったのだろうけど、もっと他の誰かに助けを求めても良かったんだと思う。百合の周りには誰もいなかったけど、百合とつながった巴には頼れる人間がいたはずだ。誰かに声をかけ、相談をしていれば、もっと違う結末が待っていたんじゃないだろうか。そして、巴と百合に関しても桃のことを考えると言いつつ、甘やかしているだけ、怯えているだけだったんじゃないかということも考える。でも、ここでどうすれば幸せな結末が巡ってきたのかを考えても意味が無い。終わってしまったことだし、こう動いた所で待っているのはより辛い悲劇である可能性もあるからだ。それでも考えずにはいられない。

ただ、思ってしまうのは百合のこころじゃなくて、桃の心のほうが欠けてるんじゃないか? というもの。


奈留子 ~二人の距離~

「私は桐ノ小島の友達であると決めたから」そんな強い思いを心に抱える奈木崎奈留子。桐ノ小島巴と奈木崎奈留子は幼い頃からの付き合いだった。昔でも、今でも二人の関係は気の許せる『友人』という形。奈留子の昔の夢は、「お嫁さんになる」ことであった。子供らしい、かわいらしくも、とても幸せな夢。けれど、今の奈留子は結婚という夢を抱けないでいる。自分がする恋というものをイメージすることのできない奈留子に疑問を持ったアイネは奈留子の心が欠けているのではないかという推論を持つようになる。
無事に欠けていた心の欠片を奈留子に返却する巴。だが、そこから全ての関係が崩れだす。過去の奈留子の想い人は巴であった。だが、心を取り戻しても告白という動きには移れない奈留子。それは巴の過去が関係していた。巴への想いで苦しみだす奈留子。そして、一つの結論が出た。そんな時、アイネと出会い初めて結ばれたカップルである橋口と花代が既に別れていたことを知る。赤い糸で結ばれた二人の関係は永遠であるはず。なのになぜ……。

みなもでは詰みきれていなかった状況が、こっちでは完全に手詰まりの状態まで持ってきている。ここまで悩ませ、どうしようもないと思わせるシナリオはほとんどないと言い切ってしまっていい。もうウンウン唸りながらプレイしてたよ……。相手のことが好き、相手のことを幸せにしてあげたいという考え方が、ここに来て手詰まりの状況を完璧に作り上げるのだから。清人の存在もこれ以上ないほど上手かった。人のことをよく見ている清人がいて、奈木崎と巴が一緒にいたから奈木崎のことが好きになった清人。だからこそ、巴には奈木崎を大切にして欲しいし、奈木崎を幸せにしてあげたいという思いがある。そして、何も知らない立場ということを利用して、巴に対して辛い台詞を次々と放ってくる。「お前は何も知らないんだ!」という巴の台詞に対しても「お前が何も教えないからだ!」と一蹴する様子には、本当に二人のことを思っているということが伝わってくる。

ちなみにこのルートでの選択肢は全く迷わなかった。選んだ選択肢は、『想いに応えない』。現状維持という選択。現状維持なんて選択は結局は続かないだろう。一ヶ月、二ヶ月、それぐらい続くかもしれないが、いつかは終りが来る。『想いに応える』という選択肢を選んでも同様だ。恋人となり、満ち足りた生活を送るだろうが、それは別れが約束されている。それも短期間のうちに、だ。限られた毎日をめいいっぱいの幸せとともに生きていくというのは、確かに素晴らしいことだと思う。もしかしたら、赤い糸とは関係なく二人のうちどちらかが一週間後に死んでしまうことだってある。それならば、未来のことなんて忘れて、幸せを享受するというのもアリだとは思っている。けれど、赤い糸という自分たちにはどうしようもないものの力で、気持ちがねじ曲げられ、もう思いがかよわない時がやってくるのだとしたら、そんな別れは拒絶するべきだ。違う形で立ち向かうべきだと考えたのだ。

このシナリオではアイネたちがどうするのかは語られない。実際語られても蛇足のような話にしかならなかったように思う。けれど、アイネたちはどうしたのかと不安になるのも事実。自分の場合次がアイネルートだったから、すぐに分かるだろうと思えたからよかった。


アイネ ~しあわせになるために~

ギターの弦が元に戻ったアイネ。しかし、アイネは今すぐ巴の家からは出て行かなかった。それは巴の心が欠けているであろうという理由だった。ただ、もう一つアイネ本人が気がついていない理由も抱えていた。アイネが家にいるままに時は過ぎ、大晦日を迎える。二人は除夜の鐘に願いをかける。アイネの願いは巴さんが幸せになりますように。けれど、巴は願うことができない。それは昔からのものだった。そんな姿を見ていたアイネの体は動き、巴の頬にキスをする。
何事も無く続いていくと思った天使としての日常。けれど、自分たちが結びつけてきたカップルの姿を見た時その日常は崩れ去る。既に結びつけた全てのカップルが別れを迎えていた。永遠であるはずの赤い糸で結ばれたカップル。赤い糸の真実を知り、赤い糸の持つ悲しい運命を知る。悲しみの連鎖を止めるにはどうすればいいのか。幸せが奪われるこの世界はどうすれば変わるのか。どうしようもない悩みに陥ってしまう。そんな時、巴の身体にも異変が起きていた。

このシナリオへのコメントはあまりしないし、あんまり信じないほうがいいかな。話に自分の理解力が追いついていない。確信のないことは喋るなという考え方もあって、それも事実であると思っているけど、書かずに入られないことも多々ある。

誰も彼もが予想していたことだろうけど、アイネ=巴が過去に想いを寄せていた少女ということが明らかになる。他のシナリオでえいなの名前が出てきた時点で、えいな→eina アイネ→aine だからほぼ確定だったけどね。じゃあその素材を使ってどう調理を進めてきたのかといえば。あんまり驚きのあるシナリオではなかったかな。ここにきて、王道とも言える直球勝負に出てきた。

でもそれでいて、この話だけ他の話とは全然違っている。違っていたというよりも、今までのシナリオよりも一段高い位置からまとめていくような。他では限りある幸福をどう選んでいくかという物が強く出ていたように思うのに対して、このシナリオでは巴が許されること、じゃあこんな不具合だらけの世界で幸福を受け取っていくにはどうすればいいのかという事が書かれている。

自分は、今まで出て来なかった設定がバンバン出てきて、話も一気に大きくなるから、これは一つの賭けだろうとか考えながらプレイしていたけど、どうしても疑問だったのが、天使になることの何が悪いのか。だって、アイネが人間と変わらない生活を送っていることをプレイヤーはずっと見続けているんだよ? 人間が天使に変わるというのはイレギュラーだから何が起こるのかわからないというならば、それをもっと強調して欲しかった。

初めて自分の意思で強く『返したい』と望んだだけに右から左へではなく、左から右へと矢が飛んでいくという部分は納得だった。心を返すときには巴の方が上位、地球というものに挑戦するときには挑戦者である巴が下位。

最後に巴はアイネは笑っていたから幸せなんだ、という考えに行きがちだと思うんですが(自分もそうだけど)、それはただの自分勝手な思い込みであることを忘れたくない。人はどこかに救いを求めてしまいがちなんだと、○○だからこの二人は幸せだったんだよ、と送るだけではダメなんだと思う。


◇まとめ◇
これだけ書いたのに、まとめです。結局のところ悩みまくった良いゲームだった。DEARDROPSと同じライターの方だけど、言われても信じられない。けど、たぶん自分はこの人の描くシナリオは好き。DEARDROPSの直球さはあまり見られないけど、それでもやっていることは直球だったのかもしれないと、この感想を書いていく中では思っている。
しっかし、5/5のライブの時のCaSはどうやって聞けばいいんですかねぇ……。キラ☆キラOVAの映像のCaSだけですごく複雑な気持ちになるというのに。
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