AX
新ブランド BaseSon Light 最新作『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』応援中!
--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013-02-05(Tue)

『黄雷のガクトゥーン』感想 世界を包む輝きを、無限を超える輝きを

gahkbanner2_500.jpg
メーカーライアーソフト発売日2012年12月21日
ジャンルシナリオ桜井光
原画千枚葉音楽Blueberry&Yogurtマッツミュージックスタジオ
評価88点総プレイ時間

黄雷のガクトゥーンようやくプレイ終わりました。結局一ヶ月ほどかかってしまう自分のプレイの遅さに絶句ですよ、ハハハ……。
前回の体験版の時の感想でも言いましたが、私はこの作品が初ライアー、初スチームパンクとなります。その視点からの感想です。

いろいろなタイプの作品を作っているライアーソフトの中で唯一のシリーズものとしてあるのがスチームパンクシリーズです。今回の黄雷のガクトゥーンは第6作目。作品としては、美少女ゲームという部類に属しながらも、作品が持つ雰囲気は、それとは全く異なるものです。実際これは美少女ゲームというものではなく、スチームパンクを題材にしたゲームと言ってしまっていいですね。
このゲームはシリーズ6作目と言いましたが、この作品から始めても殆ど問題がなかったです。前作までのシリーズを遊んでいたほうが楽しめるということは当然として、未プレイであっても「意味がわからない」ということはないでしょう。
章立てての構成となっていますが、感覚としては一つ一つの章がドラマの一時間分です。章ごとに話はほぼ独立し、その章で話は一区切りがつきます。そして、最終章は劇場版、とう感じがしますね。

昨年末に出たゲームにも関わらず、『2chベストエロゲ』で二位をとっていますが、それも納得できるレベルの完成度でした。シナリオ、絵、音楽、演出、どれをとっても高水準です。ただ、文章の癖はすごいので、購入を検討される方はまず体験版をプレイですね。丁寧に丁寧に、かつリズミカルに書かれる文章なので気に入る人は気に入ります。実際私はお気に入りです。キャラクターの考え、心情を一歩一歩描いていきます。これによってキャラクターに寄り添っているかのような感覚を得られますね。その代わり、スピード感は削られているのかと思います。文章ではないですが、わかりやすく「こういうことがありました」と表現されない部分も多いので、そこは想像力等で。


黄雷のガクトゥーン -What a beautiful braves- 初回版黄雷のガクトゥーン -What a beautiful braves- 初回版
(2012/12/21)
Windows

商品詳細を見る
このエントリーをはてなブックマークに追加
◇システム・コンフィグ◇
他のメーカーと比べると、調整できるものはそんなにないのですが、別にこれで構わないです。というか、最近のゲームが無駄にシステム面に凝りすぎて、いろいろやってるという印象のほうが強いです。
欲しかったのは、章立ての構成なのだから「○章を読む」というシステムぐらいでしょうか。これも別に普通にプレイしてセーブしてれば問題ないことなので、無くても気にならないですけどね。


◇音(BGM、音声等)◇
まずBGMですが、当然のように作品の雰囲気に合っていますね。推理をしている時に流れそうな曲や、水のきらめきを目にした時のような曲、休日街に出て散歩をしているかのような曲、プレイした後ということもありますが、一曲ごとに景色が想像出来ます。スチームパンクの他の作品の雰囲気やら、音楽やらと比べられればいいのですが、あいにくそのコメントはできず。全部で16曲のBGMですが、日常の音という感じで耳によくなじむので不足とは思いませんね。「もっと欲しい」という希望はありますが、例え50曲あったとしても「もっと欲しい」というのは確実なので(笑)。歌入り曲はライブで聞きたいな、とだけ言っておきます。
好きなBGMは『電気騎士/雷の王』、『希望の道、きみと』、『輝き』です。やっぱりキメBGMのかっこ良さが光りますね。それぞれ、英雄、疾走感と希望、勝利の約束といった感じがします。
音声に関しては、もうこれは声優の方々の演技力に脱帽です。特にネオンの声を担当された一色ヒカルさん。一色産の代表作にして全く問題ない、というか代表作はこれにしましょう。演技という言葉を使うのも憚られるほどの、あれはまさしくネオンの声でした。モノローグが多用される作品なのですが、感情を込める部分や、あえて感情を抜いて話す部分など、聞き行ってしまいます。言葉に感情が乗っているのが、ビシビシ伝わって来ました。だからこそ音声を飛ばせなかったです。


◇グラフィック・演出◇
今回、商業では初原画らしき千枚葉さんですが、今までのスチームパンクシリーズの絵と比較しても遜色なく、さらに絵の系譜を感じられるのがいいですね。CGの枚数も結構多かったと思いますよ。男性キャラの絵が少ないだとか、そういう不満もないですしね。立ち絵が非常に充実していたように思います。数えているわけではないのですが、ネオンの立ち絵は夏制服、冬制服、私服、水着、夏寝間着、冬寝間着と服装も充実していて、さらには表情もかなり差分があったかと思います。これのお陰でネオンの可愛さが爆発してましたよ……。
演出ではこの作品の肝である、雷が「美麗」という言葉がふさわしいものとなっていました。体験版でも見れますが、マスターテスラが変身(あえてこう書く)した時の電撃のほとばしりが本当に綺麗です。そして、同様に超電磁形態。まずデザインからしてかっこいいのですが、白銀の装甲に雷電を纏っている姿は圧巻ですよ。ロボお約束の目が光るのもありますし。というか、この作品は『お約束』をわかってます。名乗りであったり、技名であったり、塔のてっぺんから街を見下ろしたり。
戦闘描写に関しても十分なものになっていたと思いますよ。戦闘の専門(?)であるニトロプラスとかと比べると見劣りはするのですが、比べるのが悪いですね。
他、演出と言っていいのかわかりませんがカットインの使い方が上手いですね。後ろに通常のイベントCGを配置させつつ、手前に見せたい部分を持ってくる。こういう演出は増えてもいいと思います。


◇シナリオ・構成◇
上でも言いましたが、章ごとに一つの話としてまとまっている感じです。ボリュームとしては……どんなもんなんでしょう? 最近ゲームをほとんどやっていないので比較できません。総プレイ時間は20時間は普通に超えていると思います。ただ、今回は始めてすべての音声を聴いてプレイしたので、普段の倍近くかかってることは間違いないです。個人的にはもっと短くてもいいかなと思いますが、大作多い今としてはこういう作品は珍しいのかもしれませんね。
シナリオは完全なる一本道なのですが、選択肢は存在します。選択肢を選び、正解であればその章が終わった時にミニシナリオを読めるというシステムです。この方法は初めて見た時には「へー」としか思いませんでしたが、今はちょっと別のことを考えています。何かといえば、普通のゲームでは選択肢を選び、それぞれのキャラクターのシナリオへと分岐していきます。では、一人をクリアして次のキャラへと進む時に、あなたはスキップを使うでしょうか? 私は使います。選択肢を間違えてBADへといった時、選択肢からプレイし直す時、既読の文章が出てきたら、あなたはスキップを使うでしょうか? 私は使います。この点に問題があるのです。一度読んだからとスキップを使ってしまうと、そこまでの感情の流れというものが分断されてしまう感じがするんですよね。スキップしないというのも難しいし……。ガクトゥーンで使われている方法は、一本道のシナリオでしか意味を成さない方法ですが、選択肢に意味を持たせたまま存在させるいい方法だったと思います。

そして、シナリオの感想です。
話としては最初はネオンの不幸話。そこに現れたヒーロー。ということで、この時点でユーザーはネオンに対して好意を抱き、マスターに対しても好意を抱いているでしょうね。第一章の構成としてはすごく納得出来ます。そして、それからは探偵的+ヒーローといった感じの物語に変わります。ただ、思弁的探偵部といっても、探偵っぽいことをしてるシーンは殆ど無いんですけどね。

一章から最終章の間を繋いでいく話は、一つの事件や、テーマがあり、それにそって話が進んで行きました。ここがドラマっぽいと言った理由になります。統治会の面々との対決、依頼により転がっていく関係、ネオンやテスラ視点ではなく、サブキャラの視点から語られる物語、一章ごとにしっかりとまとまった話しとなっていて、それぞれ別の面白さがありました。それでいて、雰囲気などに統一感が合ったのも良かったです。学園都市という一つの箱庭的な場所での話でしたが、そこの中でちゃんと社会が出来上がっていましたね。この作品からいろいろ派生して作れそうだと感じたので、アナザーストーリーとかが作られることになったのは納得です。

自分のお気に入りは2、5、7章です(1章、最終章を除いて)。5章では久しぶりに大爆笑させてもらいました。マスターとネオンの会話ですが、マスターがどう考えてもおかしな台詞をそれが普通というふうに喋る姿に笑いました。それを受けてのネオンの反応も可愛いし、面白いしで、ずっと笑ってましたよ。こういう作品に合ったギャグを差しこんでくれるのはありがたいです。たまに自分で作り上げた雰囲気を、ぶち壊すようなギャグを入れる作品もあるんで……。

最終章では、今まで張っていた伏線を回収していくのに痺れましたね。読んでいて地味に違和感があったので、それがしっかりラストに繋がっていくのは感動でした。結社のこととか全くわからないですが、ヒーローが全てを破壊しようとする敵へと向かっていくという構図ができていたので、そこら辺は気になりませんでした。当然知っていると「ここでくるのか!」という驚きも合ったかと思います。今公式Twitterで配信されているSSでは、いろいろわからないキャラとか繋がりがあるので、ゆっくりでいいから他のもやって行きたいですね。ラストを迎えた後のネオンとテスラの二人の行方も気になりますが、そこはいろいろやってくれるはずなので、そちらも期待しています。

ちなみに、どうにも疑問が解けないのが、11章でなぜマスターがネオンに過去のことを告白したのかが全くわからないんです。いつかは告白するつもりだったというのは分かるんですけど、なぜあのタイミングだったのかが掴めません。自分がどこか見落としてるんでしょうか。

◇まとめ◇
「他のスチームパンクシリーズがやりたくなった」というのはおかしいですね。元からやりたいと思ってましたから。でも、改めてやりたいと思える作品に仕上がっていたという感想になります。ファンディスクやドラマCD、アンソロジーとこれからの展開もあるようなので、楽しみにしていたいと思います。
普通の美少女ゲームではなく、毛色が違った作品がやってみたいという人にはオススメですね。すべての面で完成度が高いので、やって後悔するような作品にはならないでしょう。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

応援中
ま~まれぇど新作第11弾『お家に帰るまでがましまろです』
FC2プロフ
Twitter
カテゴリ
月別アーカイブ
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
バナー
最速VisualAntena gahkbanner2_200.jpg OVERDRIVE 5th Anniversary Project『d2b VS DEARDROPS -Cross the Future -』 OVERDRIVE 5th Project -DEARDROPS- OVERDRIVE最新作「電激ストライカー」2011年06月24日発売! kira_banner_kirari_120x600.gif 冷んやり甘くて、とろけるほど爽やか系純愛ラブコメADV 「LOVEPOTION SIXTYNINE」 通称:らぶ69  12月31日発売予定 Cabbitデビュー作「翠の海」応援中!
応援中
景の海のアペイリア laplacian『ニュートンと林檎の樹』応援中!
応援中
検索フォーム
リンク
バナー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。