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2011-03-26(Sat)

劇場版 ブレイクブレイド 第六章 慟哭ノ砦

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ブレイクブレイド……第一章公開から一年ほど。私はBS11で放送されたときから興味を持った者ですが。終わりが訪れましたね。


ということで、池袋でやったブレイクブレイド一挙上映前夜祭に行ってきました。ネタばれなしの感想から。


最後まで圧倒される物語でした。一言でまとめると上にあるライガットとデルフィングが写っている絵のようでした(言葉じゃないし)。なんというか、一章から五章までを踏まえて、ここにきてアニメスタッフの想いによって作り上げられた作品になった感じがします。個人的に二次創作感がバリバリですが、「これでいいんだ!」と思わせるようなものでした。もう、ここまで来れたことがすごいと感じてしまいます。

映画館は最高ですね。音がもうビリビリと伝わってくる。興味のある人は絶対に劇場で見ることを強く強くお勧めいたします。

舞台挨拶で見どころを解説していたのでそれも書いておきます。

総監督のアミノテツロさん「どのキャラクターも最後に何かがある」
監督の羽原信義「雨のビノンテン。今までとの違いを感じてほしい」
プロデューサーの大河原健さん「市街戦。爆発しないということ」

一視聴者である私が思う見どころは「ライガットの見ているものと、表情の変化」ここです。それと、ロボットもののお約束があったり、少年少女だけが戦うのではない魅力。

ブレイクブレイドという劇場作品があったことを忘れない。

完全にネタばれなんですけど個人的にはこれを知っていたほうがいいと思うことがあるので反転させて書いておきます。見るも見ないも読んでいる人の責任です。
表面的にはほとんどの問題や伏線を無視した結末となっています。これを知っていることで見えるものが違ってくると思います。

ネタばれありの普通の感想はは続きからです このエントリーをはてなブックマークに追加









最後に付け加えるセリフは「始まるんだ、ここから」ですね。きっと多くの人がこの言葉を思い出していたと思います。


圧倒的な物量。印象としては丸々戦闘をしていたようにも思える最終章。最後の力、デルフィング第五形態。あの戦い方をグワングワン動かして、なおかつ泥臭さのようなものを見せながら描ききったスタッフに最高級の感謝を。

夜、朝焼け、雨と変わっていく背景にも大切な要素。ここでも圧倒的なものを感じさせる。

OPは最後ということで一部変更あり。そのカットは最終章らしくOPの強さに拍車をかけていた。(第四章で変わるっていっていたのはこれのことだったんですね。どうせやるなら最後でということで今回やったそうです。)

アニメオリジナルの結末ですが、個人的には一つの作品にするならもっと初めのほうからいろいろいじったほうがよかったんじゃないかなって思っていたり。スタッフの熱意がこもりすぎちゃって、ちょっと外れちゃっている感じもする。この結末ならばもっといじっといたほうがいい部分はあった気がするんだよなあ。

細かいことを言えば、ガンダム00と違った意味で戦闘が把握しにくかったり、作画が崩れてるのかな? と思うようなところもあったけど、あの怒涛の雰囲気で気にしないレベル(後で見たパンフのライガットが気になる。ライガットっぽくない)。BDでさらなるクオリティアップをお願いします、と地獄の言葉をつむいでおく。期待してますよ!

(パンフレットのインタビューで言ってる第五章の見張りってアレですよね、あのみんなで食事をとっている時後ろのほうの高いところにいる人たちのこと。今回の上映で気が付きましたよ。パンフレット読む前にですと言っておく)

市街戦が始まり、雨が降り、日常を重ね破壊されていく様子には胸を締め付けられるものがあった。慟哭の砦、その涙は雨となって降り注ぐ。その涙にうたれるも、何も気がつくことのない登場人物。ただ、その雨にうたれた者は、戦いが終わった後それぞれ思う何かがあったはずだ。



一輪の花として――



登場人物の何人かについてそれぞれ感想を書いていきます。


ライガット
第五章で問われたこと「なぜ戦うのか」、自分をかばって死んでいったジルグ、そして最後の言葉。折れかけていた心を救ったのは、今まで生き見ていたことにすぎなかったのだろう。結局ライガット自身の口からは戦う理由は一切は語られなかった。見つけたであろう理由はどこに。
理由はきっと生きて、感じたことすべてではないだろうか。感じてきたことすべてを守ろうとした。だから最後の戦いでは逃げず、無駄なことは切り捨て、泥にまみれ傷つき這いつくばりながらも戦いをやめなかった。『守りたい』というただ一心で。
最後は泣きながら敵を討つしかなかった。当然あの姿にはジルグも重なっていただろう。それでも討つしかなかった。それは自分を撃ってくる。殺すまで殴ってくる。そして仲間まで殴り続ける者であったから。
そして戦いは続いていく。悲惨と多くのものが理解していても。その流れはやむことがない。そんな中でも希望を見つけ、守り、抗い続ける。


シギュン
ライガットを約束を守って戻ってくることを信じる姿は……。想いを守り続ける。見るものは自分で決める。
守る意思は全て大切なもののため。硬い想いでできたものは、決して砕けることを知らず。ただそこにあるだけで力を与え、守るものとなる。
ライガット、ホズルとの関係は結局明かされることがなかったですね。


ホズル
運命に抗うことに一人苦悩し続けた人。戦うという選択になった場合いずれこうなることはわかっていただろう。それを知りつつ自らの目で変わった国を見つめる姿が印象的だった。彼自身戦いの波にのまれながらも必死に対抗してきた。結果がどうであれ抗い続けた。見ているものはやはり大きく、大切なものも大きく、だからこそ支えてくれる友を思った。


ゼス
出番少なかったですね。見れたのは元気なところと、妻と娘に対しての愛情と、クレオを仲間を思う心。ゼスが見ていたクリシュナは、ライガットたちは。彼の「これから」は「想い」は、守り伝えていけるのか。


クレオ
戦いを嫌うも戦う決意をした。だが、戦ってる相手を知り、戦いがもたらしているものを知った。見たこと知ったことを持って、シギュンとの無言の約束を胸に帰った彼女はどこに。
こんな時代にありながら、純真さを持ったその心。


バルド
ライガットに羨ましさを感じていた気がする。いろいろなものに縛られている今の自分と、自由に生きているように見えるライガット。そして、今を生きる若者を守りたい、自分たちが争いに巻き込んでしまったものを助けたい、自分の凝り固まった考えに切れ目を入れてくれた者を救いたい。
息子であるジルグの最後の言葉は届いたのだろうか……(バルド宛てでなかったとしても)


ナルヴィ
戦う意味はことがトゥル将軍に認められ、助けていきたい守っていきたいというものだった。育ててくれた感謝なのか、生き方への憧れなのか、それはトゥル将軍が亡くなった今、彼女自身が見つけていかなければならない答えである。きっと見つけられる、ライガットを救いたいと願った彼女なら。自分と向き合えればこれからも見えてくる。助けてくれる仲間もいる。


ナイル
戦争という時代にありながらも、気楽さを忘れない憎めない人間。自分の命の大切さを知るとともに、兵士としての生き方も知っていた。辛いこともあるだろうが、それを受け入れて『今』を生きていくしかない。それをただ実行していたかのような人。


ジルグ
出番は少ないながらも敵味方問わず多くの影響を残し消えていった。彼の残した最後の言葉は何だったのだろう。ライガットへの言葉だったのか、それとも誰か違う人物なのか、それともこの世への恨みごとなのか。


サクラ
ここにきて目立つ出番が来ましたか。近衛大隊長ですから自然な話ですが。ゴゥレムの山を登る際、死んでいった者たちに対して謝っていたのがサクラさんらしい、優しさを持った強い人というのが表れていた気がする。守りたいもの、守るべきものを見失わずひたすら向かっていく姿は英雄のようでした。力が及ばない中、弟子といっていいライガットが戦いを受け継ぐシーンはぐっときました。


ボルキュス
この物語の『敵』であった人間。だが、彼はいったい誰だったのだろうか。最後に残した言葉は娘へのもの。ちゃんと笑ったのは戦いのときと、娘の前だけだったように見えた。自分の予想もつかないこと、より効率的な戦い、それらにしか興味がなくなってしまった人間だったのだろうか。ただそれでも家族に対する愛情は持っていた。「戦いがなければいい人なんですけどね」といった人間なのかもしれない。
我々の理とは違う者、最終的にライガットをそう評していた。だが、それは違うと思う。ライガットのような人間は他にもいた。ただ、それを伝えるすべがなかったのだ。デルフィングという力によって、ボルキュスの計算を狂わし、それはボルキュスに伝えられた。だが、ボルキュスはライガットを特別視しただけであった。
彼の敗因は『こだわってしまったこと』。今までどおり、ただ計算で戦闘をこなしていけば負けるという結末は訪れなかったのかもしれない。計算を狂わせたことに対しての興味か、それとも……。


イオ
彼が生き残ることとなったのはなぜだろうか。それは、今までどんな時でも人として大切なものを忘れなかったからだろう。ただ、ニケが殺されたことで、一度忘れかけてしまった。そんなイオを救ったのは、殺さず情けをかけたナイルだった。今までの自分の生き方に結果的に救われたのだ。やはり、最後の戦闘での生と死の差は戦いに生きてしまったのかどうかの違いな気がする。


レガッツ
新たな時代を歩む者。戦いに染まらず優しい心を持っていた少年。ラストのレガッツの足と溝と血の構図は印象的。一人で歩く強さを持ち、魔力がなくても生きていく術を知っている。たくましさ、希望。レガッツがライガットの救いにもなったのだろう。



今度原作のマンガを読んでいきたいと思います。以前から読もうと考えていましたが、劇場版が終わるまで待っていたので。また、違う物語を
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tag : アニメ 感想

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