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2011-08-30(Tue)

愛をください、私に愛をください されど罪人は竜と踊る7、8巻 感想&紹介

されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)
(2008/05/21)
浅井 ラボ

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され竜という作品について簡単に説明しますとエログロ小説です。合う人と合わない人で真っ二つに分かれるタイプな作品です。

もう少し詳しく説明すると
『咒式』という魔法のようなものがライトノベルらしい魔法を科学で解説していった物。それだけならば普通に厨二病な小説ですが、物語、表現、セリフ絶望感の漂う話です。登場人物は、奇人、変人、狂人、まともな人間はなかなか出てこない。一巻はまだ普通の話ですが、二巻から本領発揮と言わんばかりの物語が展開されます。二巻では「ここまでの悪意があり得るのか」と凹むぐらいにきつくなってきます。四巻ではあまりの酷さに涙を流し、八巻では吐き気がしてきました。

おススメしたい小説なのですが、あまりにも酷い内容なのでおススメすることが難しい小説です。個人的にこの小説は18歳未満の人には勧められません。というか多くの人には勧められません。一度手に取ってほしいですが、文章にも特徴があるので少し立ち読みしたりして自分に合うかどうか判断してください。ライトノベルに分類されるものなのでしょうが、本の厚さも内容もライトとは言い難いです。ハッピーエンドではないが、バッドエンドでもない、ただ精神を抉られるような結末を楽しんでください。

これを超える作品があるならぜひ教えてほしいです。ぜひ読んでみたい。

個人的には二巻の内容で映画化してほしいですが、その場合でもR指定がつくことがほぼ間違いなしという……。しかも戦闘ばかりなのに、作ったとしてもあまり売れないだろうという……。

地獄少女から勧善懲悪、因果応報さを抜いて、ドロドロな感じを強化していった感じです。

されど罪人は竜と踊る 7 (ガガガ文庫)されど罪人は竜と踊る 7 (ガガガ文庫)
(2009/08/18)
浅井 ラボ

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されど罪人は竜と踊る 8 (ガガガ文庫)されど罪人は竜と踊る 8 (ガガガ文庫)
(2009/10/20)
浅井 ラボ

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そして本題の7、8、巻の感想です。


この巻は帯に「本作には暴力その他過激な表現が含まれています。ご注意ください。」と書かれていますが、本当にその通りな今まで以上の内容なので注意してください。

今回の話も無駄に戦闘が長かったりして冗長な感じもしますが、その長さが思考する力を奪い、ただ語られるものを受け入れていくことしかできなくさせているようでした。。

誰も救われない、誰も得たものがない、失ったものの大きさは誰にもわからない……。相変わらずのされ竜クオリティです。
この巻を読んでいたら『愛』なんてものを信じられなくなりましたよ。

アナピヤはいい子でした。なぜあんなことになってしまったのか。アナピヤを救う力はどこにあったのか、
ガユスのセリフ通りガユスじゃなければよかったのに……。誰か、ただ優しい愛を注げる誰かならよかったのに。そんな人がいれば。
ユラヴィカもなぜ生きてしまったのか、死んでしまったのか。人は人の死によってのみ動かされる感情がある。しかし、それによって与えられた影響は与えた人間が望む通りにはならない。死をもって生の大切さを説き、残された者は死によって生を感じる。

世界は常に残酷だ。悪意なんて持ってる人間は少ないのに、ただ一人一人が好き勝手に生きているそれだけで世界は混沌と化してしまう。そして、善意を持つ人間、世界をよくしようとしている人間、そんな人間が一番の破滅をもたらしてくる。

バッカーノにミスターハッピーエンドと呼ばれるキャラがいるのですが、そのキャラはハッピーエンドと笑顔のためならば、どんな犠牲も払う人間でした。今回の黒幕と呼べる人間はまさしくその類の人間でした。しかもされ竜はそんな人間すら絶望に叩きこむ。

歴史は繰り返す、何度でも何度でも……。
痛みを伴う経験も、その痛みと向き合っても、なにも変わらない。力をつけようとも、世界の力には抗えない。逃げても逃げた先に絶望は笑顔で待ち構えている。誰も逃げられはしない。
痛みを伴うことでしか人は学べないというのならば、その痛みが時とともに薄れ癒えるというならば、ただ惨劇は繰り返されるのみとなる。


ガユスは、ギギナは一体どうするのか、投げかけられた問いに答えが出る日は来るのか、生きる目的も気力も何も持たないまま物語はどう進むのか。次の長編が完結したら読み始めようと思います。

成長物語の隠喩は、「苦労したけど、私は大人になった。若者も立ち上がれ」である。
だが、当の大人がくだらないので、もはや若者は信じてはいない。責める若者も無能なので、女が笑う。女自身も自らの境遇を、他人のせいにできないと気づく。
物語はすでに死んでいる。
(されど罪人は竜と踊る 8巻より)

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