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2017-01-15(Sun)

2016年 美少女ゲームムービーまとめ

今年の美少女ゲームムービーランキングに自分が投票したいと思った作品の半分近くが投票項目に含まれていないという驚きの事態でした。実際、結果発表を見ても一票も入っていないものがいくつか。いや、納得できない。これは埋もれさせるにはもったいないというものが多いため紹介していきます。

美少女ゲームムービーランキングの結果については『美少女ゲームムービーランキング2016 結果発表』を参照してください。

続きからがムービーランキングの順位に対しての感想(当然順位等についての言及あり)、ムービーの紹介になりますが、Youtubeの動画をいくつも埋め込んでいるため重いです。注意してください。2016年と言っていますが、美少女ゲームランキングのルールどおりに2015/12/11~2016/12/10の期間中に公開されたもの限定です。

【関連記事】
伊頼の選ぶ2016年 美少女ゲームOP/demoムービーBEST
ムービーランキング公開 このエントリーをはてなブックマークに追加



それでは予告通りにランキングの感想から。だいたいこれが上位に来るだろうと思っていたものが、ある程度TOP10に入っているのは予想通りでした。わかりやすいところだと『アマツツミ』なんかは雰囲気に飲まれるやつですよね。ちなみに意外だったのは、『Re:LieF』『アキウソ』『フローラル・フローラブ』『アストラエアの白き永遠 Finale』あたり。『Re:LieF』については下の紹介でも書いたのですが話題になったとは言え、新規ブランドの処女作だったということ、自分には「これ!」というキメポイントがなかったこと。『アキウソ』は『アマツツミ』と潰し合うんじゃないかと思っていました。方向性が違うためそれぞれ別のファンがいたのか、両方に投票した人が多かったのかはちょっと判断できないですが。『フロフロ』については、同じサガプラの『花咲』のインパクトがあったので、インパクト的に劣っている気がしたため順位が下だと思ってました。『アストラエア』は無印がそこまで上じゃなかった気がしたので、今回も上には来ないかと。無印OPは好きだったので、それで上に来ないんだから、今回も来ないだろうという適当予想。

予想通りだった部分もあれば、予想外もあるのですが、あくまで全体のランキングを自分が勝手に予想していたものと照らし合わせてのコメントでした。自分の中のランキングと比べると、世間とのズレがモロに出てしまったな、と危機感を覚えていたりします。

ちょっとTOP10だけ抜き出して制作者や系統などわけてみると、ニライカナイが2作、KIZAWA Studioが2作、他のyo-yuさん、Syamoさん、はらださん、藤村沙紀さん、けっぽしさん、Mju:zが1作ずつ。何処かに偏るということもなく、バラバラな感じですね。ただ逆に入らなかったところを見てみると、gram6design、ヴィネットブーケ(rin,roco)、PRHYTHM VISIONあたりが入っていないです。これはもうTOP10には10作品しか入れないという当然のことが原因ですけど、意外としか言えません。特にPRHYTHM VISION。個人的に2015年はPRHYTHM VISIONの年だったと思っていて2016年もいいムービーを出してくれたのですが、TOP10に入らなかったのは残念。

全体的に雰囲気が強めのものが上位に来ている傾向があるように感じられます。ほとんどのムービーが作品の雰囲気を出しているんですけど、そういう意味ではなく雰囲気に飲み込ませるような感じという意味です。シンソウノイズのような影のありそうなものも雰囲気系だと思っていますが、そういうのもちゃんとランキングに入ってるのは信頼できますよね。

ランキングへのコメントはこれぐらいにして、次から紹介に入ります。



まいてつ日々姫OP

『まいてつ』はどのムービーも素晴らしい出来なのですが、OP三種類の中からどれを選ぶかと言われたならば、この日々姫OPを選びます。今年の美少女ゲームムービーの中では明らかに異色ですが、いいと思いません? 異色作で目立っていたため(作品も有名なため)、投票する人は数人いるだろうと思っていたら、まさかの自分以外の人が投票しないという……。それだけ他のムービーが強かったというのもあるんでしょうけど、正直悔しさまで感じます。ポーレットOPに関しては投票数ゼロですが、藤村沙紀さんのこういう系統は皆慣れてしまったんでしょうか? いやでもそれだと、まいてつOP(ハチロク)に票が集中した理由がわからないんですよね。1番手のインパクトとか? 謎。
制作者の藤村沙紀さんらしい、モーショングラフィックス+グワングワンと加減速を上手くつけて魅せていきます。大胆にも前作の『ものべの』から続く美しい背景をほぼ使わないという、他2種類のOPがなければ出来なかったであろうムービー。
この形式で上手いと思ったのが、立ち絵と一枚絵、キャラ紹介パートとそれ以外の「差」というものがないということ。最初から最後まで統一感がありますよね。そして、統一感はあってもサビとそれ以外で、なんとなく差別化も出来ているのは本当に上手い。
個人的にはサビ前の「ダァン」という音に合わせての動きが本当に気持ちがいい。単純ではあるのですが、それが素敵。全体的にもとても気持ちよく見ることが出来るムービーでした。


ラムネーション1st OP

これもどちらかと言えば異色の方に入るでしょうか? ただ、この異色感は作品の異色感がよく出た結果だと思っているため、作品を表すムービーとしては正統派です。プレイした人間から言わせてもらえば、まさしくこのムービーのような作品でした。
最初のムービーからそうでしたが、普通の恋愛系でも、ダーク系でもない何かだとわかるのが一番のポイントでしょう。「なんでもあり」のパーティー感がムービーから伝わってきます。そう感じる原因としてデザインがクラブ関係で見られるものというのがあるかと思います。フォントとかまさしくそれですよね。ムービーデザインではなく、1つの絵としてのデザイン力もムービーに大きく影響することを実感しました。そしてこのムービーをより特徴的にしている実写映像も挟まれますが、殆ど違和感がない。アクセントとして実写が使われるのはありますけど、、ここまでムービーの一部として見れるものは希です。サビの一枚絵を見せていく方法も、それぞれのキャラと背景を別に分けて使っていく形としてはよくみるものですが、スライドのさせかたといいますが、ムービーの中で一枚絵を再構成していく見せ方が自分にはとても好みでした。ただただ見ていて気持ちのいいムービーというのが自分の中の評価です。


愚者ノ教鞭OP

すごくいいムービーだと思うんですけど、これも自分以外に投票した人いなかったんですよね……。ティザーサイト公開時に、すごい真面目な感じの文章が並んだ後に、あのタイトルロゴが出てきて「ロリかよ!」となるなかなか面白い仕様だったのが記憶に残っている作品です。
このムービーの特徴の合間合間で印象的に挿入される鳥の映像のおかげで、全体に一本筋が通ったように見えます。鳥籠、それを囲む大人たち、鎖、空を自由に飛ぶ鳥へと手を伸ばすなどのモチーフ、この作品がどんな物語を描いているのか違和感なく受け止めることができますよね。
言葉では現しきれないのがツライところですが、ジュブナイル系の作品だとか、自然と『一夏の少年少女の物語』であろうことが伝わってきました。フィルム演出を多用していたり、最後の方で少し色あせたような写真が飛んでいたりするので、この少年少女たちは現在では既に大人になっていて、その時点から子供時代を振り返っている感があります。それらの要素が余計に『一夏の物語』を強調しているんだと思っています。
あと一点言っておくとすれば、作品らしさを持った演出。この場合はチョークで書かれたような文字と、黒板消しで消していくかのような消え方ですね。オンリーワンのらしさって大切です。


ここまでが私が投票した3つのムービー。これ以降は投票するか迷ったものだったり、ただ紹介したいだけのものだったりです。

面影レイルバックOP

すごい好きなんですが、投票までには至らなかった、とても惜しいムービー。Aメロあたりがもっと違う見せ方だったら投票していた可能性が高めです。背景というか自然の魅せ方が上手く、そしてキャラ紹介時のカメラをグワンと回しているかのような部分にグッと来ました。『まいてつ』と比較してみるのも面白いかもしれません。


空のつくりかたOP

2016年謎のムービー制作陣ヴィネットブーケ(rinさん、rocoさん)ではイチオシ。
一つ一つの場面が次の場面へとつながっていくドミノ倒しのようなムービー。その繋ぎ方も様々なので、見ていて気持ちの良さがありますよね。虹パートは突っ込みどころ。


こいのす☆イチャコライズ ティザームービー
2016年の範囲にあるのはティザーだけなのでティザーの方を。ちなみにこの記事を書いている時点で公式では見ることが出来ません。一応OPムービーに要素は引き継がれているので、来年のランキングに期待ですね。公式のMOVIESページで見ることが出来ました。申し訳ない。
いろいろな要素が散らばっているので、情報量が多く感じられます。見流すのではなく、じっくり見てしまう系。作品コンセプトがはっきりしていて、かつ分かりやすいので、それが前面に出てるのがいいですね。


俺が校則!中出し以外は校則違反!!!
見逃していたムービーですが、今年を振り返る際に発見できました。いやもう、これは是非見てください。驚くほど作品ロゴとムービーの雰囲気が一致していない!w
ここで初めて知ったのですが、クレジットがSONO MAKERS(rin)になっているんですよね。SONO MAKERSとして依頼があったのか、SONO MAKERSに所属しているのかがよくわからないのですが、rinさんの数少ない情報ですね。楽曲もそうですが、2016年はSONO MAKERSが強かった。(「SONO MAKERSって何?」という人のためのリンク


グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~

コメントなし。


しぐなリストスターズ!!

モーショングラフィックス系ではこれがとても良かった。賑やかで騒がしい感じも曲と合わせて作品に似合っているように感じられます。これも一票も入らないのは納得できない系のムービーです。
メッセージウィンドウが表示されているOPも珍しいですね。他にもブラが浮いているように表示されていたり、2次元と3次元がごちゃ混ぜになった感があるのも面白いところ。とりあえず、一回見てほしいムービーです。


はるるみなもに!OPPRHYTHM VISION

2015年一押しのムービーである『ここから夏のイノセンス』の流れを汲んだムービー。どうしてもそちらと比べてしまい、結果としてやっぱりここ夏の方が好きという結論でした。変わらず雰囲気は素晴らしいのですが、Bメロ~サビ前に並ぶシーンが無かったという印象です。ランキングの方でも3票しか入っていないので、やはりインパクトが薄かったのか、『ここから夏のイノセンス』とくらべてしまう人が多かったのか……。
サビのキャラ紹介パートはとても好きなのですが、5人のメインヒロインという”5人”という数字が立ちはだかってしまった感がありますね……。「ずぅとずぅと~」というサビの素晴らしいメロディに合わせて4+4拍の紹介は本当に気持ちがいいんですよ。キャラ紹介順はブランド側と同じにしなくてはいけない縛りでしょうし、神→神→人→神→人という順番も厳しい……(正確には現人神)。混ざり合ってるせいで、上手く流れが作れないのがとてもわかってしまう……。もったいないと言っていても仕方がないのでここ夏よりよかった点ですが、タイトルロゴのデザインを活かした登場のさせ方良かったですよね。
ちなみに、2016年は和風の作品が多かったのですが、和風となると印象的なテクスチャや要素が出てきますよね。キャラ紹介のふすまもそうです。和風に伴って、桜、刀などの要素も一緒に出てきてしまうので、なかなか難しいw 見事にオーガスト、クロシェット、ゆずソフトと大手が全部それを満たしてますよねwww


春音アリス*グラム ティザームービーPRHYTHM VISION

後々公開されるであろうOPにも期待なのですが、残念なことに結構な延期がw


ハナヒメ*アブソリュート!PRHYTHM VISION

2015年の12月の段階で出ていたムービーですが、やはり一年を振り返ってみても強かった。前作(と言っていいのか微妙ですが、公式もそう言ってますしw)の『ティンクル☆くるせいだーす-Passion Star Stream-』からそうでしたが、アニメとそれ意外の部分の使い分け、融合の仕方がとても上手いですよね。キャラデザがすっきりしてるというのも一因な気はします。
アニメ以外の部分は結構シンプルにまとめている部分も多いのですが(背景が単色であるなど)、
キャラクター紹介がまさしくキャラクター紹介になっていて、作品よくわからないのですが、その作中のPVとして流れているような感覚があります。


ナツイロココロログOP

意外や意外、これも投票した人が誰もいなかった。作品がRealとVirtualの二面を持った作品ということで、ムービーとしては当然面白いものになりますよね。お気に入りは1:22あたりからの切り替わり。(ただこれセンターヒロイン思いっきり優遇されてますよねw)
上のハナヒメと連続で紹介したのはわざとです。それと、『ハーヴェストオーバーレイ』との比較も楽しい(あっちはARですが)。どちらも音楽制作がALVINEですしね。
初め見たときにはタイトルがすらすら読めませんでしたが、今では普通に読めますねw


オモカゲ ~えっちなハプニング!? なんでもどんとこい!~OP

初見で何故か惹かれたムービー。自己分析してみると、キャラ紹介時の動かし方(文字とキャラクターの位置の逆転だったり表情・服装の変化だったり)、ぼかし方(ピントに限らず、文字周りなども)、一枚絵を見せる際の背景とキャラクターの別々の動かし方、


タラレバ ~as in What if stories~

カメラ演出という点では、もうたまらないものがありました。少し彩度が落ちている感じや、色収差や被写界深度によるぼかしなどの要素が詰まっていて、雪の降っている場面、特に1:32などはとてもお気に入り。


アマツツミOP

ティザーサイトとティザームービーから作品の雰囲気を推しているように見えましたが、ムービーでは纏っている雰囲気が半端ないことになっていました。CGで作られた空間が綺麗だとか、水の表現や蛍などの表現が美しいだとか、白と黒のはっきりとした色とかありますけど、特に私から何か言う必要ないですよね?w 言っておくとすれば『おねがい☆ツインズ』OPを思い出した人は同類。


ノラと皇女と野良猫ハートOP

2バージョンあるOPですが、順当に正式版の方が好きです。個人的にクオリティが高いのか、普通なのかがよくわからなくなる不思議なムービーです。キャラクターのシルエットの動かし方とかあまり見ないですし(シャチ)、1:13~の一枚絵の見せ方とかすごい面白い。


PURELY×CATION OP

変わらず素敵なムービーを送り出すCATIONシリーズ。これは本当に作品コンセプトの問題なんでしょうね。
曲も好きです。


緋のない所に烟は立たないOP

自分が好きなのはライトビジュアルノベル版の方です。素材が少ない中どう場面を作っていくのかという工夫がいたるところに見られるのは楽しいですよね。同様に月影のシミュラクルも見てほしい。2016年の中の神月社さんでは一番かと思っています。


FLOWERS -Le volume sur automne-(秋篇)

物語を感じる。いやもう雰囲気がすき。
癸さんがニコ生で言っていましたが、ムービーで使いたいから書いてもらった絵があるそうですね(うろ覚えなので話半分で読んで下さい)。


ウィザーズコンプレックスOP

Mju:zメンバー総掛かりというのは珍しいですね。キャラクター紹介のやり方が片方の陣営から1人、もう片方から1人、そこから他のキャラをセットでという変則的なもの。センターヒロイン2名にスポットライトがあたってるタイプです。
変わらず社さんの歌詞表示の方法は大好きです(たぶん社さんのはず……はず)。
(最初の星空、今年三回は見てる気がする……)


Re:LieF~親愛なるあなたへ~OP

2016年ランキングで1位のムービーですが、正直意外。ムービーが悪いというわけではなく、話題になったとは言え(一応前身の同人サークルはあったようですが)完全新ブランドの処女作という知名度が低めの作品。そして、
場面転換の方法が幾通りも存在し、そのどれもが綺麗ですよね。これは2015年の『ここから夏のイノセンス』でも似たような方法が使われていたり(ドラム音に合わせたカラフルなやつ)、同様に『はるるみなもに』の最後らへんで使われてるような水彩というか、絵の具を水に垂らした時のようなものを転換に使われていたり(虚ノ少女OPの最初ではただそれを見せる使い方をされていましたが)。個人的にはノイズを乗せる感じに絵を歪ませた後、一気に変えるやつが好きです。
背景やキャラ絵が一枚ただ見せるだけで説得力があるというのは豪華です。さらにそれをふんだんに使った動画というのはもう卑怯ですねw だからこそ、なんでアニメーション使ったのかは個人的に謎です。印象を軽くするためだとか、あえてそこだけ印象を浮かせるためとか考えましたが、いまいち納得できてないです。
とりあえず、OPが好きな人はティザーも要チェック。自分はティザー好きですよ。


アマカノ+OP

初めに見た時はなぜか今年の投票ムービーが決まったとまで思ったのですが、改めて見てみるといいムービーではあれど、基本的にはいつもの藤村沙紀さんでした。4;3なのがすごいもったいなく感じられます。プロモムービーではワイド画面ですが、元々が4:3でレイアウトされてる絵なので、違和感があったりなかったり。花火シーンは数あれど、これが一番綺麗な気がします。カラフルではなく、単色の花火というのは珍しい気がします。


Lowすぺっく!?OP

代表の下地和彦さんがAviutlで制作したムービー。


オトメ*ドメインOP

SD絵の方が使っているんじゃないかと思ってしまうほど、SDキャラがワイワイしている楽しいムービー。Bメロの楯に動いていくキャラ紹介が好きです。


ナツウソ -Ahead of the reminiscence-OP

曲が大好きなので何度も見返していましたが、映像面も面白い感じでした。カットインで割り込んでくるのが重なっていたり、0:57~あたりのようにカットを跨がずに幾つもの場面を見せていったり、騒がしくも楽しいムービーでした。


蒼の彼方のフォーリズム-Eternal Sky- OP

有名なのか有名じゃないのかわかりませんが一応紹介。あおかなのムービーは多いですが珍しい神月社さんではないムービー。同じ素材を使って、どう違うムービーを作っているのかという観点で見てみると面白いかと。


キミトユメミシ挿入ムービー 時雨Dictionary

曲を紹介したいだけ……なのですが、リリックビデオとしても面白く、なかなかいいと思いますよ。


監獄アカデミア - C90先行公開版OP

何ゲー?


7'scarlet OP

何ゲー?(パート2)


神獄塔 メアリスケルターOP

毎度のコンパイルハートクオリティ


クロバラノワルキューレOP

毎度のk(ry


学戦都市アスタリスクフェスタ 鳳華絢爛OP

こういう映像はメチャクチャ好みです。


青春タイムラインOP

映像制作系の作品はいくつもありますが、その中では個人的に「それ!」と言いたくなってしまうものが含まれています。無論それ以外の部分もいいですよ! 立ち絵と一枚絵が違いすぎて衝撃的でしたが!


ちゅーそつ!1st graduation OP

圧倒的なジブリール感!!!


彼女が恋した繁花街OP

いろいろ工夫が見られます


AKIBA'S TRIP Festa!イメージ映像(シルエット解除バージョン)



ビースト×ライトPV

こういうムービーの系統が増えてきてますよね。見たはとても気になる作品。


AIR OP

最後に完全なるおまけでAIRのOPを。これは2016年にVAの公式チャンネルで公開された高解像度版です。高解像度とは言っても720pですが、ゲームが出たのが2000年ということを考えると恐ろしく綺麗。当時はスクリプトで動かしていたはずですが、これはAEあたりで当時のものに似せて作り直したんじゃないかと勝手に思っています。細かな演出が変わっているので、作り直したのは確実。これを初めてみた時は衝撃が大きすぎて、ワイド画面になっているのに全く気が付かなかったほどです。やはり画質が変わると受ける印象もかわりますね。

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自分はエロゲ以外のムービーはチェックしてないので、後半の方の作品の紹介は参考になりました

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2016-01-23(Sat)

2015年 美少女ゲームムービー15選

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

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ここ最近ムービー記事書いていませんでしたが、2015年分は書きます。ランキングの投票の方は終わっていますが、今回時間がなかったため一応投票したというレベルになってしまったので、こちらでしっかりとコメント含めて書きます。
選考のルールは

基本的なルール
対象作品:
  ・美少女PCゲームに用いられている動画で2014/12/11~2015/12/10までの期間に公開されたもの.
  ・公式に公開されていて体験版含めダウンロードやストリームなどにより見ることが出来るもの.

という『いまじならっく』さんのものを用いています。この記事はあくまで15選なので、順位はつけていません(と言いつつ1位だけは決めています)。本当は10選だったのですが、結局選びきれずに15選という数字になっています。しかもそれでも選びきれず、最後は直感で選んだ15のムービーたちです。

詳細は続きから。Youtubeの動画を多く埋め込んでいるため、重いです。思いっきり縦長記事です。申し訳! このエントリーをはてなブックマークに追加

ここから夏のイノセンス
【ここから夏のイノセンス!】情報ページ公開中!

ムービー制作:PRHYTHM VISION
楽曲:『君とつくるもうひとつの未来』(作詞・歌唱:AiRI / 作曲・編曲:宮崎京一)

自信を持って言える、間違いなく今年1番のムービーでした。初めに見た時から引き込まれていくような感覚に囚われたことは、よく覚えています。
クロシェット作品のムービーということで、制作はいつも通りPRHYTHM VISION。今回クロシェットでは初の原画担当となった『せせなやう』さん。そして、田舎という落ち着いた雰囲気を持った場所が舞台という事もあってか、以前のクロシェットのムービーとは、また違った印象を受けるものとなりました。前作である『サキガケ⇒ジェネレーション!』がデジタル系の作風であったということも、影響の1つとして上げられるでしょう。
0:45~0:58の間のヒロインの形に切り取られた背景を見せていくカットは本当に綺麗で何がこんなに綺麗なのか、参考にしようと何度も見返し、一時停止してしまったほどです。コマ落ちを使うことで、ここまで魅力的にすることが出来るのかと驚くしかないです。
OPムービーでは8割がた前半の曲のAメロあたりでヒロインを次々と紹介していくパートが入りますが、このムービーでは後半のサビに持ってきています。後半にキャラ紹介があると、どっしりとした、迫力のあるムービーになりやすいと個人的には思っています。このムービーの場合はキャラクター紹介に至るまでに作品の要素を説明し、簡単なあらすじも感じ取ることが出来るようになっています。文章ばかりだと、説明的でカッコ悪いムービーになりやすそうですが、雰囲気のよさで黙らせてますね。綺麗なムービーでありつつも、力強い。そして、サビ前の「ここでなら、自分もなにかが出来るんじゃないだろうか」「例えば、女の子と恋をすることも―」という印象深い文章。この文章も左から右へ動くことで変化し、読みやすさとともに、思いの変化にもとれて、ここだけでも本当に好き。サビ前とサビ後で曲も含め一気に印象が変わり、サビ後は一般的なOPに近いものとなります。ただ、当然今までの流れと演出を引き継いだものとなっているので、そのまま流れるように視聴出来ます。
サビまで殆どキャラクターが出てこないことには気が付きましたか? 一枚絵が初めて出てくるのはサビに入ってからです。それまでは、砂時計のようなオブジェクト、田舎の背景などが印象的に使われているだけです。キャラクターの顔がちゃんと写っているのは、たった数秒だけです。それ以外は全て腰からしたであったり、シルエットのみ。それなのに、力強い。これをOKしたクロシェットもすごいと思いますよ?!
全体的にシンプルで動きも少ないムービーですが、その分曲に合わせた動きや展開、細かくも光る部分が散りばめられた大好きなムービーです。ここまで何度も言ってますが、本当に綺麗。ゲームの方はまだ積んでるので、はやくプレイしたいですね(一応このゲームに関しては積んだ理由があります……)。


サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-OP
【サクラノ詩】応援中!

ムービー制作:Mju:z(癸乙夜)
楽曲:『櫻ノ詩』(作詞:すかぢ / 作曲・編曲:松本文紀 / 歌唱:はな)

いろいろあって10年ごしの発売となった『サクラノ詩』。その映像を手掛けるのはケロQ・枕ではおなじみの癸乙夜さん。作品が『素晴らしき日々』のその先のテーマを描いた作品ということで、ムービーも『素晴らしき日々』の先にあるものという印象があります。技術的なことでも、クオリティ的なことでもなく、『素晴らしき日々』の時に使った方法を使いつつも違ったことに挑戦している感じとでも言えばいいのでしょうか?
何人か指摘している人を見ていますが、作品とともにある映像といったような、作品の要素が散りばめられているかのようなムービーだと私も思います。そのため、作品プレイ後で印象が変わってくる可能性がかなり高いです。ただ、作品に深く関わっているからと言って、初見では普通のムービーというわけは一切なく、映像が美しいのはもちろん、興味をそそられるような言葉のチョイスがムービーの良さにもつながっています。
制作者である癸さんがちょこちょここのムービーについては解説とは行かないまでも、ちょっとした呟きをしている事が多いので、思い入れがあるということが伺えます。使われている数字だったか図形の元ネタがある、というようなことも呟いていた記憶があります。また、公開された時にTwitterで自分がいろいろと呟いていたら、リプライが飛んできてガクブルしてました(これ
ちなみに、先行版と正式なOPの二種類が存在します。その2つの違いは舞い散る桜の花びらがアニメーションになっているかどうかぐらいしかわからないのですが、自分は先行版の方が好きです。


ピュア×コネクトOP

ムービー制作:yo-yu
楽曲:『Snow×Connect』(作詞:澄田まお / 作曲・編曲:折倉俊則 / 歌唱:霜月はるか)

(導入でこれしか言っていないような気がしてきますが)HOOK系列ということで、ムービー制作はyo-yuさんです。SMEE前作のフレラバも爽やかな雰囲気が特徴的な素敵なムービーでしたが、こちらも作品に合わせた雰囲気が素敵ですね。yo-yuさんが制作する映像というと動きが多く、キャラクターもガンガン動かすようなムービーが注目されていると思います。しかし、こういうタイプの落ち着いた、作品の持った雰囲気を映像で表現する方向もいいですよね。赤い糸が結ばる相手を探していくかのような、冬空の街を行くヒロインたちを巡っていく流れは惹きつけられます。フレラバのラスト付近でも「街にいるヒロインたち」という描写があったので、すぐそこにいる普通の女の子という表現なのかと思っています。
少々もったいないと思ったのはキャラ紹介後の一枚絵の見せ方でもうちょっと何か入れて欲しかったかな、と。そこら辺はフレラバの方が好きですね。手を空へと伸ばす表現とか(この描写大好き)。


花の野に咲くうたかたのデモ
花の野に咲くうたかたの 応援中!

ムービー制作:Mju:z(神月社、B.J)
楽曲:『華暦』(作詞・歌唱:Ayumi. / 作曲・編曲:青田新名)

2015年でも上位のリズムと映像がマッチしている一本。シーンの切り替え、カラーのモノクロの使い分けなど、非常にメリハリがあり、かつ曲も激し目ということで、見ていて非常にノりやすい。サビ前の「世界は色で溢れている」の言葉の入れ方は、多くの人が見覚えがあると思いますが(ルパン三世)、こういうムービーでエフェクト交えて使ってくると非常に目立つものがありますね。神月社さん素晴らしい!
和ロック、ヒロインの1人も和服、ということで和系のテクスチャが使われていますが、この1点だけでも他との差別化につながっているのは面白いところでしょうか? 和系統の作品は、『和』を押し出す場合が殆どなのは、それだけデザイン的に使いやすく、目立つというのは1つかもしれないです。
和装ヒロインだけ扱いが全く異なっていますが、これはゲームをやればわかりますね。


痴漢王 ~淫欲の解放者~ プロモーションムービー
ムービー制作:?
楽曲:『Sweet ticket』(作詞・作曲:Musik Magie / 歌唱:屋咲希王子)

抜きゲーということもあり、見たことがない人が多いのではないかと思われるムービー。百聞は一見にしかず、とりあえず見てください。※エロ強めです※
これについてはコメントしなくていいかと思うので、ほぼコメントなしです。このムービーを15選に入れた理由は「笑った」からです! あなたが見た感想と似たようなものを私も抱いてると思います。とりあえず、無駄にクオリティは高いですよね。抜きゲー系の一部のものは基本的にクオリティ高めなので、エロ苦手じゃない人は、そこら辺もチェックしてみるといいですよ。
公式からこのムービーで流れてる曲がフルで落とせるので気に入った方は是非? 中毒性はあると思います。


Maggot baits OP

ムービー制作:原田
楽曲:『Tomorrow Never Comes』
※Youtube用に修正入ってますが、それでも結構キツイムービーなので閲覧注意※

かっこいい……という言葉でいいのか微妙ですけど、かっこいいと思ってます。『花の野に咲くうたかたの』とは別の意味、静と動のメリハリが非常に効いています。
使用されている楽曲は海外のアーティストの曲なのですが、そのインパクトに負けないムービーを持ってきた時点でポイントが高いです。サビ前のタメの部分で、血が武器を伝っていくところからサビへの流れが好きです。
『血』が鍵なんでしょうね。至る所に『血』そのものであったり、連想されるものが配置されています。実際、体験版に触れてみてもそうでした(すぐにギブアップでしたが……)。


ウルスラグナ~征戦のデュエリスト~

ムービー制作:藤村沙紀
楽曲:『Duel Alternatives』(作詞:Kato.yoshihal / 作曲:Taishi / 歌唱:みとせのりこ)

曲の強さに引っ張られた感が強いのですが、15選に入るかっこよさを持った一本です。
エロ系以外の素材数が少ない中、立ち絵自体は普通に使い、それ以外のオリジナルの部分と構成で雰囲気を高めていっています。
キメであるサビ入りには主人公がカードを構えている一枚絵という、なかなかにないものを持ってきていますが、歌詞の「我が手に勝利を」の通りのキレッキレ主人公のキメキメ感が気持ちいい(あのポーズを真似したくなった)。
1:39~のシーンは音に合わせてカードの絵柄を見せていくのだけれど、そのチョイスに痺れる。まるでカードの怪物が吼えているかのような配置をしてくるため迫力があります。曲、歌詞、映像、全てにおいて厨二感がありとても好み。


ソレヨリノ前奏詩デモ
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ムービー制作:?
楽曲:『Cherish』(作詞:酒井伸和 / 作曲・編曲:天門 / 歌唱:原田ひとみ)

公式の文章をコピペしておきます。「※ 体験版プレイ後の再生を強くオススメいたします!」
私は体験版からの流れでこのムービーを初視聴しましたが、「なるほど」。言わなくてもわかると思いますが、ある部分と、ある部分への感じ方が違いました。何かあるんだろうなと思ってみるのと、何があるのかを知って見るのとではやはり違った感想を抱きますよね。
見所はやはり灯台をカメラでグルっと……ではないですよね? minori恒例のグルグルはあくまで目を引くための手段だと自分は考えています。それと恒例であるがゆえに、minori作品であることのアピール。このムービーで重要なのは、やっぱり最初と最後ですよ! 最初からキャラクターの顔見せ、最後は作品がどういうものかを知っている人(≒体験版をやった人)にとっては、なるほどと言いたくなる部分です。それと、非常に参考にしたいのが、このムービーのリズムの取り方と構成力です。上げる部分は上げ、下げる部分は下げ、過去と今のバランス、キャラクターに迫る部分、参考にしたい……。


妄想コンプリート!キャラムービー 久々子編
妄想コンプリート!

ムービー制作:?
楽曲:『わたしだけの秘密』(作詞:小林公示、薬師るり / 作曲・歌唱:薬師るり / 編曲:根本克則)

バラードバラードしたムービーは15選の中ではこれだけでしょうか? バラードで言うと、こいなかLoversも候補には上がったのですが、悩んだ結果こちらで。暖かな優しいムービーです。ただ、キャラムービーと言いつつ、他ヒロインも結構出てきているのは、ちょっと疑問点だったりもするんですがw(もちろん中心のキャラは設定されています)
全体的にカンバスの凸凹感が見えますが、こういうのが好みです。1:17付近の「アナタと妄想、共有してみたい♪」、1:30の写真がグルグルあたりが見所ですね。全体的に落ち着いているからこそ、少しの動きに目を引かれます。


恋想リレーションOP

ムービー制作:PRHYTHM VISION
楽曲:『Lucky Monster』(作詞・作曲・編曲:水野大輔 / 歌唱:Kicco)

このムービーが公開された時のはじめの感想は「どうしたPRHYTHM VISION???(いい意味で)」でした。見ていて気持ちがいいムービー系統ですね。Aメロのタン・タン・タン・ダーという感じのキャラクター紹介はただ単純に気持ちがいい。ここだけで15選に入れられるレベル。
PRHYTHM VISIONに新しい人が入ったのか、それとも作風を変えようとしたのか、メーカー側からの依頼なのかわかりませんが、今までに見たことがないタイプに仕上がっています。PRHYTHM VISIONというと、このムービーが公開される以前は半透明のキラキラとしたオブジェクトを多用するイメージがあったのですが、今回そういうのは全くなしに(影はついていますが)フラットデザインでまとめてきた驚きがありました。スマホに楽曲情報が表示されてという始まり方、キャラクターのアイコンがスマホチックである点から、スマホ的なものをテーマに制作してきた感じですね。
色使いは結構キツイものがありますが、ムービー自体のポップさや白い水玉によって、印象としては軽く思える不思議。Lump of Sugarのムービーの多くがカラフルなのは、ブランドロゴ自体がカラフルだからなのでしょうね。
どうでもいいことなのですが、最初と最後でテクテク歩いているキャラクターはなぜセンターヒロインではないのでしょう?


プラマイウォーズ デモ
ASa Project 『プラマイウォーズ』 応援中!

ムービー制作:yo-yu
楽曲:『Sweety wars❤』(作詞・作曲:rian / 編曲:山下航生 / 歌唱:新田恵海)

激しく動く方のyo-yuさんムービー。軽快にキャラクターが出入りし、物が飛び、小ネタもぶっこまれる賑やかさが目につく。サビが1番おとなしい感じはするのですが、ちょこちょこ一体どうなっているのかと思うような部分もあります。1:05あたりの背景が学校の校舎と思われるもので、さらにその周りには夜に花火が打ち上がっているという、本来ならばくっつくことのない絵が混じっているというわからなさ具合。花火の夜に学校で告白という流れなんでしょうけど、強引でありつつもちゃんと理解させる感じがどうなっているのかとw
個人的に「No chance Onechance」の所のリズミカルな展開が好きです。歌詞を表示させるにもああいう遊び感があると非常に印象的に映りますよね。SDキャラが一緒にわいわいやっているのも楽しさに拍車をかけています。
しかし、yo-yuさんは毎回自分の名前の登場のさせ方が控えめですね。ウォーリーを探せ状態です。


嫁探しが捗りすぎてヤバい。OP
『嫁探しが捗りすぎてヤバい。』

ムービー制作:ニライカナイ(MUGICHA)
楽曲:『約束』(作詞・歌唱:Duca / 作曲・編曲:ANZIE)

キャラクターの可愛らしさがあふれていますよね。同じニライカナイが担当したクロノクロック、パニカルコンフュージョンもそうだったのですが、キャラクターの動かし方、魅せ方が可愛さを強調するものばかりで、いわゆるキャラゲーにはニライカナイの制作する映像はぴったりな感じがします。そんなニライカナイの中、嫁ヤバを選んだ理由としては、絵のようなエフェクトやクレヨンっぽい線が挙げられます。こういった要素がどうにも好きなんです(あと線画を盛り込んじゃうもの)。自分で映像作った時に、もっと簡略化したものですが、それっぽいものを入れる、入れたくなるぐらいには好きです。
もう一つの特徴として、モーショングラフィックスなどで見られる丸と棒が組み合わさったような図形がちょこちょこ出てくると一枚絵も華やかになりますし、見せたい部分が強調されるので1つの方法ですよね。ラストのキービジュアルでの使い方がわかりやすいです。


エロ漫画家さんと貧乏姉妹OP
エロ漫画家さんと貧乏姉妹

ムービー制作:Mju:z(神月社、えん、B.J)
楽曲:『シン・チョク・チョクINGなう!』(作詞:伏木ひなた / 作曲・編曲: 青い缶詰め/ 歌唱:花野こんぺいとう)

こういった、作品の構成要素を映像に取り込んでいるタイプは好みです。効果音を書いてしまったり、漫符を使用したりと、賑やかであり、軽いギャグのようにも感じられ、楽しく見れるものとなっています。そして、抜きゲーということでエロCG連打があるのですが、キャラクターの表情、モザイクでや白消しではなくムービーの他の部分にも使われているマスキングテープのようなもので隠す方法、エロ要素を重くなく見ることが出来るようになっています。これは結構大きな効果で、エロCG連打となる抜きゲー系は、どうにも見ていてキツイものがあったりします(自分の趣味にあわない場合はさらにキツイ)。エロくないかと言われると、どうみてもエロいし、キャラクター動かしていることもあってさらにエロいのですが、自分の趣味という部分もあるということは理解しつつ気軽に見れるタイプなのは良い所。


ぼくの一人戦争OP
『ぼくの一人戦争』を応援しています!

ムービー制作:KIZAWA Studio
楽曲:『sacrifice Love』(作詞:RUCCA / 作曲:上松範康 / 編曲:末益涼太、菊田大介 / 歌唱:桜川めぐ)

ムービーから大作感が伝わってきます(大作と言っても、ゲーム自体は所謂ミドルプライス作品です。ここでは気合が入っているということと似たような意味で大作という言葉を使っています)。ゲームの方はプレイしていないので、実際はわからないですが、私はこのムービーから、なんかすごいことをしようとしていると感じました。
ムービーからはこのゲームの二面性が伺えます。日が沈み、学校の教室を闇が覆い、それまでの白を基調とした雰囲気が一転し、闇に満たされ曲に合わせた激しいものと変わっていく。白と黒、サビ突入後の逆転、はっきりと伝わってくる転換ですよね。
刀を持ったヒロインが印象的ですが、それでいて戦闘モノのようなエフェクトを使用したり、キャラクターを動かしたりした戦闘描写が殆ど見られない辺り、戦闘モノではなく、ちょっと違ったシナリオが展開されるんじゃないかという予想をしています。最後の「さようなら、大好きでした」という言葉でゲーム本編への期待感を煽って終わるのも大作感ですよね。戦って勝つのではなく、戦って喪うという印象があるムービーでした。


love,VAMPIRE FLOWERS OP
『love,VAMPIRE FLOWERS』を応援しています!

ムービー制作:Mju:z(神月社)、rin
楽曲:『VAMPIRE FLOWERS』(作詞・歌唱:MiLO / 作曲・編曲:mo2)

『放課後の不適格者』のMADムービーコンテストで最優秀賞を受賞し、次回作のムービーを担当する権利を勝ち取ったrinさんと神月社さんとの共作ムービーです。一体どんなムービーが上がってくるのか、公開前から期待していたものですが、その期待に応えるものとなっていました。賑やかではあれど、騒がしくはない微妙なラインで留めているのも好印象です。
勝手な推測ですが、神月社さんが全体のリズムとAメロ、Bメロ後半からサビ前半を担当。他をrinさんが担当と言う感じでしょうか? ラストの声優表示のところは、どっちなんでしょう。
これも前半の使っている一枚絵の数が圧倒的に少ないタイプですね。たまに絵の枚数を数えてみると、驚くほど使っている絵が少ないムービーもありますからね。
やっぱり神月社さんのムービーは元々の構成が素晴らしいので、何か1つ要素がプラスされると一気に魅力的になると思います。ただ、担当ムービーが多いことと、使っている演出に共通する部分があったりすることで、見慣れてしまっている感がもったいないのかな、と。



~2015総評~
小ネタから入りますが、15選に入れた、恋想リレーション、サクラノ詩、ウルスラグナの三本は公開日が一日違いでした。あの三日間はとても楽しかった記憶があります。曲も良ければ、ムービーもいいという素晴らしい三日間。そして、全部15選入りw

こう自分の好きなムービーを見ていくと、例外はあれどシンプルなものが好きという傾向が見える気がします。それとエロ漫画家さんのような、ノートやペンなどを取り入れたムービーは無条件で好きです。15選に入れてない所で言えば、PRETTY×CATION2、ちんくる★ツインクル フェスティバル!あたりですね。
やはり、もうエロゲOPのクオリティという部分では平均値が高くなってしまったので、クオリティ優先でランキングを作るというのは難しいです。結局は自分の好きなモノを並べるという、趣味をさらけ出すことなのかと今回この記事を書いていて思いました。と言っても、専門知識のない個人のランキングなんて個人の趣味以上のものではないのですが。

2015年は自分も見方制作に手を付けた年だったため、映像の見方というのも少し変わったように思います。映像を見て「この表現は自分にも出来る」「この表現は真似したい」「この気持の良さは一体どこから出てくるのだろうか?」などなど。作るようになったからわかることもありますね。キャラクターを動かすという部分について、余計に苦手意識が強まってしまった気もしますが……。アニメの用に枚数を使うのではなく、1枚の絵を動かすということは今の技術では確実に違和感があるので、その違和感をどう感じさせないかというのは一種の勝負点だと思ってます。

2013年に衝撃的なデモムービー(炎の孕ませ乳ドルマイ★スター学園Z )を制作したハルトシさんの新作に『対魔忍ユキカゼ2』があるのですが、ここまで来るともうエロゲデモという評価軸で評価していいのか悩む結果となったため選外となりました。当然のようにすごいクオリティなのですが、もうCGに構成された街に二次元の絵であるキャラクターがいるというのがもう意味がわからない。minoriのグルグルを最初から最後までやっているような驚愕具合です。

2015年に変化したムービー制作といえばKIZAWA StudioとPRHYTHM VISIONでしょう。個人的に対照的な方向に変化していった2社です。KIZAWA Studioはキャラクターをより動かし、おさえるところはおさえつつも派手な感じにシフトしていきました。そして、PRHYTHM VISIONはその作品に合わせたオンリーワンと言えるような映像を作る方向になりました。対照的といいつつ、この表現では別の方向ということしかわかりませんね。ただ、自分の中では派手とすっきりという違いがあります。もしかしたら、2015年がたまたまそうだったのかもしれませんが、そんな感じ。作品に合わせた映像というのは当たり前の話ではあるのですが、よりその傾向が強まっていくと自分は嬉しいところです。もちろん、メーカー側からあまり素材や情報が提供されないこともあるのかもしれませんから、難しいところなのかもしれません。これは次回のことになるのですが、既に公開されている『ハナヒメ*アブソリュート! 』のOPも特徴的なものになっています。

2015年の特色といえば色使いでしょうか。前年にも増して派手と言いたくなるようなものが増えてきた印象があります。その最たるものはコドモノアソビOPでしょう。あれは色使いもそうですが、キラキラとしたオブジェクト、レースのような細かなものが多く、個人的に見ていて疲れます。Lump of Sugar5周年作品であるところの『Hello,good-bye』との類似性(カード)など語るべき点もあるのですが、力が入っているということはわかるのですが……やはり疲れるという1点だけで自分の中では選外になってしまいました。行くところまで行ったと思いたいので、派手な色使いの傾向がここらで収まることを期待しています。

2015年に出てきた新人はrinさん、hairaさんのお二人。rinさんは『love,VAMPIRE FLOWERS』の方で説明しましたが、『放課後の不適格者』MADコンテストの大賞受賞者。賞をもらっている時点で実力者だったのですが、実際にエロゲデモを担当しても、他のデモに埋もれることのない特徴的で変わらぬ良さを提供してくれていますね。今年は残念ながら選外でしたが、入れるかどうか本当に悩みました。おそらくこれからもちょくちょく名前を見ることになりそうです。
そして、もう一人のhairaさん。最近はあまり動画の方に手を出していないような感じですが、もともとはM@D界隈の人ですね。M@Dから商業への道がまだ存在していたことも驚きです。今までのいろいろを取り入れている人という印象がありますが、これからまたどのような方向に行くのかが楽しみです。


~2015ムービーランキングに対して~
自分が書いているうちに、ランキングの方が発表されたので、その結果を見てのコメントになります。1位はサクラノ詩ですか。納得しつつも、納得出来ない感がありますねw それほど『ここから夏のイノセンス』を推しています。だから10位というのが納得出来ない! 10位以内に入れてよかったとは思うのですが、10位ギリギリはないでしょ……という愚痴を書いておきます。
さて、ランキング全体を見てみると、動きの多い、派手さを持ったものが上位に来ていると感じます。3位から9位まではなんとなく似ているという気がします。このムービーランキングに投票した人に「プライマルハーツの無印と2どちらのOPムービーが好きか」というアンケートをとったら2の方が上になるんじゃないかという気がします。言うまでもないと思いますが、自分は無印派です。神月社さんの手掛ける映像はいいと思うんですけど、今回のランキングではあまり票が入っていませんね……。と、文句を言いつつも自分も神月社さんのムービーに投票していなかったりするのが難しいところです。持ち票が3票という数字ですが、もしこれが5票だったりしたら、ランキングの下の方は劇的に変わるのかもしれません。仮定の話のため、私の想像の域を出ませんがw

他に注目すべきものとしては最初から最後までアニメとなった『サノバウィッチ』の順位が低いという点でしょうか。個人的には、ただアニメーションにした、部分的にただアニメーションを取り入れた、と思ってしまうようなムービーは低評価の場合が多いのですが、他の人はどうなんでしょう?(※サノバOPがただアニメを使っただけとは思っていません)美少女ゲームにアニメーションは求められているのかどうか。アニメーションOPの場合、ゲーム本編の絵を使わないことが多いので、原作の雰囲気を伝えることは出来ても、原作の絵と実際の雰囲気を伝えることが出来ませんからね。アニメの良い点としては、逆にゲーム本編では存在しない絵を使えること。一枚絵を用意することが出来なかったシーンを拾い上げたり、臨場感のある戦闘を見せたり、何人かのキャラクターがわいわいとした雰囲気を出すシーンだったりを上手く表現できますからね。ちなみに、部分的にアニメーションを上手く使ったムービー代表(自分が1番に思い出すもの)は『ティンクル☆くるせいだーす-Passion Star Stream-』です。

意外だったところでは、『円交少女』が4pt集めているにもかかわらず、同系統であるところの『スクイの小夜曲』が0ということです。自分が投票するならスクイなので、これもまた意外……。

投票し忘れてしまった人や、今回知ったという人は、2016年の投票は是非是非! エロトレのお気に入り機能を使って好きなムービーをメモしておくと、年末にその中から選べばいいので楽ですよ。自分は……お気に入り機能使おうと思いつつ忘れて、毎年のように年末に全部見返すことになっています……。

~他の人の感想~
伊頼の選ぶ2015年 美少女ゲームOP/demoムービーBEST
2015年のエロゲムービーの感想

~番外編~
PCゲーではないので10選には入らなかったものや、ちょっと紹介しておきたいものなどです。

新次元ゲイム ネプテューヌV II

ネプテューヌ系はどれも特徴的ですよねー。ネプのデジタル系の演出は自分が動画作る際の参考にしてますw


超次元大戦 ネプテューヌVSセガ・ハード・ガールズ 夢の合体スペシャル

上と同じく

激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団

謎の漫画調


オメガラビリンス

とってもyo-yuさん。


純愛ババア学園~転校生は100万歳~

ただ一度見て欲しいだけ。

Closed GAME




賢者の贈り妹

一点突破


サイコロジック・ラブコメディ

デザインしてるところが映像作ったらという例。前作の方もチェック!


STEINS;GATE 0

シュタゲはいろいろ出すぎてもう把握できていない。


CHAOS;CHILD

オススメされているのですが、対応機を持っていないのでプレイしてないです。とりあえず、PC版待ち。一応補足しておくと、曲がシンギュラリティの方です。


グリザイアの楽園
アニメの方も後半はURAさんでしたね。

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2013-04-17(Wed)

今月のムービーまとめ記事(2013年3月前半分)

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

動画がいくつも埋め込まれているので重いです。


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ラブらブライドOPムービー
いちゃラブ結婚同棲ADV『ラブらブライド』応援中!

ムービー制作:KIZAWA Studio
『Love Me Love La Bride!!』(作詞:void(IOSYS) / 作編曲:夕野ヨシミ(IOSYS) / 歌:青葉りんご)

LOVE LOVE LOVE BRIDE! 曲は青葉りんごさんが歌う『Love Me Love La Bride!!』。なんとなく曲が日常のOPっぽい。これは本当に曲がドッカンドッカンいく中毒性があるタイプなんで(実際自分は曲のために何度も見返してる)、それに映像が負けないようにガツガツした映像にしているのだろう。「LOVE LOVE LOVE BRIDE!」の歌詞に合わせて、その文字を勢い良く表示させるのは、単純だけど、それであるがゆえに曲の勢いを殺さない。こういうタイプの作品は内容説明いらないというのも楽な点ではあるだろう。キービジュアルとタイトルだけで「結婚」テーマで、いろいろあるんだろうなってことが誰にでもわかる。

ただ、このOPで気になってくるのは殆ど一枚絵を使わず立ち絵とSD絵で進行していくというところ。別に素材が間に合ってないということもないので、これはそういう構成にしてあるOP(予定通りマスターアップしてるし、チュアブルは個人的には信頼出来ると思ってる)。ほぼ立ち絵というのは、上で言ったように勢いを殺さないためというはあるだろう。一枚絵は基本的に瞬間を切り取ったものだけど、立ち絵は普段のキャラクターを表現しているものだから。立ち絵だけでもこんな映像ができるというのは、頭においておきたいこと。

キャラ紹介から、5人に迫られる絵をいくつも持ってきて、そこからひとりひとりのアピールタイムというのは納得の構成。初めに勢いにのせた後、このゲームにはこんな感じのキャラが居ると紹介され、「誰を選びますか?」と聞かる。そこから始まるそれぞれの特徴。最後にはウェディングドレス姿のヒロインたちがお披露目され、「結婚したらこんな表情をするんですよ」と言わんばかりの映像で終わる。とてもわかりやすいけど、ちゃんと見せるべきところを見せてる。

個人的には「らーらーらーらー」歌ってる所で教会らしきものの周りをカメラがぐるぐるまわるとこ。歌も相まってグワングワン頭を揺さぶられる。ゲーム本編はお約束的な感じを含めつつ、ちょっぴり暴走も含まれてる感じ。ブラウザ上での体験版を出したりもしてるんで手軽にどんな雰囲気か確かめられれる。ただちょっと気になるのは、キービジュアルの5人がドレス着て並んでるCGの中心にいるのがメイドさんで、メインの(話の起点となる)キャラではないというところ。何か意味があるのかな? 配色や見た目のバランスなのかもしれないけど。


LOVELY×CATION2 OP
『LOVELY×CATION2』を応援しています!

ムービー制作:神月社
『Call to me, Call for you』(作詞:西坂恭平、如月一生 / 作編曲:西坂恭平 / 歌:佐藤ひろ美)

予約済みの一本。1の時はそこまで惹かれるものはなかったんだけど、2になってたすくさんの絵もレベルアップし、シナリオもよくなったと強く感じる。絵の方では瞳の書き方がこっちのほうが圧倒的に好き。シナリオはより身近になったというか、「自分の生活でもこんなことがあるんじゃないか」と思ってしまうような内容。全くの他人→少し話す人→友人→恋人(?)への流れを描けている。関係がより深まる時だって、「自分はどこか相手に対して壁を作っているのではないか」とか、距離感をしっかり図りつつどうすればいいのかを考えていくという過程が見れるのは珍しい。
ヒロインを前作の5人から1人減らして4人にした理由、現在主流のワイド画面ではなく従来の4:3の画面の理由なども理由がわかれば納得がいく。何を売りにして、何がしたいのかが明確だからこういうのが作れる。

で、OPの話。
一見した時は、もうこの爽やかさに憧れすら感じた。ただ、ムービーとしては普通め。全体的に海、空という風景に加え、ヒロインの着ている制服までも青。さらにさらに場面転換にも青を使っている。青というイメージを売って行きたいのかな? ただ、青という色を基調にしつつ、ピンクという色も要所で出てくるし、白背景も使っている。
はじめにハート、スペード、ダイヤ、クラブのトランプの4つの絵柄とともにキャラクターが出てくるけど、ここらへんに意味はないのかな(今のドキドキプリキュアもトランプだね)。

残念だったのは素材が問題なんだけど、ヒロインと一緒に歩くやつが全部左の方に歩いて行っていてかぶっているところ。さすがにヒロインの位置はいじっているものの、全員同じ構図と言っていいから飽きる。ヒロイン全員分出さなくても良かったとも思うんだけどな。

ちなみに、この主人公の趣味は写真。だから初めでは写真があまりないけれど、最後には彼女たちと過ごしてきた日々を収めた写真が出てくる。相変わらず好きな演出の一つ。これがあるだけで、今まで見てきたものが「思い出」という一つのまとまりでくくられるから、綺麗に見える。


『ガーディアンプレイス』OP
SkyFish最新作『Guardian☆Place~ドエスな妹と3人の嫁~』を応援しています!!

ムービー制作:?
『バージンエンゲージ』(作詞: / 作曲:彩 / 歌:民安ともえ)

これに関して聞きたいのは「口パクしてるだけで歌っているように見えますか?」ということ。自分は全く歌っているようには見えない。ただ口をパクパクしているだけの、カッコ悪いものにしか映らない。何人ものキャラが口パクしているのに歌っているのは民安ともえさんただ一人。グダーっとやる気のない表情をしているキャラが△の口を動かす。「無口な」と紹介が出るにもかかわらず口を動かし歌っているふうなヒロインがいる。ただでさえかっこ悪いのに、さらにダメな要素増やしてどうするよ。
今やってるアニメでフォトカノやらNARUTOも口パクなのだけど、アニメですら違和感バリバリのものにしかならない。『歌う』という動作は難しいということがよくわかる。キャラクターに歌わせることで得られるものは何なのだろうか(複数のキャラに)。自分たちのことを歌う詩であるのか。作品のOPという作品外にあるものを持ち込むことによるメタ的なものなのか。同じ舞台に立つ、結束というものを表すというところに一票入れておく。

4月に公開された2ndムービーもかっこわるかった。曲が特徴的なのに、それを全く生かさないのには残念という気持ちしか無い。(詳しくは来月分に書く)それに、ムービー二本あってもどういうゲームなのか全くわからないというのはある意味すごいのではないだろうか。

お祭り騒ぎな作品ということらしいけど(作品内容が、ではなく参加している人が、なのかもしれないけど)、SkyFishでいえば同じ民安★ROCKがOPを担当したよついろ★パッショナート!のOPの方がお祭り感出てないか?



「逃避行GAME」OPムービー
逃避行GAME応援中♪

ムービー制作:KIZAWA Studio
『ふたりきり。遥か』(作詞・作曲:あるるかん / 歌:榊原ゆい)

俺もどっか逃げ出したい……
ちょっと気になるのはメインヒロインのピンク色の髪の子の紹介がAメロで、他のキャラ紹介はBメロであること。これは意図したものなのかなあ。他のムービーではどんな感じなのか、ふと見返したくなった。

主人公が出てくる場面が非常に多いけど、これはただ逃げるんじゃなくて、逃避行であり、誰かと一緒であるということが大切なのかなという妄想(逃避行は別に誰かと一緒って意味じゃないよ)。でもまあ、そこは素材の関係だろうね。

タイトルロゴが出てくる場面で、ロゴに含まれるキャラが走ってくるのを見て安っぽいとか思っちゃったのは、絶対sealが影響している。ほぼ確実に。だって、モテすぎて修羅場なオレのOPとか見てた時にはそんなこと思わなかったもん。


ナイものねだりはもうお姉妹・デモムービー
ナイものねだりはもうお姉妹バナー 710px×120px

ムービー制作:KIZAWA Studio
『Practice』(作詞・歌:真里歌 / 作編曲:椎名俊介)

歌っているのは真理絵さんじゃなくて、真理歌さんか。どうにも間違えやすそうなところ。さて、ムービーだけど、ハイスピードで色んな物を見せていく構成。全体を見ても長く表示されている場面というのは殆どなし。強いて言えばキャラ紹介時だけど、あれはいろいろかぶせてきているからなんとも言いがたい。夕方の校舎や道路に立つ姉妹、主人公含め5人そろっているあたりはもっとゆっくり見せても良かったんじゃないかとは思う。ラブらブライドとかぶっている文字演出だけど、こっちは文字を使った固さが生きてきていない。ただカクカクしているという印象しかない。

二組の姉妹の物語らしく、途中姉妹をセットにした展開もある。片方は学校で、片方は道端でというのはなんでだろう? ムービーを見る限りだと、主人公は片方の家にいるようだから、姉妹が家で待っている。もう片方の家の姉妹とは学校で会うから学校で。みたいな振り分けをしなかった理由は気になる。

丸を二重三重にして使う演出に名前を付けたくなってきた。


グリザイアの楽園OP
『グリザイアの楽園』2013.5.24発売予定

ムービー制作:URA、渡辺明夫(アニメ)
『FISSION』(作詞・歌:奥井雅美 / 作編曲:藤間仁)

やってきましたグリザイアシリーズ三部作の最終作であるグリザイアの楽園。果実、迷宮と見せてきたアニメと静止画の融合や、独特な空間の使い方、場面転換の方法などが、楽園ではどうくるかと思っていたけど、こうくるのか……初めて見た感想は「かっこいい」。かっこいいという言葉が非常に似合う厨二心をくすぐるような部分も持ったムービーです。他のものとは一線を画する作品ですよ。

これに関しては、果実、迷宮のほうも合わせて語らなければいけない部分もあるので(例えば果実では手を取れなかったが、楽園では最後に手を繋げている)、後回しにします。今年のTOP10には必ず入るようなムービーなので、年末にでも語りましょう。


『運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ』OP
WHITESOFT『運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ』応援中!

ムービー制作:藤村沙紀
『Dual Force』(作詞:松島詩史 / 作編曲:高瀬一矢 / 歌:Pixy Lab.)

制作者の藤村沙紀さんは猫撫ディストーション Exodusから連続でのWHITE SOFT。Exodusの時は猫撫ディストーション本編時の文章を多く使った演出をそのまま使ってきていたけど、今回も文章を印象的に使うのは変わっていない。WHITE SOFTのカラーは文字で行くのかな? ギャングスタ・リパブリカの方も期待だけど、「OPはまたOuterがいいなあ」とか思ってたら、Outerの活動休止とかで打ちひしがれていたりもする。

このムービーで注目すべきところは文章。というか文章部分以外はすごい普通。はるまで、くるる。のような演出の仕方をするところもあるけど、中心は文章。文章を積極的に表示させていくものは、当然のごとくその文章の持つ力にムービー全体の出来も左右される。そういう視点で見ると、このムービーで表示される文章は、イントロでは意味深、キャラ紹介では占・運命というものに対してのそれぞれのキャラの立ち位置、そしてそれ以降では運命の否定までは行かずとも立ち位置の危うさなどが語られる。人を惹きつける文章に満ちている気はする。

『でも』という部分で映像と歌詞が重なる。個人的には歌詞をそのまま表示だったり、歌詞をそのままやっちゃうのはのは好きじゃない。けど、これ見てたら『でも』というところから注目すべきところをスイッチさせてるんじゃないかという推測が頭のなかに浮かんだ。『でも』というところから、映像の文字に注目していたところを、歌詞への注目にスイッチさせているんじゃないだろうか。


ひとつとばし恋愛 デモムービー

ASa Project 『ひとつ飛ばし恋愛』 応援バナー企画


ムービー制作:よゆ
『春色メロディ』(作詞・作曲:rian / 編曲: 山下航生 (doubleeleven) / 歌:NANA)

前作の恋愛0キロメートルでぐっと知名度をあげたと感じるASa Projectの最新作。内容はタイトルが示すように、通常ならば攻略キャラのはずのキャラを一つ飛ばした関係を築きあげるというもの(例えば姉の友人等)。言葉ではよくわかんないんで、やってみるのが一番かな(といいつつ体験版ほぼやってない)。

そんなよくわかんない斬新な設定の物語のムービーはというと……。PSP版恋愛0キロメートルのOPを担当したよゆさんが担当するということで、そちらの印象をそのまま引き継いだものになっているかと。ぶっちゃけ動かしまくるというもの。PSP版の方よりも動きが抑えられてるとはいえ、動きがかなり多いのは間違いない。モーショングラフィックスのキャラの動き、場面転換で見せる絵の多さ。

キャラ紹介部分の構成が意外なものになっていて、普通Aメロでの紹介があればAメロ全体を使った紹介になると思うけど、ここでは二組紹介したら次に来るのは紹介ではないということ。ここは普通Aメロで4組全部紹介してしまうはず。

面白いのが、フォトショのような画面が連続して出てくるところ。ここで表示されているのは登場キャラなのだけど、登場キャラを作中で編集するというメタ的な視点を出してきている。この作品自体メタ視点を多用したギャグを仕掛けてくるので、この方法には納得。



「少女神域∽少女天獄」OPデモムービー
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ムービー制作:gram6design、tatsumi、makoto
『キミ∽ツナグ』(作詞:Tama' 69 / 作曲:西隆彰 / 編曲:尾澤拓実 / 歌:marina)

marinaさん名義での初シングルですよ!(ガルデモの時はガルデモ名義だったし、他の時も同様) ということでAmazonをペタリ


PCゲーム「 少女神域∽少女天獄 - The Garden of Fifth Zoa -」オープニングテーマ「 キミ∽ツナグ 」&エンディングテーマ「タイトル未定」PCゲーム「 少女神域∽少女天獄 - The Garden of Fifth Zoa -」オープニングテーマ「 キミ∽ツナグ 」&エンディングテーマ「タイトル未定」
(2013/05/29)
marina

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イントロで曲名やらをでかでかと出してくれるのは嬉しいですね!

全体を見てみると昼の世界から、夜の世界へと変化していく様子が見て取れる。タイトルとムービーを見る限り、二面性のある話かと推測できる。明るい世界でヒロインたちを見せてきたかと思えば、暗いイメージにだんだんと覆われ、その中でも明るい世界にすがりつこうとしたところで、決定的に分かたれる。

0:36あたりのモーショングラフィックスの使い方にはやられた。顔を上げ、目を覆っていた影が消えて、瞳の暗さが顕になるという展開にはやられる。あそこはただ瞳に光のない絵を一枚ポンと置いておくよりも動かしたほうが圧倒的に雰囲気が出る。


百花繚乱エリクシル OPムービー
AXL新作第9弾「百花繚乱エリクシル」2013年4月26日発売予定!


ムービー制作:yokota
『Flower!!』(作詞・歌:KOTOKO / 作曲:橋咲透(solfa))

1:02の「恵みの雨が~」からがやりたかったんじゃないかと疑ってしまうムービー。それぞれのヒロインの表情を表情にあった動きとともに見せていく。そしてヒロインとの時間の先には虹、そして雨の上がった草原に咲くのは白い花。

特にこれといった特徴があるムービーではないと思うけれども、歌の力もあって何度も見てしまうタイプ。AXLのゲームってよく見る方に入るのだけど、どういうゲーム出してるのかは全く知らなかったりする。

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2013-03-31(Sun)

今月のムービーまとめ記事(2013年2月分)

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

動画がいくつも埋め込まれているので重いです。



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ポケットに恋をつめて オープニング
ポケットに恋をつめて 応援中!

ムービー制作:どせい
『ポケ恋!』(作詞:森永桐子 / 作曲:朱月笛丸 / 歌:青ビスたん(CV.森永桐子))

はじめに言いたい「これなに???」。たぶん100人が見て、100人が同じ反応をするであろう謎
なオープニング。

二番目に言いたい「これオープニングじゃないでしょ???」。これオープニングなはず無いじゃん。だって歌と最後の予約特典紹介とかが合体しちゃってるじゃん!
えーっと、まずは曲部分の感想あたりから言って行きたいと思います。電波ソングの定義が「脳が蕩けそうになる歌」であるとするならば、これはその定義に外れること無く、本当の意味で電波ソングということができる歌です。歌でキャラクターを紹介し、ゲーム内容まで紹介しているらしい。
それでは、映像面で……「何が始まるんですか?!」。いきなりガクガク(重要)動くキャラクターが出てきて面食らう。これキャラクターの首の骨絶対折れてるよね。このゲームはLive2D導入しているんで、OPで動かして来るのは普通なんだけど、どうしてこういう動かし方なんだよ……。そして、いきなりの恐怖映像に続いて、キャラクター紹介へ。廊下をキャラクターが歩き、キャラクタープロフィールが表示されるという形式で紹介されていきますが、おそらくはこのゲームの売りの一つなのでしょう、キャラクターが動き、いくつもの表情を見せます。活き活きと……なのでしょうか? 

56秒以降に関してはもう何も言いません……
このムービーは存在すること自体が既に勝者の貫禄を放っています。ネタという意味では成功してるでしょう。作品に合うのかとかは全く不明ですが……。

やろうとしていることは間違ってはいないはずなのに、なぜこうなる。キャラクターが中心だから歌詞をキャラ紹介に、キャラのボイスを入れ、自己紹介カードを表示し、タイトルを連呼する。うーん……。
ちょっとこの作品は面白いことをやっているので、そっちについても書いておきます。このゲームのキャラクター設定は声優の人に決めてもらっているらしいです。そこら辺の詳細に関しては、公式のスペシャルにあるインタビュー記事の最後の項を読んでみてください。そこの解説で、声優の方に「自己紹介シートを書いてもらった」とあるので、このムービーで使われているものは、その自己紹介シートなんでしょう。キャラクターを先行して作ることで、ゲームがどんな風に出来上がるんでしょうね。そこら辺は気になります。


D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~ 店舗用デモムービー

ムービー制作:?
『endless memory ~refrain as Da Capo~』(作詞:南條愛乃 / 作曲:八木沼悟志 / 編曲:齋藤真也 / 歌:fripSide)

説明のいらないD.C.Ⅲ。急緩急といった構成で、ムービーとして非常にわかりやすい。カードを使った統一感のある部分もいいし、「こうして笑顔を交わしていたい」という文字の後で、笑顔ではなく悲しげな表情や真面目な表情を持ってくるのもお約束。

はつゆきさくらの時も思ったけど、fripSideの曲は重めのムービーにもよく合う。派手な感じもするのに、手を伸ばしても決して掴めないような辛さが含まれている感じがする。


ChuSinGura46+1 - 忠臣蔵46+1 - 2ndオープニング
インレ『ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-』

ムービー制作:?
『Dearest Sword,Dearest Wish』(作詞・作曲:Team-OZ / 編曲:伊藤ミツヤ / 歌:ayumi.)

歴史物とか、武将ものはキャラクターが多くなる傾向にあるよね。といいつつも、自分は忠臣蔵についての知識はほぼゼロです。なので(?)なにが46で、なにが+1なのかさっぱり。

2nd OPらしいけど、1stはこれでいいの? 二つOP作るならもっと大胆に変えてきちゃってよかったと思う。サビに戦闘を持ってくるところも定番なのはわかるけど、いっしょにする必要はなかったはず。

このムービーは好きな方に位置します。イントロではかっこよくキメてきて、サクサクとキャラクター紹介をしていき、サビでは戦闘、アウトロではイントロとは違う形でかっこよさを表現してくる。戦闘パートは絵としては殆ど動かしていないけど(実際立ち絵はそれぞれ二枚ぐらい)、キャラクター動かし方やエフェクトでそれをうまく補っているから全然気にならない。槍を振り回しているところは、動いていないのに振り回しているように錯覚する。スロー再生をしてみても、特に変わったことをしているわけではないので、単純に動かし方が上手いということ。


『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』オープニングムービー

ムービー制作:
『フェノグラム』(作詞・作曲:志倉千代丸 / 編曲:オオバコウスケ / 歌:彩音)

シュタゲといえば、アニメ化もされ、劇場版も制作されている知らない人はいないレベルの有名作。自分もPC版をプレイ済みだったりします。これはそのファンディスク的なものと解釈していいんでしょうか?(公式を見てもパッとどういうゲームなのかわからないってのはどうなのか……)まあとりあえず、原作やらアニメやら、一度触れている人をターゲットにしているムービーというのは間違いないでしょう。

このゲームの特徴の一つである、舞台が秋葉原という部分をそのまま使って、現実の秋葉原の映像とアニメ映像を融合させたムービーになってます。こうすると、実際に街でそのキャラクターが生活しているという感じがでますね。ファンが聖地に行くというのと逆で、キャラクターが、物語が聖地に行く感覚です。ちょっと驚いたのは、アニメの映像が原作の絵の雰囲気をしっかり再現してきていること。原作絵が独特なので、それをアニメとして再現できているのは素直にすごいと思います。おそらくは目をこだわって作られたんじゃないかと予想しています。

最後に仕掛けた物がすごい。逆再生。これは当然作品に合っている手法だし、演出が持つ効果も大きい。同じものをただ逆にして見せられているはずなのに、人はそれを見てしまう。逆再生という手順により、そこに抱くイメージは全く変わってしまう。

ここまできっちりとアニメや静止画の使い方を考えたムービーを完成させてくるなら、1:13あたりからの作品の一枚絵の連打はいらなかった気もする。あそこだけ、どうしても浮いている感覚が拭えない。例えば、あそこを駆け抜けてきた記憶のワンシーンという意味をもたせた演出にするとかなら話も違うが。


『僕らの頭上≪うえ≫に星空≪そら≫は廻る』 デモムービー


ムービー制作:?
『僕らの頭上に星空は廻る』(作詞:cc / 作・編曲:羽鳥風画 / 歌:Rita)

上でアニメについての評価をしているけど、ここではそれをひっくり返す。アニメを使うっていうことは、原作の絵に自信がないんじゃないと捉えられてもしょうがないんじゃないかな? この作品はせっかく絵の塗りが独特で、一目見ただけで他の作品と違うという差別化ができているのに、そこを自分たちでわざわざ殺している。そのアニメについても、お世辞にもいいとは言えない。制服を着るシーンなんて、あれなにがおこってるの?

体験版プレイ済みだけど、これアニメパートで一部キャラクターのイメージと違う動作をしている部分があるのが非常に気になる。具体的に言えば笹津というキャラ。
このムービーで使われてるアニメでいい点なんて、動いているということぐらい。そして、ゲーム中で使われる背景の中をかけていくアニメのキャラか。

それとその体験版についても一言。この作品ではまず、天文部を作るという目的から始まって、体験版ではその天文部が無事設立(性格には存続)ということになって終わる。けど、『人を集める』と『人が集まってから』の物語は違うよね? 設立後の物語を少しでいいから入れるべきだったんじゃないのかと思わなくもない。それに、天文部を作るという目的が達成されて、じゃあ次のこの物語の目標っていうのは何処になるのかもよくわからない。


『恋せよ!!妹番長』オープニングムービー
Latte最新作『恋せよ!!妹番長』応援中!

ムービー制作:藤村沙紀
『恋せよ!乙女』(歌・作詞: Duca / 作曲・編曲: ANZIE)

単純に一回見た時から好きになった。キャラ紹介の時に初めて出てくる、赤い髪のキャラの番長姿と普通の姿のギャップにころっとやられちゃった。それを考えると、キャラクターに二面性がある作品のムービーはキャッチーにしやすい部分がある。『俺の彼女のウラオモテ』だったり、辻堂さんの純愛ロードだったりね。

似たようなムービーとしては、恋妹や妹が僕を狙っているあたり(全部妹なのは偶然?)。素材の合間に図形や色を挟んだりして、絵だけでは表現することの難しいポップな雰囲気を出したり、全体に白を挟むことで感覚をリセットし、次の絵をより印象的に見せるような感じがしている。

初めはそっちに目が行ってしまったけど、見返してみるとキャラ紹介パートも丁寧であることがわかる。番長→通常という流れは全キャラ共通で、演出も画面を一回転させる(すべての面を見せる)というもの。変化のさせ方も線を使ったもので、絵の変化を強調している。個人的には次のキャラの紹介へと移る際のカメラを右に振る動きも好き。一定の速度ではなく、加速させることで緩急もつく。
全体的に、カメラの振り方と図形の挟み込みでリズムをとっているので、曲と非常に合っている。

素材として、番長絵、通常絵、番長SD絵の3つを混ぜながら構成されている。この使い方はピュアガールを思い出す。

このムービーのかなりの部分では、ホコリのような、小さな桜の花びらが舞っているように見えるけど、これは一体何を狙っているんだろう? 意識的に見ないとスルーしてしまうような些細なもの。



オレは少女漫画家R
ムービー制作:タク。
『Burning your soul』(作詞:Kato.yoshihal / 作曲:Taishi / 歌:ちよこ)

「漫画家」というテーマでまとめあげた勢いのあるムービー。吹き出し、コマ割り、定規、ベタ、トーン、効果線、漫画に使われるものを混ぜ込んで構成されてます。まず、一番初めに出てくる絵からして勢いがありますね。ぱっとタイトルが思いつかないのですが、こういう始まり方をするアニメもあった気がします。

使われている色も、シアン、マゼンダ、イエローの三色。言わずもがなの三原色。プラス黒なので、プリンタをイメージするとわかりやすいです。

キャラクター紹介では、それぞれが勢いのある絵となっています。これは原画家の力ですが、それに加え色をぶちまける演出、大胆な文字配置が重なって見応えのある紹介へと進化しています。

後半でもイベントCGを漫画のコマで分けてしまったり、漫画のページをぱらぱらめくるような演出が入ったりと、見る価値のある部分は多い。けれどやはり、ただイベントCGを羅列するだけに留まってしまったように見える部分も有り、そこはどうしても気になってしまうかな。

カメラワークやキャラを動かすという手法ではなく、素材そのものを弄ることで魅力を作り出していった良作です。


妹ぱらだいす!2 OPデモムービー
妹ぱらだいす!2 応援中!

ムービー制作:菱野優希
『ももっと☆ぱらだいす!』(作詞・歌:みるく / 作編曲:青島修造)

OPからしてエロいなあ。パパパパラダーイス♪
効果を使いまくる演出なので、それを上げて行ったらきりがないほど。この勢いで最初から最後まで行ってしまうと、どう考えても大味になってしまう。けれど、これは合間に曲調の変化とともに、SDキャラを使ったムービーへと変化している。この時も演出効果は入っているのだけど、曲のテンポがゆっくりになったことも有り、たたみかけるようなものではなくなっている。その後に関しては、エロアニメの連打なので省略。


聖エステラ学院の七人の魔女

ムービー制作:MIDPINE
『The party of seven witches』(作詞:Kato.yoshihal / 作曲:Taishi / 歌:みとせのりこ)

歌が入るまでのかなりの時間を使って、音と絵と文字によって世界観や雰囲気をじっくりと伝えてくる。
個人的にすごい印象に残るのが、名前の背景の真っ黒な植物が成長するところ。キャラクターそのものを栄養として成長しているような不気味さが漂っている。他の部分でも黒で表される部分が異様。これは『黒』をうまく使っているムービーとしていいかもしれない。

クオリアフォーダンス -Qualiaffordance- PV第一弾

ムービー制作:AIC

一応書いておくべきなのかなって。見ていてなんだか落ち着かない。単純にアニメをつなぎあわせているだけにしか思えない。初めはまだ見るべき部分はあったのだけど、途中からはもう見る価値無いよね。アニメのクオリティを確かめるという価値はあるだろうけど、このムービーを見るという価値はない。最後に「これはこのキャラクターたちがたどってきた道のりであり、思い出なんだよ!」的にまとめてくるムービーは好みなのだが、このムービーは中身がスッカラカンなだけになんとも……。
アニメのMADとかニコニコによくありますが、個人的にほとんどが嫌い。なぜかといえば、単純に名シーンをつなぎあわせただけにしか思えないから。そこで作者が何をしたいのかが全くといっていいほどわからない。やりたいこととかよりも、かっこいい映像を目指しているMADもあったりするけど、大半がつまらないものだから見るきが全く起きない。アニメを使うと、それ自体を弄ることがあんまりできなくなるから、っていうのが理由なんだとは思うんだけど……。自分が好きなMADは、アニメを一度素材という部分まで戻して、そして再構成しているもの。理解し、解体し、再構成するということですね。錬金術!


運命予報をお知らせします
ヨナキウグイス第一弾!『運命予報をお知らせします』

ムービー制作:?
『君と、二人で』(作詞・作曲:水城新人 / 歌:Prico)

Prico新曲! 正確な情報が公開されるのに時間がかかったのはなぜなのか、なぜOPに誰が歌ったのか書かれてないかなど、個人的には非常に突っ込みたい。それに、スタッフ名が表示される時間が圧倒的なまでに短くて、これで読める人がいるのかが疑問。
そんなことは置いておいて、構成としては赤い糸が人と人とをつなげていく、というタイプのムービー。写真という形で紹介される、おそらくは生徒会に所属するヒロインたち。赤い糸を交えて紹介される面々とは対照的に、廊下でただ一人笑いながら立っている(公式を見る限り)サブヒロイン。さらに、次に登場するのはタイトルにもある運命予報を伝えるというキャラクター。ヒロインたちの紹介を写真一枚で済ませる一方、サブの紹介に何枚かのCGを使うというのはあまり見ない形だろう。ヒロインはキャラ紹介以外でもCGを見せることができるということを考えれば、全く問題は無いのだが珍しい構成なので気になった。

公式HPの『Myスイッチ』という、それぞれのキャラクター視点から紹介されるストーリー、キャラ紹介というのは新鮮だし、そこに書かれている言葉も意味深なものあり、それだけで興味を惹かれる。どうしてこういう構成にしたのかという一点だけでも多くの想像が頭をめぐる。気になっている作品の一つだ。


学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS- +METEOR PSP版OPムービー

ムービー制作:PRHYTHM VISION
『My Little Glory』(作詞・歌:佐倉紗織(ave;new) / 作編曲:a.k.a.dRESS(ave;new))

このPSP版OPもイイ! PSP版になって大きく変更になった(追加された)のは主人公の妹のシナリオということで、妹フィーチャームービーになってます。2月公開されたものではこれが一番好きです。
基本的な画面の構成の仕方はPC版を引き継いでいる。色使いや、星の演出、キャラ紹介で見せるキャラクターの多くの表情などなど。それでいて、丸いものや円運動が多くなったり、レースのような小物が出てきたりと変わっている点も多いです。
タイトルの出し方一つにしても、PC版がタイトルロゴを意識した星の使い方から登場させましたが、PSP版では紙を折りたたむような演出でタイトルが現れます。
すごい一瞬なのですが、キャラ紹介の時に一枚絵→立ち絵の表情差分を見せるというその間に一枚絵の表情が変化しているんですよね。ハッキリとはわからない違和感が頭のなかに残るはずですよ。ただすんなり受け入れられるムービーではなく、引っ掛かりも持っている。

円運動が多くなったと言ったけど、円の中心にいるのはやっぱり主人公。主人公の周りを回っているヒロインたちがいて、その距離は変化していき、近づくこともあれば、遠ざかることもある。1:30あたりの観覧車も同様だろう。観覧車については本編に出てくるCGからイメージをふくらませていったのだと推測できる。観覧車=主人公とすると、主人公と近すぎる関係、主人公という温もりに揺られ頼っているというような深読みもできそう。

スライドショー的なムービーは減って来ましたが、部分的にスライドショーになっているムービーはたくさんあります。ただ、個人的にはこれはどうにも好きになれない。それは、キャラ紹介の部分などで工夫しているのにも関わらず、その後一枚絵を見せていくようになったら急にその工夫が見られなくなるというのがもったいないからです。スライドショーを否定するつもりはありません。一枚一枚をじっくり見せていくことで生まれるものもあります。個人的にそれで生まれるものは「時間」であると思っています。実際の時間よりも引き伸ばされた時間を体感できるという感覚でしょう。

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2013-02-07(Thu)

今月のムービーまとめ記事(2013年1月分)

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

動画がいくつも埋め込まれているので重いです。 このエントリーをはてなブックマークに追加

僕が天使になった理由 オープニングムービー
僕天応援バナー

ムービー制作:Iris motion graphics
『Feather Song』(作詞・作曲・編曲:CaS 歌:CaS)

OVERDRIVEがエロゲを作るぞぉおおおおお←定型句
オープニングと言いつつも、後半にはアニメ版キラ☆キラのCMが入ったり、5/5のライブの情報があったりしますが、そこら辺は置いておいてオープニング部分についてのみ触れます。
一見するとシンプルなオープニングです。静かなイントロから始まり、出てくる文字はタイトルやキャラクターの名前だけ、映像にも大きな動きはなく進んでいきます。それでも、なんとなく見てしまう映像に仕上がっています。それは、赤い糸であったり、舞う雪や羽であったり、白い吐息、小さな動きの積み重ねが生きています。特に赤い糸に関しては物語のキーでもあるためか、非常に綺麗です。
最初からタイトルが出てくるまでの流れが非常に気持ちがいいですね。雪が降る中で二人が全く別の方向を見ている中から始まり、二人から伸びた赤い糸がギターの弦に変わる。その弦が一本を残し切れたかと思えば、タイトルロゴの赤い糸に変わっていく。そのタイトルロゴに天使の輪っかが落ちてきて、白い背景が美しい夜景のキービジュアルに変わっていく。
ギターの赤い糸が切れる、キャラクターのシルエットが砕けるという大きな動きを伴う表現が二箇所あるのですが、それによって前後のテンポを変えているのがわかりやすいですね。ゆるやかに始まり、ギターの弦が切れると共に音が増え、キャラクター紹介の後、シルエットが砕けてからは前半とは打って変わっての勢いのある映像、セピア調の絵を挟むことで勢いを削いでいき、余韻を残す形で終わる。
キービジュアル(タイトルロゴが出る絵、最後の絵)の二枚が美麗なこともあってか、じっくり見せてくれるところには好感が持てます。その美麗な絵を活かすように、上で言った小さな動きを追加しているので、よりいっそう良い物になっています。キービジュアルだけでなく、1:19や1:33あたりも綺麗です。こちらでは動きというよりも光の扱い方が上手いです。街の持つ雰囲気がなんとなくminoriのefに似ている感じがします。教会が出てきたりもしますしね。
もったいないのは動かす時に映像がブレてるようにしか見えないという点ですね。これはYoutubeにアップされているものなので、製品版ではどうなるのかわからないですけど。
応援メーカーということで、既に体験版をプレイしてからムービーを見たのですが、これ体験版をプレイする前と後ではかなり印象が変わると思います。天使の輪っかが落ちる、赤い糸の演出、シルエットが砕ける、歌うアイネ、走るキャラときちんとシナリオに沿った演出が散りばめられているんです。
いやー、それにしてもギターの作りこみがすごいですね。さすがOVERDRIVE!

最後に応援メーカーなのでデモムービーから考える展開、というか設定予想も、一応白文字で書いておきます。歌詞からも予想しようかと思ったけど、フルの歌詞を持ってないのでやめておきます。
気になったのは1:37あたりの巴と思われる人物。まるで天使のような姿をしていますが、頭の上に乗っかってる輪が赤いんです。改めて他のキャラクターも見てみると、天使の輪の色は赤。黄色ではないんです。この作品に出てきた赤いものといえば『赤い糸』。人と人とをつなぐもの。もし輪っかが赤い糸ならば……輪というものは一本の糸を円にしたもの、それだけで、己のみで完結している。天使というものは、人と人との関係から、外れてしまった者たちのことなんじゃないだろうか?

巴の紹介の時に出てくる赤い糸だけ切れているのもポイント。切れないはずの赤い糸が切れてしまっている。巴から抜け落ちてしまった関係、プロローグとの少女との関係と推測できる。

↑大外れでしたw
そこは置いておいて、DEARDROPS、超電激ストライカーとこの僕が天使になった理由は、全部右へと進んでいく形式になっていますね。とだけ。


流星キセキOP
「流星☆キセキ -Shooting probe-」情報公開中!

ムービー制作:どせい
『Stardust Story』(作詞:StarDrops / 作・編曲:HuskyRider / 歌:あゆみ)

個人的にCDを買っていたStarDropsの初めての商業作品OPです。
全体的に動きが多い、どこをみても派手な感じのムービーです。特徴としては何度も出てくるロケット、歌詞の表示、そして流れ星。特に歌詞表示があるおかげで、常に動いているという印象が得られるかと思います。ただ、それと引き換えに、じっくり一枚一枚CGを見せるということはなく、騒がしい感じも同時に与えてしまう可能性があると思います。長めに尺をとってあるのが、主人公とヒロインの部分(指切り、花火、別れっぽい絵)なので、そこを強調するのには役立っていると思います。
個人的にこのムービーのすごいと思うのは23秒あたりからの数秒です。キャラが地球?へと落下、光を放つ、爆発する、流れ星の流れを超強引なスピードで説明しちゃってる。別に「キャラが落下→ヒロインと主人公の出会い」でもいいはずなのに、ちゃんとその間も説明して、かつ間延びさせていない。
箱が展開していくところから始まり、元の箱へと戻って終わり。タイトルロゴの□との繋がりというのもあるんでしょう。それだけでなく、最初の歌詞に『閉じた世界』とあったり、ロケットの持つイメージ(外へと出て行く)だったりするところと合わせて考えることもできそうです。個人的には箱=地球のイメージ。
「ヒロイン地球に落下→みんなとの交流→宇宙へ行く方法を見つける→最後の時間をすごす→さようなら」という流れがこのムービーから読み取れるのですが、実際のシナリオはどうなるんでしょうね。
ちょうどTVアニメで『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』というのがあるんですけど、あれも歌詞が表示されるタイプですね。あれと比べてみても面白いでしょうね。


時計仕掛けのレイライン-残影の夜が明ける時-プロモーションムービー
ユニゾンシフト:ブロッサム新作応援中

ムービー制作:どせい
『残影の夜が明ける時』(作詞・作曲:水月陵 / 歌:KIYO、JOH)

本来ならば先月分に含めるところなのですが、ちょっと上の流星キセキと比較して書きたいのでここに持って来ました。まず注意事項として、HPで配布されているDL版と上のYoutubeの埋め込みだとフレームレート(一秒ごとに表示される画像の枚数)が違います。これによって印象が全くといっていいほど違うものとなるので、出来れば公式からDLして見てください。ぬるぬるですよ! ぬるぬる!
比較したいというのは、製作者が同じどせいさん(MOTHERじゃないよ!)ということもあって、作り方が似た感じです。時計じかけという、タイトルロゴの歯車を全体に配置して構成しているところなんかまんまですね。歯車を使ってそれぞれのカットを豪華にしています。ここで注目すべきことは、基本歯車は背景で、ゆったりとしか動いていないことです。流星キセキでは騒がしい感じもした、流れ星描写、歌詞表示ですが、あれは激しく動きすぎた、前面に出てきすぎたということが原因と考えています。曲調に合わせていると思うので、もしこちらも曲が速ければ騒がしいことになったんだと思います。
特徴的なものにエフェクト光もあるのですが、これはぬるぬるだからこそという部分が大きいです。Youtubeで見ると、この魅力は感じられませんから。
一箇所だけ時計の針の回る方向だったり、見せ方も回るものが多かったりはチェックしておくと面白げかな。
最後に……このゲームはモー子(メインヒロイン)が非常にかわいいと思います。赤面してるところとか、ケーキ食べてるところとか、呆れてるところとかメッチャかわいい。


学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS- +METEOR


ムービー制作:PRHYTHM VISION
『My Sweet Lady』(作詞:佐倉紗織(ave;new)& a.k.a.dRESS(ave;new) / 作編曲:a.k.a.dRESS(ave;new) / 歌:ave;new feat.佐倉紗織)

※一応新作として扱います。大好きなムービーなので書きたいということもあって。
上が新作版、下が原作となります。上が原作版というややこしい表記なのは、PSP版では完全新作のムービーも追加されるためらしいです。
上でも言いましたが大好きなムービーです。特に変わったことはしていないのですが、もう何度も見ています。先にPC版の方から。
ここまでで何度も出していますが、タイトルロゴをうまく使ったムービーというのはいいですよね。タイトルロゴが作品を表しているという前提が必要となってきますが、うまく使えたときは誰かの心を掴むパーツになるでしょう。このムービーはそのタイトルロゴをうまく使うということが、しっかりできています。ロゴにある星は7つ。タイトルにもSEVEN STARSってありますしね。一番大きな星が主人公で、他の惑星から来た=流れ星ということも言えますね(流星キセキとつながった!)。1:41でも、大きな星が消えて、小さな星6つと『Welcome to this school!』という文字が表示されるもの内容をしっかり表せています。
自分がこのムービーなんでここまで好きなのかよくわかっていないんですが、リズムの良さと、キャラクターの表情の多彩さというのはあるんだろうと推測しています。
ここからはPSP版です。PC版からの大きな変更点は、エロCGの排除、新キャラの投入ですね。これが案外大きな効果を生み出しています。エロCGが排除されたため天宮寺・アクアリウス・海月(青い髪の女の子)の着替えシーンの構図が変わっています。これによってPC版で不満に思っていた同じ構図(0:55、1:13、1:28)が出てきてしまうことが避けられているんですよ。追加されたキャラの部分もほとんど違和感がないので、これはいい方向に行ったと思ってます。残念なのは『Welcome to this school!』が削られてしまったことぐらいです。で、タイトルロゴに一つ星が加えられているのは当然すぎるほど当然の流れですね。


「BALDRSKYZERO」 デモムービー
戯画『バルドスカイゼロ』応援中!

ムービー制作:神月社
『WING OF ZERO』(作詞・唄:KOTOKO / 作・編曲:高瀬一矢)

バルドといえば有名なシリーズですが、残念ながら自分には全く知識はないです。これを書くにあたり、以前の作品のムービーを軽く見たぐらいです。
静止画を基本としていますが、そこにアクセントとしてロボの映像が挟み込まれますね。デジタルに侵食されたような映像の雰囲気は、前作までのムービーをの繋がりが感じられます。
キャラクターと一緒に表示される紋章みたいなのは、個人を表す識別用の何かなのかなあとかそんなことを考えつつ。
歌詞と同じ言葉が表示されるのは「ゼロから」と「存在を刻んで」の二箇所。ここを強調したいという目的があってのことなんでしょう。ゼロを強調するのは、タイトルにもゼロが入っているのでわかりやすいですが、「存在を刻む」という言葉がゲームにどう関わってくるのかという部分は大切でしょう。


みんな捧げちゃう!
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ムービー制作:神月社
『届け、恋の祈り。』(作詞・歌:片霧烈火 / 作編曲:Shade)

ぱれっとってこんなゲームも出してたんですね。ましろ色シンフォニーのようなイメージしかなかったです。曲はShadeさん、片霧烈火さんというコンビ。先月分のパスチャ3のOPと同じコンビですね。といっても曲の感じは激しくなく、甘さが漂っています。自分は最後のギターのところで作曲がShadeさんということがわかりました。
始めっから飛ばしてますが、英語で「昨日の夜、夢のなかで」と書かれて夢の様子が描かれているのですが、ハッキリ言って文字がなくてもわかるレベルにわかりやすいです。そして次の日の朝、学校に登校してみると、そこには昨日の夢に出てきた女の子が。というのがわっかりやすく伝わってきます。あー、あとヒロインがサキュバスってことも衣装で伝わってきます……なんでサキュバスってああいう服着てるイメージになったんですかね? ほわほわした枠で囲まれていたら夢。陽の光、校門、教室ときたら登校しているとか、多くの人が持っている共通のイメージをしっかり使ってきていますね。
このムービーは非常に曲のリズムと映像がマッチしていると思います。それが顕著なのはタイトルが出る前の、CGと英語が同時に出てくるところ、1:16からの展開です。タイトルが出る前は絵が右から左からリズミカルに出てくるというだけですけど、やはり綺麗です。1:16からについては、それまでの動きから一転してタメを作り、そこから「ALL FOR YOU」の文字を見せ、先ほどの絵をずらして表情を見せるという流れが非常に上手いです。
しかし、Last Nightの前のヒロインの変顔というか、企み顔が非常にいいアクセントになってますね。普通に見てると「あれ?」って引っかかったまま、次の展開になだれ込みますから。
他に言うこととしたら、ハートと星のエフェクトが気持ちいいということでしょう。好きなムービーなんですが、なにか足りない気もするんですよね。


ROYAL DUTY / FLUSH!!
2013.2.22発売のLime新作『Royal Duty / Flush!!』を応援しています!

ムービー制作:
『ルシオールマジック ~Luciole magique~』(作詞:藤海琢樹 / 作曲:アッチョリケ / 歌:のみこ)

二人のヒロインから想いを寄せられどちらかを選ぶ、という展開は多々あると思うんですが、それをここまでムービーで表現してきたのはあんまりない気がします。もちろん、ヒロイン同士がバチバチ火花を散らしているような構図はよく出てきますし、これでも使われています。ただ、0:54からの月光降り注ぐ草原での一幕がヒロイン二人分全く同じ構図で、全く同じ展開をするんですよ。同じ場所に立ち、相手を求めているということがわかるようになってます。完全に二人を中心にムービーを構成しているからできることなんでしょうね。サブヒロインらしきキャラは途中のつなぎみたいになってます。過去と現在をつなぐアイテムも配置され、ストーリーの流れも予想がつきます。
曲に関してなのですが、イントロが面白いですね。初めこのムービーを見たときは映像よりも、音の方に比重が行きました。たぶん店内で流れてたら振り返っちゃいますね。


ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!オープニングムービー
【ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~】2013年03月29日発売予定!!
ムービー制作:
『ラヴ・ライセンス』(作詞・作曲・編曲:山下航生 / 歌:藤原鞠菜)

うーん……非常に疑問なんだけど、どうしてseal関係のゲームは評判悪いのに、OPはこんなにもいいんだ? 10選とかを作るとなるとなかなか入らないんだけど、十分にいいOPを毎回毎回作ってきてくれる。コミカルなものから、少しシリアスが入ってものまで全般的に上手い。エロ系のムービーはどうにも微妙なものが多い中、seal系は毎回しっかり見れるものを作ってきてくれるのは本当に謎。(内容が良くないからムービーで一本釣りとかそういうんじゃないとは思うけど……)
ちゃんと作品を意識して、作品に出てくるアイテムから想像を広げていってますよね。タイトル、歌詞、映像、その全てがゲーム内容を説明していて、このムービー一本見るだけで他の説明を見る必要が無いんですよ。だってわかっちゃうんだもん。あまりこういうタイプのムービーを作るところがないので、結構独壇場になっている感覚があります。
このムービー自体にはあんまり語るようなところはないんですよね。これも処女と魔王とタクティクスの時と同じように、見ればわかるというものなので。


大図書館の羊飼い Opening Movie
『大図書館の羊飼い』は2013年1月25日発売予定です。
大図書館の羊飼い Promotion Movie

ムービー制作:北川由貴
『ストレイトシープ』(作詞:永原さくら / 作曲: Ceui、小高光太郎 / 編曲:小高光太郎 / 歌:Ceui)

大図書館の羊飼いのムービーは二本あるのですが、まずはOPから。ちなみに、この二つのムービーがどう使い分けられているのかは知りませんし、調べてません。
これは店頭PVとかで流れていたものですね。結構目立ってたので覚えています(秋葉原でよく見かけたというのが一番だとも思いますが)。
このムービーは地味ですが、非常に効果的に思える手法が使われています。キャラクター紹介の部分で、手前にキャラのシルエットが、背景ではアニメーションで動くキャラが映されます。初めのキャラはシルエットもアニメも同じ動きをしているのですが、次のキャラだとシルエットが上半身、アニメが下半身を表しています。次からがポイントで、初めはシルエットとアニメではカメラの位置が違うのかなと思わせておいて、最後に猫を置くか置かないかの違いが出てきます。もうここで見ている人の心は奪われているわけですね。ここで「あれ?」と思った人は次のキャラは、また何処か違うのだろうか、前に出たキャラもシルエットとアニメが違っていたのだろうか、という興味が出るんですよ。そして、次のキャラを見てみると、案の定シルエットとアニメの衣装が違う。この時点でこのムービーの保つ力に感服しました。さらに、このキャラ紹介部分ではアニメの方の顔が一切見えない作りとなっています。これは手前のキャラとのバランスをとるためでしょう。どれだけ頑張ってもアニメと静止画のキャラを同時に見せたのでは違和感が生じます。その違和感を減らすために顔を見せていないのでしょう。人の印象というのは顔が命ですし、顔の情報量というのは大きいですから、そこを外すだけでも違和感は相当に抑えられます。ちなみにアニメの方にはパスチャ3と同じようにフィルタがかかっていますね。これはこれからのトレンドになるかも……とか書こうと思いましたが、このムービー公開されたの数ヶ月前でしたね(笑)
以前D.C.ⅢのOPムービー(全部アニメのやつ)で言ったことなのですが、アニメだと本編にないシーンを描くことができるというのが強みです。それを生かして、主人公とヒロインの関係だけでなく、ヒロイン同士の関係なども描けるのではないか、と言ったことがそのままこのムービーでは表現されていますね。どこかの部屋で、キャラが集まって会議をしている場面なんかがまさにそうです。ホワイトボードの部分も似たようなことが言えます。あそこから活動の雰囲気、それぞれの動きが見えてきます。さらにはこのキャラクターはどんあ性格なのかという部分もキャラ紹介のアニメパートで見て取ることができます。キャラ紹介というのを一段深く掘り下げた感じがしますね。
小さな所でも、カットを分ける表現にはスカートの柄と似たものが取り入れられていたり、ページを捲る演出をするときには、学生らしさを出すためか首元のリボンを意識したと思える柄が見える。こういうところにも作品を意識させる工夫を凝らすのはプロですね。



ムービー制作:?
『夢飼い日和』(作詞:永原さくら / 作・編曲:藤井亮太 / 歌:西沢はぐみ)

こちらはプロモとは打って変わって普通のムービーといった感じです。オープニングと言いつつも、キャラ紹介ムービーといった印象が強いです。このムービーを発売数週間前に公開した理由というのも気になりますね。
これを始めに見た時の感想は「CARNIVALっぽいな」でした。手前から奥のキャラへとカメラが移動していくところがそれですね。
携帯電話がフィーチャーされるのは、本編での重要(?)アイテムだからでしょう。それぞれのキャラの着信メロディということでDLできますし、宣伝にもなっているでしょう。
初めの波紋でヒロインが見え隠れする部分は、音と波紋が綺麗に合っていますね。なんかこういうゲームもあるような気もします。
しかし、二つのムービー両方で特殊な扱いをされている凪というキャラは何なんでしょうか? こればかりは本編をやってみないことにはわからないんでしょうが。

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2013-01-28(Mon)

今月のムービーまとめ記事(2012年12月分)

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

毎月ムービー記事を書くということになりました。毎週だと続かない気がするので、毎月です。ここで紹介するムービーは公開されたもの全てというわけではありません。書きたいと思ったものについて書いてます。文量はまちまちだけど気にしない方針です。

※動画をいくつも埋め込んでいるので重いです

レイラインに関しては来月分にまわさせてもらいました。 このエントリーをはてなブックマークに追加

ハピメア OPムービー
【ハピメア】応援バナー

ムービーデザイン:ニライカナイ
『夢の無限回廊』(作詞:石川泰 / 作曲:斎藤悠弥 / 編曲:斎藤悠弥、宝野聡史 / 歌:橋本みゆき)

ムービー単体で作品として成立しそうですね。歌は先行で公開されていたものを既に聞いていたのですが、ムービーを始めてみたときは、その歌との見事なまでの合いっぷりに舌を巻きました。歌の雰囲気やイメージをそのまま作品の物語とつなげムービーにしてきた感じです。独特な雰囲気を持ったムービーですけど、これはアリスの物語イメージということでいいんですよね? 服装やら、キャラクターの持つアイテムやら(ここで公式を見てあってることを確認)。そしてヒロインのもつアイテムでもある蝶は、胡蝶の夢意識なんでしょう。ただ、全編通して出てくる薔薇はどこからのイメージなんでしょう? これらのことを把握した上で見ると、すごい自然なムービーです。始まりは本をめくり物語の中へ。穴へ落ちていく描写なんてアリスです。
このムービーは0:45になりようやくキャラクターが主体となったムービーになります。それまではほとんどキャラクターは出てこず、本の演出などが続いていきます。冒頭だけでこのムービーの方向性が見えますし、結構目を引くと思いますよ。
あとこのムービーの背景は最初から最後までタイトルロゴにもあるタイル模様ですね。統一感が生まれ、ひとつの世界の中をカメラが動き回っているようなイメージをもたらしてくれています。しかも、これ自体がアリスの物語という意味を持ち、雰囲気を作り出せるので一石……何鳥ですかね?


『LOVESICK PUPPIES』 OPムービー
『LOVESICK PUPPIES』を応援しています!

ムービー制作:神月社
『Happy! Puppy!』(作詞・作曲:桃井はるこ / 編曲:上野浩司 / 歌:アフィリア・サーガ・イースト)

明るい、楽しい、騒がしい、の三拍子揃ったバタバタムービー。なんというか、すごくギャルゲー臭がしますね(エロゲーでなし)。女の子の下着姿を見せる時、各部に目が行った後全体を見せるところとか、キスのシーンとか、男の妄想感が半端ない。テンポもいいので、2分が短く感じますね。安心して見ることができます。
最初の3、2、1、とかは普通に歩いているときに聞こえてきても、音がする方を見ちゃいますね。「何してるんだろう」という気持ちで見ちゃいます。

パステルチャイム3 バインドシーカー オープニングムービー
アリスソフト“パステルチャイム3 バインドシーカー”応援中!

ムービー制作:松根マサト
『THE BIND SEEKER』(作詞:HIRO / 作曲:Shade / 歌:片霧烈火)

Shade×片霧烈火……最高やで……これはこの曲だけでCD買っちゃうレベル。というか買う。アリスソフトらしくアニメOPかとおもいきや、最初は静止画ムービーとなっています。そこにアニメーションがプラスされ、最終的に全てアニメーションとなっていきます。下でしっかり語っていますが、以前の大帝国もアニメと静止画を使っていましたが、それを二段階ぐらい進化させたムービーに仕上がっています。昨年書いた2012年ムービー10選には入れなかったのですが、今書いたならば確実に入れます。絶対入れます。(というか昨年のムービーの中では現状TOP3にまで食い込んでます)
アニメとモーショングラフィクスの融合ということについてはいまじならっく様を読むといいかと思います。
このムービーは新時代というものを感じさせる出来でした。静止画とアニメーションの融合という点では非常に良く出来ています。静止画とアニメの二つをムービーに盛り込むと、動き、絵の感じに関してどうしても断絶する部分が出てきます。じゃあその断絶をどう埋めるのかと言ったら、キャラデザを原作寄りにする、アニメから静止画へと移り変わらせる、静止画とアニメを一つの画面に同居させる(これに関しては失敗するとかなり痛い)などの方法が取られてきました。このムービーで使われているのは、アニメパートにフィルタをかけることで絵から受ける印象を変化させる、アニメパートに静止画的要素を持ち込むことで全体の統一感をだすことの二つです。まずフィルタがかかっているという点なのですが、よく見ると普通のアニメの絵と違いますよね。説明しにくいのですが、なんらかのフィルタを通してみたような絵の違いがあるはずです。自分でも意外なのですが、たったこれだけのことで通常のアニメとは受ける印象が全く違います。また、同時にノイズのような、ちらつきも混ぜ込んでいますね。アニメに静止画の要素を持ち込むというのは、キャラ紹介の部分ではアニメはキャラの特徴を表すために使用され、名前、演出は静止画的に描かれます。戦闘パートではアニメ主体で描かれて入るのですが、キャラ紹介の時から続く『線』の描写が入っているので統一感があるのに加えて、画面が締まって見えます(線の描写はこのムービー全体に含まれているので、全体的な統一感もでますね)。統一感という部分ではもうひとつあって、キャラ紹介の時には青地に黄色の線だったのが、戦闘パートでは逆に黄色地に青線となっているんですよね。これも上手い切り替えだと思います。ちなみに、青と黄は色相環では正反対の色となっています。これは強調の際などに使われる組み合わせなんですよね。
フィルタがかかったような映像、アニメに静止画的要素を持ち込むというのは、松根マサトさんが担当した『神様ドォルズ』のOPでも見られました。あのOPは歌も特徴でしたが、映像も非常に特徴的なものになっていましたね、大好きです(見たことがない人は急いでここのリンクから飛ぼう!)。私はこの記事を作ってる段階で知りましたが、驚きと同時に納得でした。アニメ自体は普通なのに、それを演出する方法が上手い。作品に合わせた要素も仕込んである。ちょっと話は外れるんですが、『神様ドォルズ』OPに見られるような線による画面の切替というのが私の好みです。美少女ゲームムービーで言えば『EXE』、アニメで言えば『地獄少女 二籠』ですね。他にも知っている人がいたらコメントくれるととても喜びます。
アニメパートにばかり目を向けていたので、静止画の方についても。画面切り替えを多用し、さらに文も盛り込むことで情報量を多くし、派手なものにしています。それはアニメーション部分でキャラ紹介やら戦闘物であることを全部やってしまうので、静止画部分はとりあえず見てもらえるようにという方向性なんでしょう。ただ、この中のモーショングラフィックスに関しても静と動の使い分けがしっかりしています。動いたまま次の絵へと行くのではなく、ちゃんと一度止まってから次へと行っています。
言っちゃなんですが、アリスソフトの『大帝国』は静止画とアニメの融合が失敗した例だと思っています。アニメが入るまでの演出の統一感だったり、戦闘へ臨むまでの高まり方だったりが非常によく表現できていて、期待が高まっているのに、よくわからないアニメが挿入されてそのまま最後まで、というのは残念過ぎました。これの敗因としては、唐突にアニメが挿入されたこと、アニメパートがもっさりしていたことの二つだと思ってます(キャラデザに関しては突っ込まない)。じゃあこれを改善するにはどうすればいいのかというと、前者の場合、冒頭の数秒でもいいからアニメを使っておきアニメが他にも使われるかもしれないという心構えをさせておくこと。この方法の悪い点はアニメに切り替わった時の驚きが減衰されてしまう点です。後者の場合は、このパスチャ3を見れば答えは見えてきますね。アニメだからといってずっと動いている必要はないんですよ。静と動の使い分けをはっきりさせれば、当然メリハリがでます。戦闘シーンにおいても、音楽に合わせ動きにリズムを作ることで見ている側ものめり込めます。大帝国のOPで悪いと思ったところが、しっかり改善し、さらには進化してきたというところも、このムービーで注目すべきところです。次に作るムービーがどのようになるのか、非常に期待しています。
あと一箇所だけ上げると、銃を撃つときが顕著なのですが、ぶれてキャラが分身して見えますよね。それも色が違うように。放たれた弾が(私達が見ている)画面に到達すると、色が反転したりもする。ここのエフェクトが非常にかっこよかったせいで、私はこの銃使っているキャラがお気に入りです。(左右で違うタイプの二丁拳銃というのももともと好きなので、それに加えてです)
長文失礼しました……




サド部! デモムービー
『サド部!~S女に虐めヌかれ部♪~』応援中です!

ムービー制作:KIZAWA Studio
『SMしよう♥』(作詞・作曲・編曲:吉田省吾 / 歌:天乙准花)

早速だけどこれ、絶対『イクシオン サーガ DT』のOPを意識してるよね? 歌詞は表示されるけど、実際に歌われてるのはルビふってあるものだし、SMという文字をCGで作って飛び出させるとかまんまDTだよ。基本言いたいことはそれだけなのですが、最後の出演者紹介というのにはやられますね。普段の様子からサド状態への変化。
打って変わって短いですが、本来はこの程度のコメントに収めたいと思います。


モテすぎて修羅場なオレOPムービー

ムービー制作:?
『奇想天外!エブリデイ!』(作詞・作曲:yozuca* / 編曲:lotta / 歌:Prico)

「開始当初から四股」という、あまりみないような面白い設定のゲームだけあってムービーも一風変わってる。主人公らしき人型がヒロインからずっと逃げ続けるとかあんまない。
このムービーは非常にわかりやすく、0:22まででゲームの説明が完了してしまっている。『モテすぎて修羅場なオレ』というタイトル、それぞれのヒロインから「スキ」と言われそれをカウントしていく様子、追い掛け回される主人公、そして「4人の女の子と関係をもった困ったクズ」。これだけ言われればどんな設定で、どんな話かすぐわかります。しかし、HPを見たところこの主人公本当にクズですね。
ただちょっと気になるのはキャラクターのアニメーション。同じ絵の同じアニメーションが何度か使われてるので、ちょっと気になる。どこか減らせなかったのかなあ。タイトルが出てくるところは削っても問題ないと思うんだけど。
スロット描写があるのだけは、本当にさっぱりなんですが、なんでなんでしょう?


しろのぴかぴかお星さま オープニングムービー
しろのぴかぴかお星さま応援中!

ムービー制作:?
『ぴかぴかお星さま』(作詞・歌:オリヒメヨゾラ / 作曲:樋口秀樹)

触手さんがこんな可愛いゲームの主題歌を可愛いく歌う日がくるなんて……って言うことは置いておいて、作詞もオリヒメさんなのです。歌詞の『永遠のダンス踊りましょう』というフレーズはゲーム自体のキャッチコピーにもなっています。それだけゲームを上手く言い表せているのでしょうね。もしかしたら最後のCGは、そこから派生して描かれたのでしょうか?
曲自体にSEらしきものが付いている部分もあるのですが、鐘や虹のSEはムービーの際に付け足されたものです。これが妙に馴染んでいる。
すごく優しさを感じるムービーとなっています。雰囲気は具体的な作品名は出せないまでも、ディズニー+優しさというよくわからない表現にまとまります。一番最後の皆で手をつないで輪となっている絵なんて、下手な作品ならばあれで泣けそうです。激しい動きはほぼなく、転換も基本的にすべて四角を使ったものとなっています。これだけ優しげなムービーならば、最初のエロい絵は抜いても良かったとも思うけど、一回目はそれがエロい絵だと全く気が付かなかったのも事実。エロい絵が完璧に雰囲気に溶けこんでる。上のSEに関してもそうなのですが、案外このムービーは懐が深いのかもしれないです。


突然怪人兼事務員の俺が魔法少女達を堕とす話 魔法天使エンジェルセイバーVS悪の組織デスブランド
突怪3バナー

ムービー制作:N氏
『侵喰のaffaire』(作詞:ayumi. / 作曲:柳英一朗 / 歌:Astilbe x arendsii)

タイトルがなげえ! そして、岡田斗司夫さんの講演会とかなんかよくわからんものもついてきてる! 歌ってるのこれO(ry Ayumi.さんですよね!
と、曲は結構前に公開され、私はP.C.M Live!で生で聞いたこともあるので、OP映像つくのを楽しみにしていました。イントロとアウトロが特徴的なので、ここをどう処理してくるのかと思ったら、最初はショッカーみたいな下っ端らしきキャラが「イーッ!」なポーズをしていくのを次々映し、後半はエロシーンを次々、ラストは敵幹部らしきものを次々。ココらへんは期待に違わずいいものを見せてくれました。ただ、それ以外の部分は基本普通の変身系をやっていくだけなんで新鮮味はなかったです。音楽にもっと合っていたらまた違ったと思うんですけど。
エロシーン(黒々とした処理が施された画面)から白い光を見つけたと思ったら、それは手術台というのはこのゲームのダークさを表してると思います。タイトルが出るときの、よくわからんキャラの動き方もなんだか面白くて、(詩の魅力に助けられてるとはいえ)結構好きな部類のムービーではあるんですけどね。


『魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~』OPデモムービー
「魔導巧殻 闇の月女神は導国で詠う」応援中!

ムービー制作:yokota、創作屋(アニメ)
『月女神の詠唱~アリア~』(作詞・歌:オリヒメヨゾラ / 作曲:Shihori / 編曲:ケニーK)

まず気になったのは、スタッフクレジットが全てアルファベットなこと。キャラ紹介では普通に日本語なので、アルファベット部分は内容に関わる部分との差別化でしょう。文字が消える際も光の粉となっていき画面を豪華にしていくのも無駄がなく好きです。
一番初めに地面に投げ出された一振りの剣を見せておいて、そこに映るドラゴン、全てを覆い尽くす戦闘船と順に映していくのは、世界観を強調するのに役だってます。
アニメに関してなのですが……こういうタイプのアニメはいらないんじゃないかな……。特に1:17からのアニメ。棒立ちで、ただ手を振り上げるだけって……勢いもなにもあったもんじゃない……。これはアニメにして何を見せたかったんだろう。キャラの魅力? 緩急を付けたかった?


end sleep デモムービー
end sleepバナーでかいな……

ムービー制作:KIZAWA Studio
『おとしもの』(作詩・歌:緑坂亜綾 / 作曲:大久保潤)

館ものということが一発で伝わってきますね。静謐な空気に、平穏を切り裂く鮮血。それでも冷たさを纏った空気は揺らぐことがない。
キャラクターの立ち位置が『役割』でしかないと、キャッチーな内容から入ってきます(エロゲーとしてゃキャチ-ではないけど、ミステリ的にはキャッチー)。それを、操り人形という型で映像にしたのは、安直にも思えるけど効果的ではあります。
どうしても気になってしまうカットが0:58です。ここはピアノの前にキャラクターは消さずに、画面移動でキャラを右側にまで持って行って、左にキャラを表示させる……という感覚が消えないんですね。もしくは、カメラをピアノの前のキャラクターにまで合わせて簡単な動作をさせる。あのピアノの前に座る絵から、キャラのみの絵にするのにどうしても違和感があります。

虚ノ少女
Innocent Greyが贈るサイコミステリィAVG第6弾「虚ノ少女」2013年2月8日発売!

ムービー制作:癸乙夜(Mju:z)
『月の虚』(作詞:六浦館 / 作曲:MANYO / 歌:霜月はるか)

Innocent Greyが送る殻ノ少女シリーズ第二作目である虚ノ少女のOP。前作である殻ノ少女のOPも素晴らしいものでしたが、こちらも前作を意識しつつ新たな要素を加えてきた素晴らしいムービーに仕上がってます。前作が白を基調に動きを極力排除したとも思える、その静けさを前面に押し出した芸術的とも言えるムービーでした。そして、今回は黒と赤という強い色を全体的に使ってきています。背景を次々と見せていく演出は、画面の変化として大きいものの、フィルタのようにキャラクターを置いたり、着物の模様(?)を通して見せたりすることもあり、派手に見えないように雰囲気を壊さない演出になっています。

このムービーの中で一番特徴のある演出といえば、ムービーの初めにある水に絵の具を垂らしたようなものでしょう。花が咲いていくようにも、爆炎が立ち昇るようにも見えます。そして、それをただ眺めているキャラクター。これは反転のイメージが込められているように感じました(水面を空中からではなく、水中から見ているよう)。それを表すかのようにタイトルが出る時には色が反転して現れます。今回のムービーの色が黒というのも、前作の白を反転させたと考えると納得できます。初めに「水に絵の具を垂らした」という表現をしましたが、ここでは絵の具ではなく確実に血でしょう。血が垂れるという描写は1:10秒あたりで出てきます。血の花の隣に立つキャラクターは反転した世界で、死を見つめているのでしょうか。

個人的に好きなのが、『月の虚』というタイトルが出てくる少し前の2カット。水に落ちてしまった蝶へと手を伸ばすというものと、卵から青い鳥が生まれ飛び放っているものです。前から言っていることなのですが、『手』だけを映したカットというのは強い意味を持つというのが持論です。手を映すだけで、優しさだって、怒りだって、人の表情と同じぐらいに多くのことを表すことが出来る。手を伸ばすという行為で言えば、何らかの強い意思を持っていることが現れている。ここでは、蝶へと両手を伸ばしている。水に落ちた蝶をすくい上げようとしているようにも見えるが、自分にはあの手は人の首を締めるかのように蝶への死の誘いにしか見えない。違う意味での救いを与えようとする手だった。このムービー自体は死の匂いが香ってきますが、死そのものが与えられようとする瞬間はこのカットだけです。そして、青い鳥。青い鳥といえば当然のように幸せの青い鳥ですね。その意味までは探れないものの、このムービーにおける「青」はここ一箇所だけなので当然目立ちます。

それにしても、Innocent Greyの絵は一枚一枚がその作品世界を表しているほどの雰囲気を持っています。絵を見ただけで、和風、昭和、田舎などの情報がハッキリと伝わってきます。一瞬しか出てこない絵も、シルエットですら、強く印象に残る。素材的には一級品と思います。唇のアップなんて本当に引きこまれそうなほどじゃないですか。これだけの素材をそのまま見せるのではなく、加工して見せているというのもまた贅沢。ダークさを纏い静けさを持ったムービーが好きという人には絶対見ておいたほうがいいものですね。

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2012-12-25(Tue)

2012年 美少女ゲームムービー10選

※この記事は18歳以上の方向けのものとなっています。

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本題に入る前に一つ宣伝。いまじならっく様で現在2012年のムービーランキングが開催されています。もし良ければ投票よろしくお願いします。自分はもう済ませました。
余談ですが、去年はほとんどのムービーを知らずに見ていたから楽しめたけど、今年はある程度のムービーを見て、自分の中で格付けができている中で経緯を見ているから不満がちょくちょく出てくる。その不満に意味は無いと知っていても不満は不満なのであった。楽しむだけなら「へぇ、こんなムービーがあったのか」という状態だろうな……。格言っぽく言うと『詳しいものにつていのランキングは見るな!』←元も子もない
いや、このあとに自分の評価基準を記述するんですが、他の人とランキングが違うっていうのは単純に評価基準が違うからなんですよね。ケーキと煎餅どっちが好きよって時に甘いモノが好きなのか、塩っけのあるものが好きなのかとかそういう問題なんですよ。それと、問題は知っているかってことぐらいです。


そして、ここからが本題。自分の中の2012年のムービー(美少女PCゲームに用いられている動画で2011/12/11~2012/12/10までの期間に公開されたもの)を10本選びました(ランキングでない)。これは美少女ゲームランキングと合わせるためにそうしました。今年まだ発売してないゲームも含まれますし、去年に公開されたムービーも含まれます。
ちなみに有名作品のムービーは下の方に置いてます。知名度が高い作品はこの記事を見る人も知っている可能性が高いので、それだとつまらない感じがしてね。上記の理由より、動画を並べるだけだと動画をよく見てる人にはなんの意味もないものになりかねないから、その動画に対してのコメントはできるだけ書きたい……のだけど……


自分の10選の前に評価基準を明確にしておきます。ムービー自体の評価と音楽の評価はおおよそ7:3から8:2。ムービー評ということもあり、音楽の影響はムービー自体よりは下としています。もともとムービーは作品の宣伝のためにあるという部分が大きいので、本来作品との関係も取り上げておかなければ行けないのでしょうけど、問題となってくるのは自分がやった作品が一つを除き全くないということです……(土下座)。体験版をプレイした作品もあるんですが、途中で展開が変わるタイプの作品の場合はどうしようもないですよ……。これでは作品の雰囲気を表現できているのかどうかなどは判断のしようがない……。なので、作品とムービーの関係については建前上評価基準から外してます。ただし、コメントでは作品のことについても触れまくってます。それと、独特なムービーほど選ばれや安くなってると思います。

動画を貼りまくってるので、重くなっています。その部分注意して続きからどうぞ。

【関連記事】
梟が勝手に決める2012年エロゲムービーランキング(くたばりかけの梟は何を観る)
2012年マイベストエロゲムービー(ErogeTrailersブログ)
2012年で気になった美少女ゲームムービーリスト(てきとうなもの)
「美少女ゲームムービーランキング 2012」投票メモ(自分空間)
2012年の個人的ベストムービー(これが私の人生観!)
伊頼の選ぶ2012年 美少女ゲームOP/demoムービーBEST(いまじならっく) このエントリーをはてなブックマークに追加




『はるまで、くるる。』 OpeningMovie

ムービー制作:sleepwalker
『春の陽』(作詞・歌:華憐 / 作曲:電気)

今年一番のムービーと自信を持って薦める『はるまで、くるる。』OPです。一目見た時から惚れました……と言いたいところだけど、実際はそうではなかったり。一番にふさわしく、一番見返し、更にこの記事を作るために再生回数がより増えていく……。これについてはめっちゃ語りたいんで文章長めで、これ単体で記事作れる程度に……。(これを一番初めに書いたら、釣られて他のムービーコメントも長くなりました……)
このムービー全体としての評価は、「妙に惹きつけられる」ということ。それと静と動がかっちりと使い分けられていること。特別なことをしているわけでもないのに、ムービーとして唯一性をまでも持っているということ。
そして、『わからない』ということ。

0:07~0:31
一番初めに表示されるのは白背景に黒文字で書かれた誰もが知っている作品からの引用文。この手法は非常に強いです。この一文がムービーの頭で表示されることで、「このゲームは一体どういうものなんだろう」という気持ちが芽生えます。なぜこの一文を選んだのか、この文が作品に関わってくるのだろうか、この文は作品を表す言葉なのだろうか、いろいろ考えが頭の中を駆け巡ります。これだけでムービーを最後まで見ようという興味がでます。
そして次に現れるのはヒロイン一人ひとりが映る一枚絵。ヒロインは普通なのに背景は朱に染まる空、鬱蒼と生い茂る森林、空と大地の境目を見渡せる屋上、飲み込まれてしまいそうな蒼穹。普段の生活の中でありえるはずの光景なのに、異質な場所とキャラクターの組み合わせに思えてしまいます。更に赤、緑、白、青とその絵全体から受ける色が全て異なるというのもポイントでしょう。そしてキャラクターの絵の間に挟まれるのは、やはり白地に黒文字で書かれた製作などの紹介文。
イントロの最後に登場するのは天をも貫くほどの高さを持った謎の白い塔。やはり間に挿入される文章。ただ製作関係の文章以外は、はピントが微妙に合っていなく、フィルムノイズも加わったものとなっている。表示される文字は『悪夢と終末のハーレム。』悪夢、終末と怖い、避けるべきものと感じる言語の後に現れるのは『ハーレム』という世の男子が憧れてしまうような、悪夢や終末に続く言葉としてはそぐわないにも程がある言葉。もうここだけで演出の勝利といえるでしょう。
ここまでで私が言いたいことがわかるかと思いますが、このムービーは『惹きつける』能力が非常に高いと思ってます。動きが少ないムービーであるのはわざとやっているのではないかと思えるほどに。動きがあればそこに目が行くけど、動きをなくすことでムービー全体を見せようとしているのではないかとまで邪推してしまいます。

0:32~0:53
ここから始まるのは普通のヒロイン紹介。個々に関しては語ることもないので飛ばします。

0:54~1:44
ここから表示される黒文字はひとつの文章を短く区切ったものになっている。それを、細かに配置するという方法は面白い。一度に表示される文章が意味有りげな文章だと、次の文章はなんだろうとムービーをしっかりと見る。そして、1:16ここにきて初めてキャラクターのいる世界と白背景に黒文字の世界が交わる。キャラが皆笑顔で集まっている中、表示されている文字は「生き続ける。」。ここがこのムービーの中でかなり力を持っていることがわかりますよね。
最後を締めくくるのはここで初めて出てくる『はるまで、くるる。』というこのゲームのタイトルロゴ。一度音楽は終わりを迎えたかに思わせておいて、タイトルロゴを出す際にはイントロでは何度も登場した悲しげなピアノ?のソロ。タイトルを印象づけるやりかたですね。ムービーの最後まで手を抜かずに見ているこちらの興味を引き出してくる姿勢にもう完敗ですよ。


製作人の情報が出てくるところでは初めに目が行くのは当然文字なのですが、それよりも目立つのが、表示される一瞬だけ動くピンク色の玉です。そして次に目が行くのは右へゆっくりと動きピンク色の玉へ近づいていく青い玉。視線を誘導させる効果も担っていると考えられる、このピンクと青の玉はそれぞれ女性と男性を表しているのでしょう。ハーレムを表すということでしょう。

何にでも言えることですが、「わからない」ということは諸刃の剣で、わからないから興味ない、わからないから興味が出る、両方があり得ます。私はこのムービーを見て、わからないから興味が出るの方に流れました。このキャラクター達は楽しんでいるのか、悲しんでいるのか、辛いのか、幸せなのか、このムービーでは一歩踏み込んだような内容は何一つわからないのです。何枚ものCGや立ち絵を使っているにもかかわらず、「はるまで、くるる。」という作品に立ち入らせてはくれないんです。そのせいもあり、なんでもない一シーンを切り取ったと思われるCGですら何か意味がある、何かが隠されているのではないかと邪推することにつながっています。

このムービーはどう本編を表しているのかが非常に気になるのですが、結局今現在までプレイできず……。ネタバレが致命的作品ということで、ネタバレを頑張って避けているので作品についてはさっぱりわからないです。もし作品をプレイしてこのムービーの真価がわかるというタイプならば、更に評価はあがることになりますね。ムービーのよさは動かすだけではないと教えてくれるものでした。

それでは一本目から長々と語りましたが、10選の続きをどうぞごゆっくり。


ティンクル☆くるせいだーす-Passion Star Stream- OPムービー
ティンクル☆くるせいだーすPSS

ムービー制作:RMG?
アニメーション:渡辺明夫
『Last Fortune』(作詞:八木沼悟志、yuki-ka / 作曲:八木沼悟志 / 編曲:八木沼悟志、Kai kawasaki / 歌:南條愛乃)

アニメーションは基本前作のものの使い回しがあるらしいですね。ゲームやってないので、そこら辺が評価にどう関わってくるのかはわかりません。前作のOPは視聴済みなのでそこに関わる部分は書いておきます。

このムービーのいいところはアニメーションがあるにも関わらず、キャラ紹介部分ではアニメーションに頼らず、アニメーションをより活かすようにムービーを構成しているという部分です。特に0:46あたりのキャラの周りを文字が回っている部分なんてかっこいいにも程がある。さらに、アニメーションをただ使うだけではなく、速度を買えたり、それとおそらくはコマ単位でタイミングをいじってないですかね? 他にもアニメーションを配置する場所によって立体感を演出してきているのも特徴かと思います。キャラクター紹介パートがきっちり作られているので、キャラの可愛さやら魅力やらが伝わってきます。

そして、このムービーは前作の「ティンクル☆くるせいだーす」のムービーと同じアニメーションを使っているため、ほぼ同じ構図を使っている部分があります。ただし、見ればわかるんですけど、受ける印象は全くといっていいほど違います。初め見た時驚きました。同じ素材を使っているにもかかわらず、どうしてそこまで違うのでしょう? 大きく違っているのは前作は普通に空を映したり、建物を映したりしていますが、今作ではそういうものは一切排除しています。このデジタルな空間にはキャラクターと文字以外存在していないんです。このデジタルな空間を更に引き立たせるのは、デジタルなサウンド。fripsideの曲がこのムービーを引き立たせています。
同じ素材を使いながら全く別のイメージを提供してくるというのは他に例を見ない。今年発売したゲームに超電激ストライカーというゲームがあったのだが、このOPはいい出来でした。ただし、前作である電激ストライカーがなかった場合は、だ。前作と同じ素材を使っているため、似たような構図が生まれ、二番煎じのようなムービーになってしまっていたのです。だからよりこのムービーの凄さがわかります。

個人的残念なことに新規のキャラクターと思われる部分にはアニメーションがついていないんです。こういう部分は全部揃っていたほうが好きです。たとえるならば戦隊物での追加戦士の扱いです。追加戦士は基本変身アイテムも基本武器ももともといた戦士と違います。それが自分には調和を乱しているように見えてしまうんですよね。だから追加戦士という存在自体にはわくわくしても、追加戦士はあんまり好きじゃないんです。同時に二人組で追加戦士が出てくる場合はその限りじゃないんですけどね。


『彼女と俺と恋人と。』オープニングムービー
PULLTOP LATTEデビュー作『彼女と俺と恋人と。』

ムービー制作:はらだ
『シアワセ定義』(作詞・歌:Duca / 作編曲:ANZIE)

清楚ということばがここにはあった……清楚は死んでなかったんだ!(涙
この作品の絵自体が清楚っぽさを持ってるというのはあるんですが、それよりも『白』という色の使い方の美しいこと美しいこと。こんな『白』の使い方をされちゃあいちころですよ。

二つの椅子が並び、白いカーテンが風を受けて揺らめいている光景は、新しい生活を感じさせます。
ヒロインが白い息とともにカットインしてくるシーンは冬の空気が乾いた朝という感じですね。そして、出てくる朝のコーヒーという形。玄関には管理人のお姉さんが箒を持って立っている。ただ、この流れだと後半にいきなり夜のシーンが一つだけでてくるんですよね。ここは時の流れをやってくれればよかったようにも思います。

タイトルロゴにも含まれている鍵が、初めは二本、次に現れる時が三本。並んでいるコーヒーも一杯から三杯へと増えていきます。これでこのゲームが三人の関係性が重要視されるとわかるのですが、主人公とアップで最初に出てきたヒロインと……後一人は誰?ということになってしまいます。後半のベッドに三人で並んでいるシーン、最初のヒロインと同じ時に名前のテロップが出ることから想像はできるのですが、このムービーだとあのキャラクターが重要キャラだということが全くといっていいほどわからない。

他の不満点を言うのならば、特に1:00あたりのヒロインが卵焼きを箸で持ち上げているシーン。ここでヒロインの腕が動いているのですが、ここに違和感。おそらく肩が動かずに手の方だけが動いているということに違和感を持っているんだと思います。こういう静止画をパーツで動かすシーンというのは元々が静止画なだけに無理が出やすいです。普通ならば動いているシーンをじっくり見せるということがあまりないので、気にせず見れるのですが、ここまでゆったりと見せられると何かが変だという意識が頭の片隅に生まれてしまいます。ただ、そんな危険性を犯しても静けさを保ちつつ動かしてくる姿勢は好きです。実際他のシーンでも動いているのですが、そちらでは違和感はあまりなかったです。

結構不満点を上げましたけど、それでも好きなムービーです。この『白』は本当に好き。だからこれがもうちょっと作品を意識した作りになってくれると……


アステリズム プロモーションムービー
姉さんに恋をして、姉さんも恋をして、姉さんと恋をした。 アステリズム 応援中!


ムービー制作:sleepwalker
『Starry Rain』(作詞:はづき / 作編曲:Taishi / 歌:みとせのりこ)

他のムービーと違いOPなどではなく、プロモーションムービーとなります。なので前半部分にはセリフが入っていたり、流れているのがBGMだったりします。

前半部分では何かの機械の中にいるところから始まります。プラネタリウムのようにも見えますが、作品をやるとこれはタイムマシンということがわかります。ここでは流れるBGMも相まって幻想的とも言える雰囲気に包まれています。そして謎の演出とともに現れる主人公。ナレーションで「やっと掴んだ幸せは だけどすぐ終りを迎えることになる」とあるように、流れる幸せな時は全てが色あせたものへと変わってしまっている。ここで感じていた幻想的な雰囲気というものが、悲しさからくるものであることがわかります。

「姉を取り戻したくはないか?」その文から、曲も雰囲気も時代も変わる。出てくるのは若いころのヒロイン(若いころという言葉だと語弊がありますが、少し若いとかだと面倒な表現ですよね)。向き合い、見つめ合う構図から時は戻り、現代のヒロインとの見つめ合い。この見つめ合うという構図は1章のOPで効果的な演出とともに使われているので、余裕があればチェックしてみても面白いですよ。そちらの制作はKIZAWA Studioです。踏み出す足はいいカット。ここからはもうヒロインとの過ごした時間は過去の過ぎ去ったものではなく、確かにあった色褪せずに残り続けるものとして描かれます。

最後に出てくるのはタイムマシン。その幻想的な雰囲気な雰囲気に包まれた中、『アステリズム』というこの作品のタイトルロゴが映し出される。ここで、『アステリズム』という作品のロゴにある天球儀のようなものが今画面に写っているものだと気が付かされる。例えこれがタイムマシンだということを知らなくても、自然にこの機械が何か重要な装置であるということがここで強調されています。

このムービーを見るだけでなんとなくこれがタイムスリップものであるということはわかりますよね。そして、使われている曲が2章のものであるということも、テロップを見ればわかります。どうしてこのムービーでは2章の曲が使われているかというと、おそらくは物語が本格的に動き出すのが2章からだからです(やってないけど)。
プロモーションムービーがこの形となったのにはもうひとつ理由があると推測できます。アステリズムが発売した現在も、公開されているムービーは一章のOPと、このプロモの二つだけなのです。そして、一章のOPは甘い感じの雰囲気を伝えています。ただ当然アステリズムは甘いだけの作品ではありません。それを表すためにもこのプロモがこのようなシリアスさを前面に押し出すという形になったのでしょう。

ちょっと脱線するのですが、ここぐらいでしか言うことができないのでここで書いておきます。作品の話にもなるのですが、このアステリズムという作品はキャッチコピーが非常に上手い。ハッキリ言って今年一番だと思っています。作品全体に付けられた「姉さんに恋をして、姉さんも恋をして、姉さんと恋をした」……圧倒的です。3つの文から3つの時代とそれぞれをも表しているんだと思います。このムービー内の「なくした人を追いかける青年と なくした人を待ち続ける少女との これは一途な恋物語」というのも上手い。こういうキャッチコピーが上手く、ムービー内に出てくると興味を惹かれますね。

このムービーの制作は『はるまで、くるる。』と同じsleepwalkerさんです。今回sleepwalker制作のムービーをいくつか見返したのですが、動きが少ないのに魅せてくるところですね。素材を大胆に加工したり、動かしたりしないで、そのままを見せてくる。なのに惹きつけられます。ということは、コンテが上手いんでしょうか? 文字演出が上手いというのもあるかもしれません。静かな落ち着きのあるものが得意そうですが、『はるまで、くるる。』のような不思議な魅力を持ったムービーも作ってくる。注目していきたい制作ということには間違い無いです。


処女と魔王とタクティクス~魔王争奪戦~
ムービー制作:N氏
『世界統べるチカラGettin'』(作詞・作曲:磯村カイ / 歌:小倉結衣)

今年No.1馬鹿ムービー。これは初め見た時からめっちゃ笑わせてもらってる。ハッキリ言ってそれが全て。それでコメント終わりにしてもいいんだけど、他書きすぎてるのでそれに合わせる感じでコメント書いてきます。これに関してはコメント全く読まなくていいからムービー見て、それが全てだから。

この作品はファンディスクなのですが、前半の小倉結衣さん演じるキャラクターが前作のあらすじを解説してくれます。そしてムービー、後半の作品自体の解説へと移ります。こんな形式のムービーは見たことなかったんですけど、これはファンディスクの宣伝には有効なのかもしれません。前作のことも今作のこともちゃんとわかってしまいます。というか、ムービー自体プロモーションの役割を担っているので、これほどまでに作品のことを詳しくかつわかりやすく知れる時点で勝ちなんじゃないでしょうか? この手法が使えるのはノリがいい作品だけでしょうけど、こういう方法があるということを頭においておいて方がいいと思います。本来ならば口頭で説明するなんてのは、映像としては負けなんでしょうけど、このムービー見たら考えは変わりますよ。

ここからは語りの部分と通常のムービー部分に分けて話していきます。まず語りの部分です。先ほど言ったように語られるのは作品のあらすじです。そして、それに合わせて後ろではキャラクターの絵だとかが映されます。ただ、この時点でもうネタっぽく目に黒線入っていたり、矢印で主人公の移動を表していたりで自由すぎる。いきなり跳んで最後にはギャグアニメとかでお馴染みな円を小さくしていって、視線を一箇所に誘導する方法もとってます。最後に出てくるのがキャラがとても多いパッケージ絵だからでしょうね。適当なお遊びムービーかとおもいきやそういう部分にも気を使っている、ちゃんとしたムービーであることがわかります。
ところで、背景のナルトにはなんか意味あるんですかね???

ムービー部分へ。このムービー部分も作品を説明してるんですよね。さらには歌詞も説明になってます。ここまで作品を説明しまくるムービーはあっただろうか? いやない(反語)
このムービーの目玉は歌詞で武器名とか言っちゃうところでしょう。ガオガイガーの「ディバインディングドライバー!」みたいな感じで。こんな昔の熱いアニメで使われていたような、今使ったらダサイとか言われそうなことを普通にやって来ちゃってますが、ネタっぽいので何やってもOKという勢いなんでしょう。実際このムービーには驚くほど合っちゃってます。

このムービーは曲だけでも楽しめるものだったのに、映像までつけて面白くしちゃった制作陣に完敗。これ知ってからは楽しくて楽しくてリピートが止まリませんでしたからね。ちなみに私はこれで小倉結衣さんが好きになりました!(笑)
それでは最後に……
諸君、私は早口が好きだ。諸君、私は早口が好きだ。諸君、私は早口が大好きだ!
アニメで、映画で、美少女ゲームで、この地上に存在するすべての早口が大好きだ!(以下略


『らぶらぼ』OPデモムービー
ll_bunner46895.png

ムービー制作:はなよめ映像事務所(四谷亀吉)
『LvLb』(主題歌:民安★ROCK)

今年デビューしたメーカーであるboleroの処女作です。処女作として結構評価が高かったと記憶してます。萌え絵でドエロなことをがブランドの方針だそうです。ちなみに私は小日向ひなたが非常にエロいと思います。ひなた目当てに買おうか迷いましたよ。あとこの作品のいいところは非常に軽い(処理的に)。今使っている一つ前のボロPCでもサクサク動くというのは好感度高めでした。

本題のムービーですが、スタッフの高校時代の同級生という繋がりにより「はなよめ映像事務所」という普段美少女ゲームを作っていないところが作ることになったそうです。だからなのかわかりませんが、いろいろ特徴的なものになってます。特徴的な部分の一つ目に、多くの演出が取り入れられていることです。普通ならば矢印の演出だったり、○の演出だったり、そういう演出を最初から最後まで使うことで統一感をだしていますが、これはもうあるものは全て使えと言わんばかりにいろいろやってきます。サイコロ、縞々、矢印、ノート(パラパラ漫画)、CGによるドミノ、地図、カメラ回し、黒板とここまで多くの要素を使っているムービーはないんじゃないでしょうか。そして、多くの色を使ってい、結構きつめな色も使っている。それなのにこのムービーはごちゃごちゃしているとかそんな感想を全く抱かないのがすごい。

歌とムービーの融合についてもグッド。タイトルからもわかるように、作品がSMを題材にしています。けれど、この民安★ROCKの曲を聞けばそんなハードなプレイをするような作品ではないということがすぐわかる。途中に入る「らぶらぼ」という部分も映像では、キャラクター+タイトル一文字を次々見せてく演出ですね。これと同じ演出だと最近「ないしょのないしょ」がありましたね。あっちは卑怯なまでに良い演出でした。また、最後の「『ちょう』どいい 『きょう』もきっと 『せい』じつに 『よく』ばって 『S』すこしだけ 『M』まにあっく」の部分なんて歌詞の上手さもあれば、それを殺さないように合わせた動きなんて……好きですよ。

画面を変化させる時に使うのが手錠だったり、パラパラ漫画的なシーンで使われているものがノートだったり、こまかな部分も作品にあわせて来てますね。SM部分と学生部分が両方ムービーにあらわれてます。こういう細かさもいいムービーの秘訣なんでしょうかね?
CGの教室でカメラをグリグリ回すところだったり、最後の校庭でヒロイン達がいるところへカメラを急接近させるところとか見終わった後も強烈に頭に残るよ。校庭の部分なんて、かなり適当なCGになってるんだけど、それを勢いで隠しきっちゃってる。見返すときは木に注目してみるといいですよ。

一つ上であげた処女と魔王とタクティクス~魔王争奪戦~とは違う意味で楽しいムービーになってます。とりあえず、画面の変化を楽しんで見ていけるムービーですね。曲がいいと思ったら是非民安★ROCKが担当している他のムービーを見たり(シュガスパ2、よついろ☆パッショナート!とか)、ライブに来たりしてください。「LvLb」をライブでやると、みんなで「らぶらぼ!」って大声出したりで楽しいですよ。


すぴぱら - Alice the magical conductor. STORY#01 Spring Has Come ! demo movie
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アニメーション:中島裕一、sata、yukune.、ゆうろ、BoCuden、結城辰也
『Magical Happy Show!』(作詞:酒井伸和 / 作詞・編曲:天門 / 歌:Machico)
高画質のムービーはminoriのオフィシャルウェブサイト(http://www.minori.ph/)にあります。

ムービーに力を入れるメーカーといえばここ。美少女ゲームに詳しくない人に「美少女ゲームで高クオリティのムービーといえば?」と聞いたらほぼ確実にここの作品が返ってくるレベル。私が初め見たのは主題歌発売イベントの時でした。その時の感想としては、「すごく楽しいムービー」という言葉に集約されます。minoriのムービーで一番好きなのはef - the latter tale.なんですが、好きな理由としてひとつの作品として完成されているという部分があります。作品世界を存分に表し、物語を構成し、芸術的な美しさを持って語りかけてくる。ムービーだけで完結している感があるというのはプロモ的にはどうなのかとも思いますが、前後の語りの部分でそれは補えているでしょう。そして、この「すぴぱら」のムービーです。これはefの時とは違ってキャラクターに焦点を当てているムービーになっていますね。初めにやラクターが生活する町を見せた後は、朝起きてから登校、授業、食事、帰宅の流れ。作品自体もキャラクターがいて、そして物語があるというタイプなのでこのムービーの作り方は納得です。だからなのか、主人公の姿が全く見えません。これが作品の伏線なのか、美少女ゲームというムービーだからなのかは判断に困るところです。ちなみに鎌倉が舞台なので、それがわかるような絵がいくつも出てますね。これは生活感を出すという意味合いもあるんでしょうかね。

そして後半。魔女であるアリスの箒による荒っぽい空中散歩シーン。ここがこのムービーの最大の魅力でもあり、問題点にもなる箇所ですよね。自分の感想である「楽しい」というのはこの部分あってこそなのですが、やっぱり多少脂っぽい感じもするなって感じです。単純によく動くムービーっていうのは見ちゃうし、動きによってはそれだけで面白いんですよ。このムービーだってカメラをぐわんぐわん振ったり、飛行機やら電車やらにぶつかりそうになったり、アリスが慌ててる表情を見せたりで見るものがいっぱいあって楽しいんですよ。そして、脂っこいというのは、その見るものが多すぎて長いということ。大げさな例えを出しますが、30分アニメでずっとグリグリ動く作品を見たいと思いますか? それよりもここぞというシーンをしっかり描いてくれる作品のほうがいいはずです。それは大切なシーンが差別化されるという意味もありますし、動きまくるシーンが長いと疲れてしまうという意味もあります。

他に言うこととしては、「光の演出には慣れろ」ぐらいですか。ナレーションの部分については、いつものminoriのナレーションという感じなのでいうことはないです。このムービーに関しては面白いこといってないですね。無念。


ピュアガール
『ピュアガール』2012.9.28発売予定
ムービー制作:yo-yu
『One-Chance!!』(作詞:KOTOKO / 作編曲:藤田淳平(Elements Grden) / 歌:KOTOKO & 佐藤ひろ美)
これに関しては曲の力が強いこともあって10選入賞です。曲で言うと今年の美少女ゲームムービーで一番好きかもしれませんね。初めのうちは曲を聞くために延々とリピートしてましたから。ピュアガールのプロモではKOTOKOさんと佐藤ひろ美さんの二人という情報が出ていたので期待はしていたのですが、ここまでいい曲が来るとは思ってませんでした。B.G.M Festival!で聞けたことは今年の大切な思い出です。ちなみにこの曲のためにサントラは買ったけど、これ以外まだ全く聞いてないw

ゲームの内容が変態たちの狂騒曲的な話なのでムービーも非常に明るめ。特徴的なのはSDキャラを全体的に使っていること。始まり方もそうだし、キャラ紹介パートの画面切り替えにも利用されてます。グリザイアシリーズでSDキャラ担当をしたななかまいさんですが、このピュアガールのSD絵もコミカルで可愛いです。普通の頭身のキャラとSDキャラの両方を同じ人が描くというのはあまり見ないのですが、こうやってムービーで次々と見せられるとなんとなく統一感がとれているのがわかります。そして明るさというかポップさを演出するような動き。わかりやすいのは、0:22の演出ですね。このような演出が、SDキャラの登場、キャラの名前に関しても行われています。非常にポップな感じです。

「二度と戻らない日々だから」という歌詞とともに写真の演出へと移る。二度と戻らない過去となった日々を、写真という、その場その時を閉じ込めた道具で表現してくるのは綺麗ですね。このムービーはっちゃけてるのかとおもいきや、丁寧な作りなのも好感が持てます。それと外せないのは0:57の演出。このムービーの中で異質とも言える4人が縦4つに分割された画面に左からカットインしてくる。おそらくここは0:41との対応なんでしょう。ここがムービー全体で非常に目を引きます。実際それを見越しているのか、下に書かれている英文は「Abnormality is the fact that should be concealed , but should not be ashamed of.」というこのゲームを象徴する言葉が書かれています。

けどこれ、案外釣りムービーに属します。内容は明るいと書きましたし、それは正しいのですが、『変態』的内容というのは全く伝わってこないですよ。とある部分がおそらくは「おしっこ冷やし中華」であることは全くわからない……おしっこ冷やし中華が知りたい人は買うといいと思うよ……。想像力を働かせるならば歌詞からそれらしき雰囲気は伝わってくるんですけど、いや、わかんないですって(笑)

補足です。京都というキャラクターが出てきたかと思いますが、読み方は「かなどめ みやこ」です。ふりがなないと100%読めないですよね(笑)


グリザイア迷宮

ムービー制作:
絵コンテ/作画監督/原画:渡辺明夫
編集:URA(AC-Promenade)
『ワールドエンド』(作詞:桑島由一 / 作編曲:藤間仁(Elements Grden) / 歌:佐咲紗花)

作品自体は説明するまでもない有名作。グリザイアシリーズの二作目の迷宮になります。このムービーは曲がいいですね。さすがエレガですよ。0:47あたりで星空のようなキラキラしたメロディに変わったかと思ったら、そこからサビまではノンストップに突き進んでいきます。この曲は大音量で聞きたくなるものですよ。今年のB.G.M Festival!で生で聞くことができたのは幸せです。

このムービーのすごいところはCGから違うCGへと移る際のアクションが他のものとは段違いということです。他のムービーだとカメラを切り替えるように次へ移ったり、カットインする形で変化したりしますが、これはブロックを使って次のCGへとつなげたり、線で構成された世界を見せてから作品現実の世界を見せていく演出などがあります。これだけでこのムービーが特徴的なものに仕上がっています。特に素晴らしいのは、小さな樹から種が落ち、「World End」の文字が出て、ヒロインが走るシルエットのアニメーションが映し出される部分。ここの美しさには息を呑む。そして、種が落ちた後から花を使った演出が始まるというのも筋道が立っています。

その後半に登場するヒロイン+花の絵はコンプティークに毎月連載されていたものです。おそらくキャラクターを表す一枚として描かれているため、一枚一枚が非常に高クオリティ。特に最後の麻子というキャラクターと桜の相性は異常だろう。明るかった画面が暗くなり夜桜となっていくのも趣がある。ここのハマった演出、これは果たしてムービー制作側からの要望はあったのかなかったのか……気になりますよ。
それと拳銃の装填をするアニメーション。装填する部分だけであのキャラがどのような立ち位置にいるキャラなのかが非常に分かりやすく伝わってきます。拳銃を撃つという派手なアクションではなく、装填という地味な動作を選択したのは確実に正解。

初見では最後のアニメーションには震えました。少年時代の主人公が壁を砕き、砕かれた場所からタイトルが再生していくということ。この迷宮では主人公の過去が明かされる。それは過去を壊し捨てた主人公の思い出を再生するというところに繋がるのかもしれないですね。いや、プレイしていないので過去を捨てたかどうかは知らないんですが、とりあえず演出としては非常に効果的と判断できます。(間違ってたら「馬鹿なやつだ」と笑えばいいさ)


虚ノ少女
Innocent Greyが贈るサイコミステリィAVG第6弾「虚ノ少女」2013年2月8日発売!

ムービー制作:癸乙夜(Mju:z)
『月の虚』(作詞:六浦館 / 作曲:MANYO / 歌:霜月はるか)

Innocent Greyが送る殻ノ少女シリーズ第二作目である虚ノ少女のOP。前作である殻ノ少女のOPも素晴らしいものでしたが、こちらも前作を意識しつつ新たな要素を加えてきた素晴らしいムービーに仕上がってます。前作が白を基調に動きを極力排除したとも思える、その静けさを前面に押し出した芸術的とも言えるムービーでした。そして、今回は黒と赤という強い色を全体的に使ってきています。背景を次々と見せていく演出は、画面の変化として大きいものの、フィルタのようにキャラクターを置いたり、着物の模様(?)を通して見せたりすることもあり、派手に見えないように雰囲気を壊さない演出になっています。

このムービーの中で一番特徴のある演出といえば、ムービーの初めにある水に絵の具を垂らしたようなものでしょう。花が咲いていくようにも、爆炎が立ち昇るようにも見えます。そして、それをただ眺めているキャラクター。これは反転のイメージが込められているように感じました(水面を空中からではなく、水中から見ているよう)。それを表すかのようにタイトルが出る時には色が反転して現れます。今回のムービーの色が黒というのも、前作の白を反転させたと考えると納得できます。初めに「水に絵の具を垂らした」という表現をしましたが、ここでは絵の具ではなく確実に血でしょう。血が垂れるという描写は1:10秒あたりで出てきます。血の花の隣に立つキャラクターは反転した世界で、死を見つめているのでしょうか。

個人的に好きなのが、『月の虚』というタイトルが出てくる少し前の2カット。水に落ちてしまった蝶へと手を伸ばすというものと、卵から青い鳥が生まれ飛び放っているものです。前から言っていることなのですが、『手』だけを映したカットというのは強い意味を持つというのが持論です。手を映すだけで、優しさだって、怒りだって、人の表情と同じぐらいに多くのことを表すことが出来る。手を伸ばすという行為で言えば、何らかの強い意思を持っていることが現れている。ここでは、蝶へと両手を伸ばしている。水に落ちた蝶をすくい上げようとしているようにも見えるが、自分にはあの手は人の首を締めるかのように蝶への死の誘いにしか見えない。違う意味での救いを与えようとする手だった。このムービー自体は死の匂いが香ってきますが、死そのものが与えられようとする瞬間はこのカットだけです。そして、青い鳥。青い鳥といえば当然のように幸せの青い鳥ですね。その意味までは探れないものの、このムービーにおける「青」はここ一箇所だけなので当然目立ちます。

それにしても、Innocent Greyの絵は一枚一枚がその作品世界を表しているほどの雰囲気を持っています。絵を見ただけで、和風、昭和、田舎などの情報がハッキリと伝わってきます。一瞬しか出てこない絵も、シルエットですら、強く印象に残る。素材的には一級品と思います。唇のアップなんて本当に引きこまれそうなほどじゃないですか。これだけの素材をそのまま見せるのではなく、加工して見せているというのもまた贅沢。ダークさを纏い静けさを持ったムービーが好きという人には絶対見ておいたほうがいいものですね。



~総評~
初めて作りましたが、コメントが想像以上に長くなってしまい大変なことに……。一言二言で負わそうかと思ったんですが、『はるまで、くるる。』のコメントが長くなったので、ほかもある程度は書かないとな、なんて思ってたら「ご覧の有様だよ!」。ひとつのムービーに対してのコメントが1000文字程度でそれが10個、さらにムービー+バナーもあるという長いにも程がある記事になってしまいました。普段はこんなに文字書かないんですけどね……調子乗ってたらこんなことに……。
ランキングという形式にしなかったのは、明確に順位つけることが出来ないからです。特に10位周辺は激戦区なので、順位をつけたとしても形だけのものになってしまいなんの意味も持たないため10選という形に落ち着きました。最後の一つを決める際にも、二つのうちどちらを入れるか迷いに迷い、迷うんだったら違うものを入れようとしてぜんぜん違うものを入れましたからね。ただし、一位は『はるまで、くるる。』ですよ!
実は他の気になったムービーにもコメントつけようかと思ったんですけど、これ以上長くするとかアホでしかないので他の機会に書きます。

この記事を書くために今年公開されたムービーをざざっと見返していたのですが、その中で気がついたことの中から一つ。ブランドロゴとタイトルロゴは大切だなあ、と。ロゴを出すのにも、ロゴ自体に何か仕掛けられているものは出し方だけで魅力的に出来てます。ただバーンと出すだけじゃなく、徐々に見せて行ったり、派手に動かして見せたり出来る。個人的には『妹が僕を狙ってる』とか気に入ってます。

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2010-10-22(Fri)

動画置場

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